司波深雪

司波深雪/アニメ第2期4話〈来訪者編Ⅳ〉
アニメ〈来訪者編Ⅳ〉/©2019 佐島 勤/KADOKAWA/魔法科高校2製作委員会

司波深雪【しば・みゆき】は、国立魔法大学付属第一高等学校の2095年度入学生で、新入生総代[Ⓝ劣-1-15]。また、2096年度生徒会会長。

司波家の長女で、達也の妹。四葉家現当主・四葉真夜の姪。

この世のものとは思えない美貌の持ち主。

自身の行動基準の中心にあるのは達也であり、ある事情から「自分の全ては達也のもの」だと思うようになった。

長い間、四葉家次期当主の筆頭候補と言われていたが、2097年元旦に正式に次期当主に指名された。
同時に、真夜の策略で「達也の妹ではなく従妹」として正式に公表され、達也と婚約した。

生没年 2080年3月25日(月)~
体型 2092年 153cm/ーkg[GB-追憶編-3]
2095年 160cm/49kg[全テ-008]
2096年 162cm/49kg[GB-来訪者編-3]
二つ名 スノークイーン深雪様[Ⓝ劣-5-356]
雪姫[Ⓝメ-3-232]
家系 四葉家司波家
家族 司波龍郎(父)
司波深夜(母)
司波小百合(義母)
四葉真夜(叔母)
司波達也(兄;2097年1月1日以降は戸籍上は従兄)
所属等 四葉家
 次期当主候補(不明~)
 次期当主(2097年1月1日~)
 達也のミストレス(不明~2096年12月31日?)
 達也の婚約者(2097年1月1日~)

私立東京成青中学校(2092年4月~2095年3月)[Ⓝ㊕同窓-,GB-追憶編-3]
 1年1組/2年?組/3年?組[Ⓝ㊕同窓-]

第一高校(2095年4月~2098年3月)
 1年A組(一科),2年A組(一科),3年A組(一科)
 生徒会書記(2095年4月~9月)
 生徒会副会長(2095年10月~2096年9月)
 生徒会会長(2096年10月~2097年9月)

国立魔法大学(2098年4月~)

メイジアン・カンパニー
 理事長(2100年4月26日~)

技能 ニブルヘイム
氷炎地獄〈インフェルノ〉
コキュートス
術式凍結〈フリーズ・グラム〉
氷河期〈グレイシャル・エイジ〉
アイシィソーン など
装備 携帯端末形態汎用型CAD
完全思考操作型CAD対応円環形汎用型CAD など
CV 早見沙織

体格・容姿

身長160cm、体重49kg[全テ-008]

女性らしい体型でウェストは細い[全テ-008]

人の目を惹かずにはおかない、十人が十人、百人が百人認めるに違いない可憐な美少女[Ⓝ劣-1-16]

肌は非常に白い。小学生の頃、友達とプールに行った際に、悪気なく「雪女みたい」と言われ、激しくショックを受けたことがある[Ⓝ劣-8-30・31]

性格

一見すると淑女であり、そうは見えないが、実際には強気で負けず嫌い[Ⓝ劣–]

沖縄海戦達也に命を救われ[Ⓝ劣–]、また達也の真価を知って以降、極度のブラコンになり[Ⓝ劣–]、達也の言うことには基本的に全て従うようになった。
ただし、達也のためであれば、達也の意志に逆らうこともある[Ⓝ劣–]

「敬愛」する達也を貶められ、不当に見下された場合などには、反論したり、激昂したりする。2095年9月の生徒会会長選挙で巻き起こしたサイオンの乱舞[Ⓝ劣–]はその究極型と言えよう。

それなりに嫉妬心も強く、達也に対して異性の目を向けられた場合にはよく柳眉を逆立てている[Ⓝ劣–]

好きなもの・趣味は、家事、着道楽、スケート[GB-来訪者編-3]
嫌いなものは人混み[GB-来訪者編-3]

魔法・戦闘技能

魔法師として非常に高い才能を持ち、高校生にしておそらく国内、ひょっとすると世界でもトップクラス[Ⓝ劣–]
四葉真夜でさえ、『流星群〈ミーティア・ライン〉』を別にすれば敵わないかもしれない[Ⓝメ-3-52]

振動減速系魔法が得意で[Ⓝ劣–]、卓越した魔法力を以て『氷炎地獄』『ニブルヘイム』等のAランク魔法を難なく行使する[Ⓝ劣–]

母の深夜から遺伝的に精神干渉系魔法を受け継いでおり、深雪の冷凍魔法はBS魔法精神干渉系『コキュートス』が物理的事象に形を変えたものである[Ⓝ劣-7-253・254]

また、2097年に『チェイン・キャスト』の技術を使って達也が創った魔法『氷河期』は、戦略級に相当する効果を示している[Ⓝ劣-31-101・171∼174・238∼242]

学力

学業成績は非常に優秀で、1年生の総合成績で不動の1位[Ⓝ劣–]

魔法理論では達也に続く2位だが、達也と名前が並んでいることを喜んでいる[Ⓝ劣–]

人間関係

光井ほのか

ほのかは、大切な友人であると同時に達也を巡るライバルであり[Ⓝ劣–]、お互いにそのことを認め合った上で友人として接している[Ⓝ劣–]

アンジェリーナ=クドウ=シールズ

リーナのことは、魔法師としてのライバルと認識しているが[Ⓝ劣–]、その他の部分では総じて友好的である。

リーナは深雪にとって対等に付き合うことができる得難い友人であり、対等の力関係と認め合っている友人であるが、それでいてぬるま湯のような心地よい関係を続けている[Ⓝメ-3-51・52]

