アニメ第3期考㉗ ‐ 第13話感想

作品考察
©2023 佐島勤/KADOKAWA/魔法科高校3製作委員会

ついに最終話、〈古都内乱編Ⅴ〉の感想です。

原作のネタバレがあるのでご注意ください。

※以後に添付する画像のクレジットは、特に注記が無い限りは、「©2023 佐島勤/KADOKAWA/魔法科高校3製作委員会」です。

時系列

時系列の全体像はこちら。

時系列移動はゼロ。カットもほぼゼロ。さすが最終話だ!

まるっとカットされたのは、CRホテルで同室となった幹比古達也の会話と、周公瑾が自爆したあとの達也と亜夜子文弥の会話。

また一部カットされたのは、論文コンペ当日の真由美との会話。

前者はさほど重要なものではないし、後者は下見時の達也と真由美のアレコレがカットされてしまったので致し方なし(深雪に拘束される達也見たかったが……)。

一番最後の、真夜からの電話と手紙が届く部分は原作でも描かれていないアニオリ描写だが、原作16巻〈四葉継承編〉の冒頭の内容を反映したものになっている。

絵・表現/演技・演出/脚本

アヴァン

アヴァンは10月22日(日)、達也が京都から帰宅した場面からスタート。

すでに夜になっている。

ここ、達也がコミューターを降りたタイミングでドアの電気つくの怖いってw

ドアを開けようとしたら手を伸ばしたら電気がついたので引っ込めるw

嬉しそうに達也を出迎える深雪

それは言っちゃダメ!笑

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「ただいま」と玄関口で、「今回は悪かったな」と廊下を歩きながら。

この流れ、原作だと「ただいま。今回は悪かったな」と玄関で一息に言ってるんだけど、このセリフ分割は凄く良かったと思う。

リビングで寛がせられる・・・・・・達也(笑)

原作とコミカライズでは水波が旅行バッグを奪い取る件も描かれているが、そこはカット。

達也に心配そうな目を向ける深雪。

達也はそれを「仕事の首尾についての心配」だと思ったので、上手くいっている旨を説明する。

でもどうやらそうじゃないっぽいので、何が訊きたいのか、とたずねる。

深雪が訊きたいのは、九島光宣の体質について。

この問いは予想外の不意討ちだったが、その様子を目元のアップで表現。

たぶん、コミカライズを元にしたのかな。

「光宣の魔力が強すぎて、身体がそれに耐えられないんだ」と誤魔化す達也。

ここ、原作およびコミカライズだと、「魔力」じゃなくて「魔法力」なので、わざわざ変更したことになる。

「魔力」という言葉は、原作でしばしば登場する。たとえば〈横浜騒乱編〉では「魔法を発動する為のサイオン活性事象改変干渉力を合わせたもの」と説明されている(6巻320P)。

光宣は想子活性が非常に強く、想子体サイオンたいの破損と修復が短いサイクルで行われるために「病弱でありながら虚弱ではない」という体質になっている[Ⓝ劣-15-222・223]わけだが、想子活性のニュアンスを含める意図で「魔力」に変更したのかもしれない。

なお、「魔力」が指す意味は文脈によって変わる可能性もあるので要注意。

「あのときのご様子はただならぬものでした」と言って、悩みを私にも分けてくれと深雪は達也に迫る。

拳を固くしながら「お前は知らない方が良い」と告げる達也だが、深雪には逆効果。

手元アップの表現はコミカライズ準拠かと。

涙目で最妹に懇願されたらさすがに無理だった。

「心を強く持って聞いて欲しい」

この手の描写もコミカライズ準拠!

「光宣と藤林さんは異父姉弟だ」

↑こう言われても、その意味ってすぐにはピンと来ないよなw

なんて分かりやすい図。(コミカライズ準拠)

ところでいい加減、九島真言の末の妹さんの名前教えてもらえませんか?笑

ということで、ここで九島家の家系図を載せておきますね。

この画像には『魔法科』シリーズ最新刊に至るネタバレがあるので、ご注意ください。

さすがにショックを受ける深雪。

「光宣は調整体で、おそらく人工授精によって生まれたから近親相姦ではないが、実の兄妹の間に生まれた子供である」旨が遂に語られた。これを最終話のアヴァンに持ってくるのは強い!

