ムスペルスヘイムは、気体分子をプラズマに分解し、更に陽イオンと電子を強制的に分離することで高エネルギーの電磁場を作り出す領域魔法。発散・放出・移動系統複合の高等魔法。アンジェリーナ=クドウ=シールズが得意としている[Ⓝ劣-9-303,27-254,Ⓝ㊕プラズマ-36,App-2-178,㊮全テ-122,来ADW-94,SB-星呼-17,GB-劣2-2-26,3-28]。
この魔法が作用する領域内ではプラズマが舞い、文字通り「燃えた灼熱の地獄」になる[㊮星呼パンフ-31]。
名称の由来は、北欧神話に登場する世界の南の果てにある灼熱の国「ムスペルスヘイム」らしい[㊮星呼パンフ-31,GB-劣2-2-26]。
発生する事象
具体的な過程は以下のようになる[Ⓝ㊕星呼-210・211,㊮来ADW-94,管補]。
- 術者の身体から数十cmの緩衝地帯を残して、領域内の空気分子がエネルギーを与えられることなくプラズマ化する(原子核から電子が分離する)。
- 強制的に引き離された電子が元の状態(基底状態)に戻るが、このとき引き離された位置エネルギーの分だけ熱エネルギーが放出される(本来プラズマ化に必要だったエネルギーが電磁波として放射される)。
- 放出された電磁波が領域内の液体や固体、領域に接している空気に吸収され高熱に上昇する。
- 放射された熱と作用し続ける魔法によって(元の電子軌道に戻った)電子は再び引き剝がされ、また電磁波を放出して基底状態に戻るという連鎖反応で同じプロセスが繰り返される。こうして高熱のプラズマで覆われた空間が作り出される。
- プラズマ化領域を連続的に拡大していくことで、広い範囲を燃焼させることとなる。
備考
- 司波深雪と対峙したアンジェリーナ=クドウ=シールズが発動したときの様子について、「雷光瞬く炎雷の世界」「空気が燃え上がる灼熱の地獄」と表現されている[Ⓝ劣-9-303]。
- 移動系統魔法が含まれているのは、(領域魔法として)効果範囲を限定するためのものである[㊮来ADW-94,管補]。
- 使用時には電磁波遮断障壁魔法で身を守る必要がある[Ⓝ㊕プラズマ-45,App-2-187]。