国立魔法大学では「白百合と金の百合」などと呼ばれている[Ⓝメ–]
また、リーナは護衛として常に深雪と行動を共にしているため、特別な関係を噂されたりしている[Ⓝメ-3-166]

七草真由美

真由美とは良好な先輩・後輩関係を築いているが、2097年冒頭から真由美が達也に対して恋心に似た気持ちを抱いていることを女の勘で察知し、警戒しているらしい[Ⓝ劣–]

七草泉美

泉美からは(やや危ないほどに)熱烈に慕われており、「お姉さま」と呼ばれ心酔されているが、深雪自身はそのことに困惑している[Ⓝ劣–]

桜井水波

2096年春から新たにガーディアンとなった水波とは、基本的に良好な関係を築いているものの、しばしば達也の世話を巡る駆け引きが行われている。

別に水波が達也に好意を抱いているわけではなく、水波の「メイドとしての矜持」と、深雪の「達也のお世話をしたい」という気持ちがぶつかった結果である[Ⓝ劣–]

水波自身は、深雪のことは女子として、また魔法師として憧れの存在であるとともに、重度のブラコンであり、「自分の仕事を奪う困ったご主人さま」と認識している[Ⓝ劣–]

その他女性

エリカ美月とは良好な友人関係を築いており、エイミィスバルとも友好的な関係にある。

また、摩利鈴音あずさなどとも、良好な先輩後輩関係を築いている。

司波達也

達也に対しては、沖縄海戦時に命を救われ、またその真価を知って以来、「敬愛している」と言ってはいるが[Ⓝ劣–]、本当は敬愛などではなく異性としての愛情を抱いている[Ⓝ劣–]
長い間そのことから目を背け続けていたが、自身の次期当主継承が近付くにつれて自分を誤魔化しきれなくなり、兄である達也と結ばれないことに苦悩する[Ⓝ劣–]

しかし、2096年12月31日、達也と結ばれても問題ないことを知って達也に告白し、「今はまだ妹としてしか見れないが、努力するという」言質をとり、それを受け入れている[Ⓝ劣–]

婚約以降、達也に嫌われることを極端に恐れるようになるが[Ⓝ劣–]顧傑との一件を経て達也の自分への愛情が想像を超えたものであることを知ってからはそのような傾向は薄れたらしい[Ⓝ劣–]
また、婚約以降は、達也のことを「お兄様」ではなく「達也様」と呼ぶようになった[Ⓝ劣–]

一条将輝

将輝については他の男子同様、異性としては何の興味も持っていないが[Ⓝ劣–]、2097年1月に一条家から正式に婚約を申し入れられ、怒り狂うとともに困惑している[Ⓝ劣–]

国立魔法大学に入って3年目の2100年、将輝は「ハーレムを連れ歩く」「深雪にアプローチしているポーズをとる」など、謎めいた行動を見せていたが、吉祥寺に問い詰められて真意を明かした(理由については一条将輝の項目を参照)[Ⓝメ-3-192・206∼208]
将輝にとって深雪は「恋の対象」ではなく「崇拝の対象」とのことである[Ⓝメ-3-193]
深雪自身は、将輝が自分に向ける視線を「絵画か彫刻を鑑賞する際のものに似ていた」と評している[Ⓝメ-3-185]

その他男性

絶世の美少女であるため、ほとんどすべての男子から、そして同性からも熱い視線を日常的に向けられている[Ⓝ劣–]。ただし、本人はそれらを自然に無視する技能を身につけており、また達也以外は眼中にないため、深雪の目に留まることはない[Ⓝ劣–]

レオ幹比古とは良好な友人関係を築いており、十三束とも友好的な関係にある。

四葉家

龍郎小百合については、深夜の死後半年で再婚したことで嫌悪しており[Ⓝ劣–]、また達也の才能を貶めようとしていることに怒っている[Ⓝ劣–]
同様に、達也を貶める四葉家の分家当主や使用人のことも嫌っている[Ⓝ劣–]

まとめ

要するに、達也を認めている者には友好的に接し、そうでない者のことは嫌悪しているということである。

生い立ち

実は調整体で、達也異能に対するセーフティーネットとするために四葉家の技術を結集して造られた「完全調整体」[Ⓝ劣–]
深雪のために達也があるのではなく、達也のために深雪が存在している[Ⓝ劣–]
この世のものとは思えないほどの美貌は、この調整によって生み出されたものである[Ⓝ劣–]

達也の発生源と同じ精子・卵子から生み出されてはいるものの、調整の過程で遺伝子を操作されているため、達也との遺伝的つながりは比較的薄くなっており、達也との子供も問題なく作ることができる(真夜談)[Ⓝ劣–]
また、霊体の調整も万全であるため、光宣のように病弱になることもなく、寿命は一般人並み、もしくはそれ以上である[Ⓝ劣–]

幼少期は達也のことを、何を考えているのか分からない、最も近くにいる他人と認識していた[Ⓝ劣–]
これは、深夜が達也に対する関心を深雪に持たせないよう誘導したためのもので、もし深雪が達也に関心を持てば、達也の魔法が暴走して世界を滅ぼそうとしたときに、深雪はそれを止めきれないだろうと考えてのことである[Ⓝ劣–]
しかしその策略も、沖縄旅行での穂波の気遣い[Ⓝ劣–]、そして沖縄海戦での体験を経て失敗に終わり、達也に命を救われ「新たな体」を授かった深雪は、「自分のすべては達也のものであり、達也のために自分がある」と考え行動するようになった[Ⓝ劣–]

なお、幼少期に深夜によって、深雪は四葉家を裏切れないよう教育されている。

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