七宝家

七宝家【しっぽうけ】は、二十八家のひとつで、師補十八家の一角[Ⓝ劣-3-8,12-47・128]

現当主は七宝拓巳[Ⓝ劣-12-287]
次期当主は七宝琢磨[Ⓝ劣-12-381]

2097年2月4日の師族会議において九島家十師族の座を降りることになり、真夜の推薦で1日限りの十師族となった[Ⓝ劣-17-269]
翌2月5日の十師族選定会議で正式に十師族に選出された[Ⓝ劣-17-273]

その後、「九」の各家とともに、京都・奈良・滋賀・紀伊方面を監視・守護している[Ⓝ劣-17-8・274・275]

所在地 不明
担当地域 京都・奈良・滋賀・紀伊方面(2097年2月~)
事業・収入源 投資顧問業(天候デリバティブ)
家族構成 七宝拓巳(現当主)
拓巳の妻
七宝琢磨(長男/次期当主)
拓巳の助手
住み込みの使用人

概要

七宝家は、「対集団戦闘を念頭に置いた魔法の開発・研究」を行っていた魔法技能師開発第七研究所から生まれた家系[Ⓝ劣-17-8]

収入源・財力
投資顧問業を家業としており、特に天候デリバティブを専門としている。当主の拓巳は、国内における年次気象予測の第一人者として認められている[Ⓝ劣-12-287・288]
財力については、真夜いわく「中々のもの」[Ⓝ劣-17-269]

魔法技能
現代魔法としては例外的にCADを使用しない、七宝家固有の術式『ミリオン・エッジ』を切り札の一つとしている[Ⓝ劣-12-122・352・385]
そのせいか、七宝家は魔法工学技術を軽視する傾向がある、と技術者の間で噂されている[Ⓝ劣-12-122]

戦闘力
配下の魔法師の数は少ない[Ⓝ劣-17-269]

その他

拠点・資産

場所は不明。

拓巳の書斎には、重厚なデスクと応接セットが置かれている[Ⓝ劣-12-288]

活動

九島家九鬼家九頭見家とともに、京都・奈良・滋賀・紀伊方面を監視・守護している[Ⓝ劣-17-8・274・275]

旧第七研では、基礎理論段階から『群体制御魔法』の開発に携わっていた[Ⓝ劣-12-290]

箱根テロ事件においては、担当地域の監視強化にあたった[Ⓝ劣-18-]

2097年4月の二十八家若手会議には、琢磨が参加した[Ⓝ劣-21-264,22-2]

家庭

七宝拓巳
七宝家の現当主[Ⓝ劣-12-287]十師族に匹敵する魔法技能の持ち主[Ⓝ劣-12-288]
泉美いわく「性格は温厚」で[Ⓝ劣-12-209]真由美いわく「堅実で周到」[Ⓝ劣-12-213]達也いわく「臆病なくらいに慎重」[Ⓝ劣-12-377]真夜いわく「思慮深い」[Ⓝ劣-17-269]

拓巳の妻
存命[Ⓝ劣-12-291]

七宝琢磨
七宝家の一人息子。拓巳の長男で次期当主。2080年度生まれ。第一高校の2096年度入学生[Ⓝ劣-12-47・98・120・381,21-264]
十師族の地位に固執しており、また七草家に対して強い反感を抱いている[Ⓝ劣-12-128・289・290・366,17-271]
これに関連して、詳細は不明だが「新秩序〈ニュー・オーダー〉」の構築を目指している[Ⓝ劣-12-,SS–,]

拓巳の助手
琢磨より少し年上の青年[Ⓝ劣-12-287]

使用人
複数の使用人が住み込みで働いている[Ⓝ劣-12-287]

対外関係

当主の拓巳は、「七」の各家、および「三」の各家を除く他家とは、あまり交流してこなかった[Ⓝ劣-21-269]

七草家

七宝家は、七草家との間に因縁がある[Ⓝ劣-12-47,17-269]
七草家への対抗心から、七宝家は師補十八家の中でもとりわけ十師族の地位に執着が強い、と言われている[Ⓝ劣-12-128]

具体的には、第三研の最終実験体だった七草家が第七研に移籍したのち、七宝家が基礎理論段階から開発に携わっていた『群体制御魔法』を七草家が「つまみ食い」したことについて、琢磨は強い憤りを感じている[Ⓝ劣-12-290]

ただし、琢磨には確かにそのような面があるが、拓巳からはそのような様子は見受けられない[Ⓝ劣-12-289]
本心がどうなのかは描写がなく不明だが、少なくとも表面的には、拓巳は冷静に受け止めているように感じられる[管推]

その他

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