十師族【じゅっしぞく】は、日本で最強の魔法師集団[Ⓝ劣-3-8]。
血縁強化による現代魔法師の強化を図った末に形成された、日本魔法界に君臨する一団[Ⓝ劣-2-266]。
日本の魔法師社会の指導的立場を担う10の家[Ⓝ㊕画集2-146]。
魔法技能師開発研究所で作り出された魔法師の家系[Ⓝ劣-12-388・389,Ⓝメ-1-125]。
「十師族」という序列は、九島烈によって確立された[Ⓝ劣-3-269]。
形式はともかく実質的には、日本国内の魔法師は現代魔法師も古式魔法師も、政府所属の魔法師も軍の魔法師も民間の魔法師も、そのすべてが十師族を頂点とする魔法師のコミュニティに所属し、その自治に従っている[Ⓝ劣-11-363]。
国内の魔法師は、国が十師族体制を通じて間接的に管理していると言える[Ⓝ劣-14-106]。
十師族内での序列は流動的[Ⓝ劣-2-266・267]。
2095年時点では、十師族の中で四葉家と七草家が最有力とされ、両家が十師族の頂点に君臨している。十文字家はそれに続く3番手とされる[Ⓝ劣-2-267,3-203]。
2097年時点においても、日本で最も力を持つ魔法師集団は四葉家および七草家で、日本魔法界の双璧とされている[Ⓝ劣-17-267]。
一方、十師族とそれ以外の人々の間には乗り越えがたい垣根ができ上がっている。それは「十師族に次ぐ(実力を有している)」と見なされている百家も、その格の差を自ら認めざるを得ないほどのものである[Ⓝ劣-2-266・267,管補]。
概要
十師族の役割
十師族は、日本魔法界のリーダーを自認する存在である[Ⓝ劣-16-40]。
ただし、リーダーではあっても支配者ではない。ゆえに、日本の魔法師に何かを強制することはそう簡単にはできないし、ペナルティを与えることもできない[Ⓝ劣-9-243]。
魔法師の利害を代表する集団であることを自認していて、政府の意向を無視できない魔法協会とは異なり、時に政治家や財界人に便宜を図り、時に自ら泥をかぶって権力者に貸しを作る代わりに魔法師の利益を追求し、不利益を阻止する。このように、十師族の活動には権力者との裏取引を常とし、非合法活動も厭わないところがある[Ⓝメ-2-91・92]。
しかし、人はひとたび非合法活動を必要悪と認めてしまうと、それを口実にして歯止めを失いがちである。それを避けるべく、十師族は相互監視の不文律を自分たちに課している。このような趣旨から、十師族同士が手を結ぶのはルール違反と言える[Ⓝメ-2-92]。
十師族という枠組みには、互いに牽制し合うことで魔法師の暴走を予防するという意味合いもある[Ⓝ劣-4-409・410]。
魔法師同士の私闘を止めるのは、十師族の義務である[Ⓝ劣-22-294]。
魔法師の人権の保護
十師族は魔法師の権利・利益を守るための組織で[Ⓝ劣-17-70,18-105,21-74,Ⓝメ-1-62,Ⓝ㊕星呼-35]、魔法師が国家権力によって使い捨てにされないための仕組みとして、日本と言う国家に口答えする為の組織として作られたものである[Ⓝ劣-21-218]。
その存在意義は、国家権力の横暴に対抗して魔法師の人権を守ることにあり[Ⓝ劣-32-106,Ⓝ㊕星呼-89]、国民の利益よりも魔法師の利益を追求している[Ⓝ劣-11-284]。
また、魔法師に人間らしい暮らしをもたらすことも、十師族の理念である[Ⓝ劣-13-105]。
十師族は魔法師が「人として生きる権利」を守る為の組織であるため、魔法師が魔法師であるというだけで迫害される危険性があるなら、十師族はそれを取り除かなければならない[Ⓝ劣-32-101]。
これに対し司波達也は「一環ではなく、(十師族は魔法師の)相互扶助システムの管理者である」と述べている[Ⓝ劣-23-232,管補]。
また、一条将輝は「十師族は魔法師の互助組織だ」と述べている[Ⓝ劣-27-191]。
