アニメ第3期考㉔ ‐ 第10話感想②〈時系列・脚本編〉

作品考察
©2023 佐島勤/KADOKAWA/魔法科高校3製作委員会

〈古都内乱編Ⅱ〉の感想②です。

原作のネタバレがあるのでご注意ください。

また、以後に添付する画像のクレジットは、特に注記が無いものは、「©2023 佐島勤/KADOKAWA/魔法科高校3製作委員会」です。

概要

時系列比較の全体像はこちら。

時系列移動はほぼ皆無ですね。

カットされたのは、主に設定系のシーン。

  • 九島家に与えられた役目や九島邸の要塞っぷり、
  • 古式魔法師の歴史や伝統派の話、
  • 管狐に関する会話、
  • 拘束した伝統派の国防軍における扱い、
  • 伝統派に関する吉田家の立場、
  • 「七倉」数字落ちエクストラとなった理由、

の6点だろうか?

カットされた中で個人的に見たかったシーンは、

  • スポンサーに関する九島烈司波達也の会話、
  • トーラス・シルバーを絶賛する九島光宣
  • 管狐に関する会話、
  • 九重八雲の弟子による伝統派の魔法師005の拘束、
  • 伝統派に関する吉田家の立場の話、
  • 想子波の識別に自信満々な吉田幹比古
  • わざと数字落ちエクストラの話をしていた名倉三郎が「間」を狂わされてしまう瞬間、、、

……うん、挙げていくとキリがないな!笑

鴨野甲の再登場や森崎家の仕事については、さすがにサイドストーリーすぎるし、カットされても仕方ないかなって。

本編

アヴァン

第10話のアヴァンは、10月6日(土)の夕刻に、司波達也司波深雪桜井水波の3人が九島家を訪れる場面から。

原作では藤林響子の案内で九島烈が待つ応接室に向かうまでの間に、九島家の要塞っぷりや九島家に与えられた役目についての会話があるが、これはカットされた。

達也と烈の会話では、パラサイドール事件について烈が達也に謝罪するが、ここもカット。

その後の「あのお方」に関する会話も面白いのだが、これもカットされた。

Aパート

10月6日(土)

Aパートは、達也たちが響子から夕食会のお誘いを受け、九島光宣と初顔合わせをする場面から。

この夕食会は、おおむね原作通りに描かれた。

ただし、多少のアレンジは加えられている(名前の呼び方に関するやりとりなど)。

また、伝統派について響子が軽く触れるシーンもカットされた。新キャラの光宣、そして光宣と響子の良好な関係に焦点を当てる意図だろうか?

10月7日(日)

翌朝、光宣が達也たちを迎えに来るシーンだが、原作では達也たちの方から九島家を訪れ光宣と合流するので、ここは逆転している。

車内の会話では、光宣がトーラス・シルバーを絶賛する様子があったのだが、カットされた。

また日本における古式魔法師の歴史や伝統派についての様々な説明がなされるが、これもカットとなった。

葛城古道の捜索ではロボットスクーター(アニメだとただのスクーターかも?)を運転する様子だけが描かれ、寺社はすべてカット。まぁ原作でもサラリと流されてるし……。

これに伴い、高鴨神社鴨野甲と再会する場面もカットされた。

橿原神宮などを見て回ったあとは奈良公園に移動。春日山遊歩道の入り口まで歩いていく様子はセリフなしで描かれ、途中の会話(神社や神様に関する話など)はカットされた。

伝統派との戦闘シーンは、多少のアレンジはありつつもおおむね原作通りだった。

ただし、管狐による攻撃と、達也と光宣の相互称賛はカットされた。(相互称賛シーン、個人的に面白くて好き)

Bパート

10月7日(日)

戦闘を終えたのち、光宣の提案で温泉に行く流れは完全にカットされ、奈良駅で別れる場面へとジャンプ。

これにより、達也と光宣の管狐トーク、そして深雪水波の温泉シーンも消えた。

自宅に戻った達也が響子に電話し、拘束された伝統派のその後についての情報共有をするシーンもカットされた。

10月8日(月)

月曜夜の七草家

ここの七草弘一名倉三郎の会話は、要点だけを抽出して描かれた(=要点以外はカットされた)。

個人的には、名倉さんの「失礼ながら当家の者たちの練度では~」のセリフは聞きたかったなぁ。

10月9日(火)

火曜日は、五十里啓からヘルプがかかった達也が論文コンペの準備に協力したり、深雪とほのかが会話したりする日中のシーンがあるが、これらは全カット。

そして夕刻。
幹比古美月を家まで送る場面が描かれた。

ただし会話の内容については、原作とは全く異なる、最高のアニオリとなっていた。

幹比古が伝統派の魔法師005式神に対し「返し」の呪法を行使するのは原作通り。

ただしその後の、手傷を負った伝統派が九重八雲の弟子に拘束されるシーンはカットされた。

10月10日(水)

水曜日は、幹比古が達也を風紀委員会本部に呼び出す場面から始まった。

ここは今話で唯一時系列移動があるシーンで(後述)、原作では達也が呼び出されたのは1限目の後の休憩時間(9時10分ごろ)となっている(アニメでは時刻は不明)。

なお、この時系列移動の構成は、コミカライズに準拠してるっぽい。

ここから幹比古の必死さが描かれるわけだけど、とりあえずひとつ物申したい。

ケリーパイセン……

ドウシテ……………

幹比古が達也に必死に訴えかける様子は、ほぼ完全に原作通り!

そして時系列移動。前の記事でも書いたけど再確認。

「達也、伝統派って言ったよね」
原作では、ここまでが1限後の休憩時間。

「今回の論文コンペの舞台である京都には伝統派の本拠地がある」
ここからは、原作では19時半となっている。
また、舞台も風紀委員会本部から生徒会室に移る。

なんで時間がジャンプするかって言うと、おそらく「10分休憩じゃ時間が足りないから」ってだけの話。

まぁここは、つなげちゃっても問題ないし、むしろ冗長でなくなったとも思う。

……原作がそもそも冗長すぎる? 何言ってんだ原作はあの感じが最高なんだろうがコチトラあれが好きでwikiとか作り始めたんだコンニャロこの最高さをジックリ分からせてやるからオラ表出ろy(ここで記録は途絶えている)

◇◇◇

好戦的な幹比古「今回の論文コンペの舞台である京都には伝統派の本拠地がある」
淡々とした達也「そうらしいな」

原作では、この前に伝統派に対する吉田家の立場を説明するという貴重な描写があるのだが、これもカットされた。
『魔法科』特化型設定厨の筆者としては見たかったけど、まぁしゃーないか。

原作ではさらにその後、正当防衛云々の話が語られるのだが、これもカットされた。

想子波の識別に自信満々な幹比古、見たかった~!(2回目)

美月の護衛の話は原作通り。

その後の、生徒会と風紀委員会への根回しの話はカットされた。

10月11日(木)

周公瑾と名倉さんのバトルは、おおむね原作通りに描かれたが、両者の皮肉合戦は短めに整理された。

また、群体制御魔法数字落ちエクストラについての話はカットされた。
これに伴い名倉さんが「間」を奪われる展開もアレンジされた。

第10話感想② おわり

以上、〈古都内乱編Ⅱ〉の感想②でした。

今話では、原作14巻144~244Pの101ページ分が描かれたことになる。

……久々に「◯ページから◇ページまで△ページ分進んだ」って書いた気がする笑 すっかり忘れてた笑

ページの進行具合、暇を見て過去記事に追加しとこうかな……

それでは次回、〈古都内乱編Ⅲ〉でお会いしましょう。

Thank you!(ぼざろ並感)

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