三矢家

三矢家【みつやけ】は、二十八家のひとつで、十師族の一角[Ⓝ劣-3-8・205]

現当主は三矢元[Ⓝ劣-17-6・237]
次期当主は三矢元治[Ⓝ劣-21-286,22-2・86]

魔法技能師開発第三研究所の運用を三日月家と協力して行っている[Ⓝ劣-17-6・243,21-189]

2097年2月5日の十師族選定会議で再び選出され[Ⓝ劣-17-273]、引き続き十師族の役目を担っている。

所在地 旧神奈川県 厚木市
担当地域
事業等 国際的小型兵器ブローカー
第三研の運用
家族構成 三矢元(現当主)
第1子(長女)
三矢元治(長男/次期当主)
第3子
第4子(三つ子)
第5子(三つ子)
第6子(三つ子)
三矢詩奈

厚木市(旧神奈川県)

概要

三矢家は、「魔法同時発動の最大化の研究」を行っていた魔法技能師開発第三研究所から生まれた家系[Ⓝ劣-17-6・237]

事業等

第三研の管理

現在も活発に活動し、国防軍魔法師にノウハウを提供している第三研の運用を、三日月家とともに行っている[Ⓝ劣-17-6・243]

兵器ブローカー

三矢家は、国の内外に広く情報網を張り巡らせ、国際的な小型兵器ブローカーを生業としている[Ⓝ劣-17-6・237,27-166]

兵器取引の相手を通じて海外の情報を入手しており[Ⓝ劣-18-132,30-59]、魔法師としてではなく武器商人として世界の暗部につながっている[Ⓝ劣-22-85]
それゆえ海外の軍事関係者との間に多くのパイプを持っており、国外の軍事情報に詳しい[Ⓝ劣-27-73,30-59]

有力な魔法師の家系としては例外的に、政府の暗黙の了解のもと・・・・・・・・・・・、外国勢力と交渉を取ったり、密かに国外へ出かけることも少なくない[Ⓝ劣-22-85]
そこで入手する情報は国防軍にとって有益であり、また外国の武装勢力へ密かに兵器を供給し、日本政府にとって望ましい軍事行動を促す工作窓口としても機能している[Ⓝ劣-22-85]
特に東アジア地域の情報収集で軍に貢献している[Ⓝ劣-22-211]

戦力

戦力については不明だが、「十文字家七草家と三矢家にめぼしい魔法師を取られてしまっている状態」[Ⓝ劣-21-93]という文面から、それなりの数の配下がいるものと思われる[管推]

魔法技能

複数の魔法の同時発動を得意としている[Ⓝ劣-17-6]

箱根テロ事件の際に当主のは、最大9つの魔法式を常時待機させ、最大9種類の魔法を同時に行使する魔法技術『スピードローダー』を使用している[Ⓝ劣-17-284]

各界との関係

国防軍

三矢家と国防軍の間には密接な関わりがあるが、軍の方が大きな利益を得ている[Ⓝ劣-22-85・86]
しかし三矢家は国防軍の共犯者・・・であるために、軍の意向を斟酌しなければならず、対等な関係にはなっていない[Ⓝ劣-22-86]

十山家

十山家二十八家だが十師族ではなく、二十八家内の序列では三矢家より下になる[Ⓝ劣-22-86]

しかし十山家は、国防軍の中枢と深くつながっている[Ⓝ劣-22-86・211]
そのため、国防軍の意向を斟酌しなければならない三矢家としては、十山家を疎かに扱えないどころか、多少の無理なら聞き入れなければならない[Ⓝ劣-22-86]

たとえば2097年4月15日、「司波達也をテストするための演習・・の人質役」として詩奈を貸すよう十山つかさに頼まれた際、はつかさに屈服している(三矢詩奈失踪事件[Ⓝ劣-22-89]

拠点・資産

旧神奈川県 厚木市を本拠地とする[Ⓝ劣-17-6・237]

三矢家の屋敷と第三研は、地理的に少し離れている(車で10分ちょっとの距離)[Ⓝ劣-21-189]

屋敷の中に最新式の魔法訓練施設を有しており、訓練器具の充実ぶりは魔法科高校にも劣らない[Ⓝ劣-21-189]
この施設は、三矢家の家族が優先的に使っている。使用人は遠慮して、第三研まで出かけて訓練する者が多いため、誰も使っていない時間が結構ある[Ⓝ劣-21-189]

実験設備は、少なくとも敷地内にはない[Ⓝ劣-21-176・189]

なお、達也が三矢家の屋敷を訪問する際にキャビネットを使っているが、厚木ではなく町田の駅に向かっている[Ⓝ劣-27-161]
これは「町田駅で降りてコミューターで移動した方が早い」からかもしれず、厚木市内のどのあたりに三矢家の屋敷があるのかを推測する参考になる(かもしれない)。

活動

家系・家庭

家系

詩奈には、「一番上の姉」と「三人の兄」がいる[Ⓝ劣-21-188]
詩奈と一番年が近いのは、「三つ子の兄と姉」で、8歳年上[Ⓝ劣-21-189]