権力の放棄・権勢の獲得
十師族は、決して政治の表舞台には立たず、表の権力者・高位高官には成らず、兵士や警官、行政官などとして、魔法の力を使って最前線で国を支えている[Ⓝ劣-2-267,4-406]。
表の権力を放棄する代わりに、政治の裏側で不可侵に等しい権勢を維持する、というのが十師族の基本スタンスである[Ⓝ劣-3-8]。十師族の権勢が司法当局を凌駕するのはこのためである[Ⓝ劣-2-266・267,管補]。
表舞台に立たないことを基本方針にしているため、五輪澪が国家公認戦略級魔法師(十三使徒)に名を連ねることとなった時も、十師族内部では意見の対立があった[Ⓝ劣-32-94]。
(十師族でない)日本の魔法師は地位を求めないが、これは国家に裏付けられた「公式の」権力を手にすることを十師族によって禁じられているためである[Ⓝ劣-11-371,管補]。
その代わりに、政府や軍、警察、財界などの、様々な意味で権力を持つ者に魔法のスキルを提供することで自らの存続する基盤を得ている[Ⓝ劣-11-371]。
国家に対する責務
十師族には、国家に対する責任があり[Ⓝ劣-17-35]、また国防の責務から逃げることもせず[Ⓝ劣-17-70]、社会・国家を揺るがしかねない存在に対して事に当たる[Ⓝ劣-28-128]。
十師族はその名の下で様々な便宜を享受しており、時として法の束縛すら受けず自由に振舞うことを許されている。その特権の対価として、十師族に名を連ねる者は、非常時には自分の力を役立てる義務を負っている[Ⓝ劣-7-158]。
一条剛毅は、「国家に対する責任」という観点から「魔法師の遺伝子は国の財産、国家の貴重な資源であるため、十師族の魔法師は当然近親婚は避けるべき」と考えている[Ⓝ劣-17-35・152,管補]。また、十師族には日本魔法協会に対する責任がある(詳細は不明)[Ⓝ劣-7-192]。
十師族と国防
- 十師族の各家は、北海道・沖縄・小笠原方面を除く地域を分担して監視・守護しているが、各地域を隈無く監視できるわけがなく、また魔法犯罪を全て事前に阻止できるわけもない。この分担は魔法犯罪の事後的な発見、および対処の責任分担のためのものである[Ⓝ劣-18-62,管補]。
- 十師族の当主が表立って動くには、統合軍令部の同意が必要となる。これは国法に定められていない、非公式のルール・非公式の同意だが、十師族と政府の関係を考えればこの手続きは無視できない[Ⓝ劣-18-55]。
- 佐伯広海は、国防軍内における十師族批判の最右翼として知られている。これは、国の防衛が十師族という私的な枠組みに強く依存していることに対して佐伯が危機感を感じているためである。また、佐伯がプランニングした第一〇一旅団の設立目的は「十師族に依存しない魔法戦力の確立」にある[Ⓝ劣-13-66・67,18-158]。
- 北海道方面、小笠原方面、沖縄方面は、国防軍所属の魔法師の縄張り意識が強く、十師族も簡単には手を出すことができない[Ⓝ劣-17-243]。
師族会議
師族会議とは
十師族を魔法師のリーダーと仰がない古式魔法師も、師族会議の影響力は否定できない[Ⓝ劣-17-228]。
4年に1度の師族会議の他、臨時師族会議が開催されることもある[Ⓝ劣-19-239,23-126,管補]。
オンラインで行われることもある[Ⓝ劣-19-239,23-126]。
会議においては、最年長の当主が進行役を務める不文律がある[Ⓝ劣-17-239]。
この役割は、2092年時点では九島烈が[Ⓝ劣-4-408]、2097年時点では九島真言が[Ⓝ劣-17-239]、2097年以降は二木舞衣が務めている[Ⓝ劣-17-269]。
十師族の血縁者だからといって参加できるというものではなく[Ⓝ劣-17-232]、傍聴もできないし、会議の結果も全てが公表されるわけでもない[Ⓝ劣-17-233]。