生い立ち、回収されましたね。。。

◇◇◇

ではここで、過去の描写を改めて振り返ってみる。まずは〈九校戦編〉のこのシーン。

風間「閣下がこちらの事情をご存知であるように、自分も閣下のご事情をある程度存じ上げております。閣下が達也のことを気に掛ける本当の理由についても承知しておるつもりです」

九島烈は、魔法師が兵器として「作られる」ことに懸念を抱いている。風間の言う「本当の理由」は光宣のことであり、ゆえに風間も光宣の秘密をある程度知っている可能性がある。

ただし、「作られた調整体」であることは知っていそうだが、「実の兄妹の間の子」であることまでは知らないかもしれない。

次。〈スティープルチェース編Ⅰ〉のここ。

「魔法師を兵器とすることはやめさせなければならない」
「これ以上、光宣のような子供を生み出してはならない」

ソウダネ……。

続いて佐伯閣下

「今回のことは、魔法師を兵器として扱うのは止めるべきだと常々仰っていた、九島閣下の変節に見えます。しかしあの方に限って、そんな単純な話であるはずがありません」

孫を想うがゆえの烈の暴走(パラサイドール事件)は、周囲にも違和感を抱かせた。

九島真言は、周公瑾の来訪について家内に緘口令かんこうれいを敷いた[Ⓝ劣-13-106]。その理由のひとつには、おそらく「先代に対するコンプレックス」もあるのだろう[管推]

そのようなコンプレックスの結果として生み出されたのが、九島光宣という存在なのだと思う。少しネタバレになるが原作29巻において、真言は光宣に「お前は九島家の最高傑作だ。失うのは惜しい」という無情な言葉を掛けている。ここからも九島家の業が垣間見える。

この点については、パラサイドール事件について整理してみるという記事で多少書いたので、よろしければ。(原作13巻35Pを読むでも可)

再びの佐伯閣下「お孫さんも、『彼』も同様に」

佐伯も光宣のことをある程度知っている。

◇◇◇

閑話休題。本編に戻る。

光宣の生い立ちを聞かされ、さすがに動揺する深雪。

パワーワード「近親相姦」を連呼する兄妹。リビングで視るの辛かったんだ……笑

「断定はできない」と述べる達也。

調整体開発の要点については、これより先の原作で多少触れられることになる。それによれば九島家の調整には足りていないものがあって、光宣の体質はそれが原因なのだが、ここでは置いておく。

「だが近すぎる遺伝子が原因である可能性も否定できない」
魔法師開発研究所でも親子間や兄弟姉妹間の遺伝子を使うことは避けられていた」(※)
「遺伝子が想子体に、そして精神にどのような影響を与えるのか、分かっていることはまだ少ない」

などと述べ、深雪に致命的な精神ダメージを与える達也。(※はカットされた原作のセリフ)

瞳に湛えた涙を思わずぽろりと流してしまった深雪は、我が事のように・・・・・・・ショックを受けている。

この指摘、おもしろい!

最近こういう見方も楽しめるようになってきたんだけど、それを踏まえると:

「まぁそもそも、現実世界から見れば、あの社会自体が歪んでるように見えるし多少はね?」

という気持ちにならなくもない。笑

といったところでアヴァン終了~。

原作では4ページ分の内容が、アヴァンでは3分超をかけて、ほとんど原作通りに再現された。

たつみゆ描写への注力が強い!!!!!

Aパート

日付は飛んで10月27日(土)。

いよいよ論文コンペ前日!

午後に出発した第一高校の代表とサポートチームを乗せたバスがCRホテルに到着。(前泊)

このカットもコミカライズ準拠っぽい。

最初に降りてきたのは千代田花音

五十里とのバス旅行を満喫したため元気いっぱい!

なおコミカライズでも元気いっぱい!

それを後ろから見守る五十里くん

ここからの止め絵3連発は完全コミカライズ準拠。(深雪を除く)

まずは一高代表の五十里啓、三七上ケリー中条あずさ

今回の発表は五十里が中心となる。

達也幹比古はそれぞれ生徒会役員、風紀委員長として、また会場警備隊の一員として参加。

エリカレオは会場警備隊の一員として参加。

花音は五十里の、朝子紗耶香はあーちゃんの、桐原はケリーの護衛として参加している。

ほのか水波泉美は生徒会として参加。
美月は、論文コンペの実演器具作製において活躍した美術部の一員としてサポートメンバーに選ばれた。(後ろのモブ3人は知らない)

ところでこの泉美、たぶん深雪を見つめてるんやろうなぁ。そしてそんな泉美を観察する水波。笑

当の深雪は、どこか物憂げな顔。

この感じ、たぶん最後にバスから降りてきたんやと思うけど、原作だと泉美が最後に降りてきてるから若干変更されたのか。

上に書いた通り、深雪だけコミカライズ準拠の止め絵から外れていて、あらためてアニメ第3期の「軸」を感じさせられた。

ツインの洋室での達也と幹比古の会話はカットされ、場面は黒羽家のホテルへ。外観のカットはコミカライズ準拠。

ロビーで喋ってるけど、原作だと亜夜子遮音フィールドを張っている。魔法の不正使用だが、黒羽の――四葉家の仕事用に改造されているらしく、警報は鳴らない。

達也が使っているものと同じ車種のバイク、防刃・防弾効果付きの服に加え、(原作では)戦闘用のブーツ・グローブ・ヘルメットを用意した、とのたまう姉弟。黒羽家しゅごい……