三矢元
三矢家の現当主。2043年度ごろ生まれ。小柄でがっちりした初老の男性[Ⓝ劣-17-6・237]

第1子
「若手会議」という重要事項に関して相談しているのが「一番上の姉と三人の兄」という表現から、第1子は女性ではないかと思われる[Ⓝ劣-21-188,管推]

三矢元治(第2子?)
三矢家の長男で次期当主[Ⓝ劣-21-286,22-2・86]。2069年度ごろ生まれ[Ⓝ劣-22-2]

第3子
性別は不明[Ⓝ劣-21-188・189]

第4子
三つ子。性別は不明。2073年度生まれ[Ⓝ劣-21-189]

第5子
三つ子。性別は不明。2073年度生まれ[Ⓝ劣-21-189]

第6子
三つ子。性別は不明。2073年度生まれ[Ⓝ劣-21-189]

三矢詩奈
三矢家の末娘。2081年度生まれ。第一高校の2097年度入学生[Ⓝ劣-20-286,21-]
兄弟姉妹の中で一人だけ歳が離れており、そのせいか人恋しい性質[Ⓝ劣-21-35・156]
鋭敏すぎる聴覚を持っており、常時イヤーマフを付けている[Ⓝ劣-21-]
侍郎とは別の、本当の護衛がついている[Ⓝ劣-22-230]

家庭

兄弟姉妹は、長女、長男(元治)、第三子、三つ子の男女、末娘(詩奈)の7人。
詩奈は一人だけ歳が離れており(三つ子と8歳差)、そのため二十八家の公的な交流に駆り出されることは滅多にない[Ⓝ劣-20-286,21-35・156・188・189]

侍郎いわく「三矢家の家族は、詩奈のことは普段から放任気味」[Ⓝ劣-22-230]

家族の中に国防軍に奉職している者はいない[Ⓝ劣-22-204]

矢車家

矢車家は、2067年より前から三矢家と雇用関係にあり、家族ぐるみで三矢家の用心棒兼家事使用人を務めている家系[Ⓝ劣-21-40・112]

末娘の詩奈には、侍郎が「自主的に」護衛についている[Ⓝ劣-21-99・112]

侍郎の祖父[Ⓝ劣-21-41]

侍郎の祖母[Ⓝ劣-21-41]

矢車仕郎
侍郎の父[Ⓝ劣-21-40,22-198]

仕郎の妻
侍郎の母[Ⓝ劣-21-40]

侍郎の兄
魔法科高校には通わなかった[Ⓝ劣-21-40]

侍郎の姉
魔法科高校には通わなかった[Ⓝ劣-21-40]

矢車侍郎
第一高校の2097年度入学生。二科生。今時珍しい長髪の少年。詩奈を守るために魔法科高校を志望した[Ⓝ劣-21-40・41]
詩奈の「自称護衛」[Ⓝ劣-21-40・41・112・114・169]
詩奈の2日後に生まれた幼馴染。生まれたときからの付き合い[Ⓝ劣-21-40・99]
魔法の才能が無く、現代魔法師としても古式魔法師としても素質が乏しい[Ⓝ劣-21-41]

できごと

2043年度ごろ
三矢元が生まれる。

時期未詳(2067年以前)
矢車家が三矢家に仕え始める。

時期未詳
三矢家の第1子が生まれる。

2069年度ごろ
三矢元治が生まれる。

時期未詳
三矢家の第3子が生まれる。

2073年度
三矢家第4~第6子(三つ子の男女)が生まれる。

2081年度
三矢詩奈が生まれる。
その2日後、矢車侍郎が生まれる。

2097年4月
詩奈と侍郎が第一高校に入学する。

2097.04.14(日)
三矢元治二十八家若手会議に出席[Ⓝ劣-21-,22-2・102]
十山つかさ第三研を訪ね、詩奈に「演習」の人質役を依頼し、感触を確かめる[Ⓝ劣-21-294∼296]

2097.04.15(月)
十山つかさが三矢家を訪ね、「情報部の演習」に詩奈を借りる内諾を得る[Ⓝ劣-22-88・89]

2097.04.20(土)
詩奈が失踪する(三矢詩奈失踪事件[Ⓝ劣-22-197∼199]

2097.04.21(日)
エリカら・香澄らが詩奈を奪還する[Ⓝ劣-22-]

2097.07.06(土)
達也深雪が三矢家を訪問し、ミッドウェー軍事刑務所およびパールアンドハーミーズ基地の情報を入手する[Ⓝ劣-27-161∼167]

時期未詳
三矢家が、達也のプラン(ミッドウェー軍事刑務所襲撃事件)について佐伯広海にリークする[Ⓝ劣-27-171,29-34・53]

2100.04.26(月)
四葉家が三矢家の身辺(官僚との金銭的授受)について調査を開始する[Ⓝメ-1-64]

その他

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