会議では「十師族は互いに対等」という理念に基づき、実際に対面する会議では円卓を用意する[Ⓝ劣-17-239]。
十師族選定会議
十師族選定会議は、4年に1度だけ行われる会議[Ⓝ劣-17-200・228]。この会議において、二十八家の中から選ばれた10の家系が、その後4年間「十師族」を名乗る。選定会議で選ばれなかった残り18の家系は「師補十八家」と呼ばれ、十師族各家を補佐する立場に回る[Ⓝ劣-3-8]。
十師族に選ばれるのは、その時代に「強力な」魔法師(「優秀な」魔法師ではない)を数多く輩出している家である。ここで言う「強さ」については、魔法力だけでなく国家に貢献する能力も問われる[Ⓝ劣-3-205,17-272]。
2095年時点での十師族は、一条家・二木家・三矢家・四葉家・五輪家・六塚家・七草家・八代家・九島家・十文字家。「一」から「十」までがきれいに揃っているがこれは偶々で、十師族という序列が生まれてから初めてのことであり、それまでは2つ3つの重複・欠番があるのが当たり前だった[Ⓝ劣-3-8・205]。
2097年2月に開かれた師族会議において、九島家が外れ七宝家が十師族入りした[Ⓝ劣-17-269・273]。
内部ルール
- 十師族の当主は(年齢差は関係なく)互いに対等である、という不文律がある[Ⓝ劣-17-52,管補]。
- 十師族は互いに対等な同盟者であって、相手の内部事情に干渉できる関係には無い[Ⓝ劣-17-38]。
各家は対等であり上下関係は無く[Ⓝ劣-17-239]、また協力相手であると同時に競争相手でもある[Ⓝ劣-19-285]。
- 十師族各家が魔法による実戦を行った場合は、規模に拘わらずこれを師族会議に報告する義務がある。これは魔法の私的濫用を牽制するために定められた措置だが、忠実に守られているとは言えない[Ⓝ劣-21-73]。
- 十師族は相互監視の不文律を自分たちに課しており、十師族同士が手を結ぶのはルール違反である[Ⓝメ-2-92]。
- 十師族は、師族会議で定められたルールに縛られている[Ⓝ劣-14-150]。
そのひとつに、「十師族は非常事態を除き、師族会議を通さず共謀・強調してはならない」という決まりがある[Ⓝ劣-14-150]。
- 十師族に欠員が生じた場合には、次の選定会議まで師族会議が選んだ補充メンバーがその務めを果たすことになっている[Ⓝ劣-17-269]。
十師族各家
十師族となり得る二十八家は、魔法師のリーダーとして必要な私的戦力を維持するため、有名になりすぎない範囲で経営者や投資家などとして活動し、資産を有している。中には表向き「地方の名士」レベルでありながら、その裏で国際的大企業を実質的に支配している例もある[Ⓝ劣-5-176]。
一条家
一条家の拠点は旧石川県・金沢市。北陸・山陰地方を監視・守護している[Ⓝ劣-17-6・237・243]。表向きの家業は、日本海の海底資源採掘会社[Ⓝ劣-5-176,17-6・29・237]。
そのプレゼンスは非常に高く、北陸から東北にかけての日本海沿岸部防衛において、国防軍を補完している。ゆえに一条家当主が動けないという状況は、十師族だけの問題ではなく、国防体制に大きな穴が空くことを意味する[Ⓝ劣-21-87]。
屋敷は、平均的な一戸建て住宅のおよそ10倍の規模を持つ大邸宅だが、住み込みの召使いやメイドといった使用人はいない[Ⓝ劣-5-177]。
二木家
二木家の拠点は旧兵庫県・芦屋市。阪神・中国地方を監視・守護している[Ⓝ劣-17-6・237・243]。表向きの家業は、複数の化学工業、食品工業会社の大株主[Ⓝ劣-17-6・237]。
三矢家
三矢家の拠点は旧神奈川県・厚木市。第三研の運用を、三日月家とともに担当している[Ⓝ劣-17-6・237・243]。国際的な小型兵器ブローカーを生業としている[Ⓝ劣-17-6・237]。