達也が「ありがとう」って言っただけでニッコリしちゃう姉弟。良き^^

そして亜夜子が澄まし顔で立ち上がるまでがワンセットである。笑

「それで?」と、周公瑾の居場所について問う達也。

なお、前話Bパートのラストで戦った密教系古式魔法師から得た情報(宇治二子塚古墳が怪しい由)を達也はその日のうちに葉山さんに伝えており、黒羽家はそれを元に捜索を進めていた旨が、原作15巻267Pで語られている。

ヘルメットに映り込む形で語られたのは、周公瑾は何と国防陸軍宇治第二補給基地に匿われている、という情報だった。

そりゃあなかなか見つかりませんよ。

モニターに向かった達也が文弥に声を掛ける。

ここ、達也は完全にガチギレしていて、感情レベルが上限に達している。原作では「ぞっとするような硬質の声」と表現され、演技もまさにそんな感じの厳しい声音に聞こえる。

ガチギレの理由は単純で、国防軍の背信行為が許容限度を超えていたためである。(沖縄海戦で深雪が撃たれて以降、達也は裏切り行為に対してとても不寛容になった)

なお一番の見どころは、ピッ!てなる文弥くんかな。両脚がピッ!ってなってる。笑

達也「外部への通信は可能か?」
文弥「少しお待ちください」

ここの達也の声こわ~!!!
中村さんの演技すげぇ!!!!!

謎文字だ!!!

一文字一文字解読したい!!!

(ポケモンのアンノウンを思い出しつつ)

画面に現れたのは藤林少尉

「少尉、自分は今、京都に来ております」

声色がこわいよ~……

響子「周公瑾の潜伏場所は見当がつきました」
達也「どこです?」

これは黒羽姉弟の情報の裏取りのための確認質問。それにしてもガチギレ達也こわい……

はぐらかそうとする響子に対し、強い調子で迫る達也。

達也のことを「大黒特尉」と呼ぶ響子に対して、「藤林少尉」から「藤林さん」と呼び方を変えることで、民間人としての立場から問答を続けている。

にしても、ここで出てくる特務規則についてもそのうち整理してみたいなぁ。

ここのピント変更、ちょっとおもしろいなぁって思った。文弥の顔は外した状態で開始し、遠近法で小さく見える、後方の亜夜子にピントを合わせ、パンしていって文弥の顔が入ったらそっちにピントを移す、と。

俺が気づいてなかっただけで、普通に使われてる手法なんかな。

苦しそうに答えを返す響子。

これさ、よく考えたら軍規に引っかかったりしないのかな? 「九島家の縁者として答える」という観点では当然やけど、軍の情報を、軍人としての「大黒特尉」ではなく民間人としての「達也くん」にリークしたことにならない? そのへんどうなんやろ。

達也を心配して「国防軍に任せて」と述べる響子を、無情にシャットアウトする達也(笑)。

直後のここ、フォルダ名が全部「Folder-数字」になってるけど、何のフォルダなんだろう。

ぜんぜんまったく関係ないけど、Folder5を思い出した。
未来だけ信じてる~♪
誰かがわらってもかまわない~♪

裏付けも取れたところで、黒羽家のプランを尋ねる。

文弥 「日没と同時に行動を開始し、基地内に侵入します」

達也 「侵入経路は?」

亜夜子「複数のゲートから堂々と入らせてもらいます。フェンスを乗り越えるような真似はいたしませんわ

文弥 「もちろん、中から逃げ出された場合に備えてゲートの外にも人を配置しておきます」

赤字部分は、アニメではカットされた原作のセリフ

黒羽兄妹の目的は、ひそかに周公瑾を追跡・・することにある。

①南ゲートを除く各ゲートに人員を配置するのだが、
②黒羽家の包囲網を破って逃げおおせるほどの術者なのだからそれにも気づくだろう。
③そこまで読み切ったうえで南ゲートだけ空けておき、
④逃走するターゲットを姉弟が追跡、機会をうかがって姉弟が逃走を妨害する。

原作15巻270~295Pを眺めるに、おおむねこんな感じだろうと思う。

姉弟が提示したプランに、「人数が心許ない」と呟く達也。

どうしてそう思ったのかはハッキリしないが、おそらく「確実に南ゲートへと誘導する役」が足りていないと思ったのではないだろうか? 黒服たちにはできないくらいに派手に暴れ、ターゲットを焦らせる必要があると感じたのかもしれない。

もちろん、そうじゃないのかもしれないが。この辺りは正直わからない。

自分のまったく知らないところで「調達」される「戦力」扱いになってる人がいるらしいw

冷静に考えれば光栄なことなんやけど、本人がどう思うかはまた別の話ですよね。笑

姉弟の活躍も楽しみ楽しみ!^^

兄を想う深雪のカットが入った。これは原作にもコミカライズにも無いアニオリだが、ものすごく自然だった。

◇◇◇

バイクを走らせる達也。あたりはすっかり暗くなっているが、時刻はおそらく16時台。

原作では「西の空には赤みが差している」と表現されているが、10月末なら確かにこんな感じか。

ヘルメットをかぶったまま通話する達也。

そう、「勝手に調達される戦力」その正体とは!!!