四葉家
四葉家の拠点は旧長野県・諏訪市から旧山梨県・甲府市の間にある。東海・岐阜・長野方面を監視・守護している[Ⓝ劣-17-7・243,29-102]。四葉家は、ただその魔法力のみによって、また当代における世界最強の魔法師の一人と目され、「極東の魔王」「夜の女王」の異名を持つ四葉真夜を当主に戴くことによって、七草家と並ぶ十師族の双璧と見なされている[Ⓝ劣-3-205,9-133,21-38]。
十師族の中でも別格視されている家で[Ⓝ劣-19-290,21-38]、九島烈は「四葉が強くなりすぎ、十師族の一段上に君臨する存在となっていく」ことを警戒しているが、これは「互いに牽制し合う」という十師族の役割が機能しなくなるためである[Ⓝ劣-4-409・410]。
2095年時点には「すでに十師族の中でも突出した存在」と評している[Ⓝ劣-4-410]。
五輪家
五輪家の拠点は旧愛媛県・宇和島市。四国地方を監視・守護している[Ⓝ劣-17-7・238・243]。表向きの家業は、海運会社の実質的オーナー[Ⓝ劣-17-7・238]。
五輪家は十師族の一角を占めているが、これは五輪澪という戦略級魔法師を抱えている事実に支えられている側面が強い[Ⓝ劣-8-212]。
屋敷には大勢の使用人を抱えている[Ⓝ劣-5-177]。
六塚家
六塚家の拠点は旧宮城県・仙台市。東北地方を監視・守護している[Ⓝ劣-17-7・238・243]。表向きの家業は、地熱発電所掘削会社のオーナー[Ⓝ劣-17-7・238]。
七草家
七草家の拠点は旧東京都。十文字家とともに、伊豆を含む関東地方を監視・守護している[Ⓝ劣-17-7・8・238・243]。表向きの家業は、ベンチャーキャピタル経営[Ⓝ劣-17-7・238]。
七草家は、第三研から第七研に移籍したのちに生まれた家系[Ⓝ劣-17-8]。
十師族結成当時から一度も(十師族の)枠外に落ちたことのない名門[Ⓝ劣-5-325]。
特に多数の優秀な魔法師を輩出することによって、四葉家と並ぶ十師族の双璧と見なされている[Ⓝ劣-3-205,21-38]。
十師族の秩序が定められる前に、第三研から第七研に移籍し、「三枝」から「七草」となった[Ⓝ劣-12-290]。
「十師族の中で最も社交性に富む」と言われている[Ⓝ劣-15-199]。
大勢の使用人を抱えている[Ⓝ劣-5-177]。
七宝家
七宝家の表向きの家業は投資顧問業。特に天候デリバティブの分野を専門としている[Ⓝ劣-12-287]。七宝家は、七草家への対抗心から、師補十八家の中でもとりわけ十師族の地位に執着が強いと言われている[Ⓝ劣-12-128]。
配下の魔法師は少ない[Ⓝ劣-17-269]。
2097年2月4日、十師族を降りた九島家と入れ替わりで、1日限りの十師族入りを果たした[Ⓝ劣-17-269]。
そして翌日の選定会議にて、あらためて十師族に選ばれた[Ⓝ劣-17-273]。
九島家と入れ替わりということで、九島家が担当していた地域の監視・守護にあたることになったが、手薄な七宝家では務まらないため、九島家・九鬼家・九頭見家に協力を仰いだ[Ⓝ劣-17-274・275]。
八代家
八代家の拠点は旧福岡県・福岡市。沖縄を除く九州地方を監視・守護している[Ⓝ劣-17-8・238・243]。表向きの家業は、大学の講師、および複数の通信会社の大株主[Ⓝ劣-17-8・238]。
家は、ごく平凡な木造二階建て民家[Ⓝメ-2-49]。
九島家
九島家の拠点は旧奈良県・生駒市。京都・奈良・滋賀・紀伊方面を監視・守護している[Ⓝ劣-17-8・238・243]。表向きの家業は、様々な軍需産業会社の株主・出資者・債権者[Ⓝ劣-17-8・238]。
2097年の師族会議において、周公瑾と協力関係を築いたことを追及され、表向きにはその責任を取るため(本音としては同じことをした七草家が十師族から退くことを防ぐため)、十師族の座から降りた[Ⓝ劣-17-266∼268]。
十師族を降りたのちも、他の師補十八家とは一線を画すほどに強い影響力を有している[Ⓝ劣-30-58]。
十文字家
十文字家の拠点は旧東京都・台東区・蔵前。七草家とともに、伊豆を含む関東地方を監視・守護している[Ⓝ劣-17-8・238・243,Ⓝキ-1-]。表向きの家業は、国防軍を得意先とする土木建設会社のオーナー[Ⓝ劣-17-8・238]。
備考
- 第三次世界大戦当時、および終戦後しばらくの間は、戦闘魔法師は国軍による囲い込みが世界の標準だったが、ある時期から在野の戦闘魔法師の存在も許されるようになった。十師族はその代表格である[Ⓝメ-1-151]。
- 十師族と師補十八家の苗字には「一」から「十」までの数字が入っており、これは彼らの出身である魔法技能師開発研究所で与えられたものである[Ⓝ劣-3-8・239,Ⓝメ-1-125]。
- 諸事情で「数字」を剥奪された魔法師開発研究所出身の家系も存在し、彼らは「数字落ち〈エクストラ・ナンバーズ〉」の隠語でささやかれている[Ⓝ劣-3-8,Ⓝメ-1-125]。
- 十師族は数字落ちを追放した側でなはく、むしろ国防の大義名分の下に魔法師開発研究所で弄ばれた存在であり、権力者に道具として重用(重宝)されてきた存在である[Ⓝメ-2-190・191]。
- 十師族が「実力行使」に及ぶことは、それ程珍しいことではない[Ⓝ劣-23-191]。
- 「十師族」は公職ではなく、表向きはいち民間人、いち民間組織に過ぎない[Ⓝ劣-5-174,19-252,Ⓝ㊕星呼-29]。
ゆえに十師族の仕事は公務ではなく、あくまでも私事であり、したがって十師族の仕事で学校を休む生徒を「公休」扱いすることはできないし、またすべきではない[Ⓝ劣-18-94,19-252・253]。
- 古式魔法師は、現代魔法の象徴たる十師族に対して冷ややかな感情を持っている場合がある[Ⓝ劣-4-407,15-217]。
例:風間玄信[Ⓝ劣-4-407,13-234]、伝統派[Ⓝ劣-14-,]、波多江[Ⓝ劣-15-273]、十六夜家[Ⓝメ-2-229,Ⓝキ-1-166]、など
- 人造サイキックや特戦兵などは、十師族に対して怨恨にも似た嫉妬や強い敵意を抱いている[Ⓝ劣-16-84,18-221]。
- 十師族の当主には、軍人も公務員もいない[Ⓝ劣-18-100]。
- 十師族の当主には、家族に有無を言わせない家長主義的なところがある[Ⓝ劣-11-366]。
- 三矢詩奈のように人恋しい性格は、十師族の人間としては珍しい[Ⓝ劣-21-156]。
- 日本魔法協会には、十師族専用の秘密回線が通っている。この回線を使うと、国防会議の極秘情報さえ入手することができる[Ⓝ劣-7-113]。
- 2097年2月5日には、十師族をターゲットとした箱根テロ事件が勃発した。この事件は首謀者である顧傑の思惑通りに日本国内の反魔法主義運動を活発化させ、魔法師と非魔法師の溝を深めることにつながった[Ⓝ劣-17-286,18-2・44・48・49・278,管推]。
各家一覧
二十八家
一条家・一色家・一之倉家・二木家・二階堂家・二瓶家・三矢家・三日月家・四葉家・五輪家・五頭家・五味家・六塚家・六角家・六郷家・六本木家・七草家・七宝家・七夕家・七瀬家・八代家・八朔家・八幡家・九島家・九鬼家・九頭見家・十文字家・十山家[Ⓝ劣-3-8・239,Ⓐ劣2-11-B]
参考:数字落ち〈エクストラ・ナンバーズ〉
一花家・仁科家・二宮家・三咲家・三宅家・五来家・七倉家・八島家・九能家・十神家[Ⓝ劣-7-237,Ⓝメ-1-125,2-189,Ⓒ優-5-120・121,Ⓐ劣2-11-B,GB来-5-5・26]