一条ォ~~~! 将ァ~輝ィ~~~~~!!!(知ってた)

それにしても、こういうハイテクヘルメット、実際にあるらしいってどこかで見た気がするな(かっこいい……男の子なら誰もが憧れる系のギアだと思う。)

◇◇◇

地図が出てきたので、位置を確認してみようと思う。

これが元になってるんかな???

まず、CraftMap様の白地図を重ね合わせてみた。

……宇治第二補給基地、これ、宇治市じゃなくて京都市伏見区じゃねぇ?

GoogleMapと重ね合わせたバージョン。

やっぱこれ伏見区だ……

なお二子塚公園~宇治基地~宇治橋は赤丸らへん。

赤の細い点線から上が伏見区。

他の白点についてはこんな感じ。

◇◇◇

地図についてはこの辺にしておいて、本題に戻る。

「宇治二子塚公園南西の入り口で待っている」
「わかった、すぐ向かう!」

なお原作では「17時まで待っている」とのこと。

ところで将輝、スマホも赤いんだなぁって。

打って変わって、今度は敵方のシーン。宇治第二補給基地。

周公瑾が撤収準備に入っているのは、宇治第二補給基地の基地司令官が(憲兵隊による)査察を受け入れたため[Ⓝ劣-15-269・274]

周を「先生」と呼ぶこの軍人は波多江大尉。基地所属の中隊長で、対大亜連合宥和派の人物。

周に「あちらには九島閣下がいますから」と言われてこの表情。ここだけでいろいろ察せられる。

周「夜の内にお暇しようと思います」

査察は翌日の早朝に行われる予定になっている。

波多江「ではせめて、お車をご用意いたします」

これ、軍用車とか公用車ではなく波多江の使用車なんだけど、ポンとあげちゃうのすごいなって()

いちおう謝意は見せるが、直後にこの表情である。笑

二子塚古墳公園で落ち合う達也と将輝。

達也(赤が好きなやつだな……)

なお実際の現地:

周公瑾の居場所を問われて指さす達也。

なお現地:

目的地がの基地だと聞かされて驚く将輝。そら驚くよな。笑

達也「俺はフェンスを跳び越えて・・・・・・・・・・基地に侵入する。一条、お前はどうする?」

自ら見つかる形で・・・・・・・・基地に侵入するというメチャクチャな話をいきなり突きつけられる将輝。無茶ぶりすぎるんよ笑

「自ら見つかる侵入方式」を選んだ理由について将輝が理解を示した経緯については原作参照(アニメではカット)。

はいココ、将輝の将輝ポイントその壱。

第三高校の生徒としての将輝はあくまで民間人であり、民間人ごときが軍の基地に侵入するなどあってはならない犯罪行為、重大事件である。よって、もし実行していろいろバレたら、三高は論文コンペを辞退せざるを得ないし、全学年に迷惑をかけるし、何より親友であるジョージの努力を無駄にしてしまう。

それを踏まえた上で、将輝はここで「俺はともかく」と言っている。これは原作に無いアニオリの独白である。

「俺はともかく」←責任を負う覚悟をナチュラルに当然のこととして受け止めている高校生。ヤバ

また、ここの表情から、本気で悩んでいるのだろうなという心情がひしひしと伝わってくる。

「だが、俺は十師族の一員だ」

これが将輝の「芯」。格好良いよね。

そして「俺も行く」と、わずか数秒で決断。

格好良い。

それを受けての達也のこの表情ですよ。

あ~最高最高最高!

僕は達也と将輝のこういう関係性がめっちゃ好きなんですよね。

ついにカチコミ開始!!!

ここで、場面は宇治橋に移る。

リムジンで光宣登場!!!

なお原作によれば、この場所は宇治橋の東側。

「ここで待つのか?」と問うたのは光宣の護衛

光宣のこの行動は、周公瑾が脱出したときに備えてのもの。

(どこから情報入手したんや……響子? )

護衛「宇治川を渡るにしても『おおとり』にも橋はありますが」

光宣「あっちは高架道路専用でしょう? 一旦高架道に上がってしまうと逃げ場が限られてしまうからね」

塩対応の光宣くん。彼本来の気性が見え隠れして最高^^

ちなみにこの「おおとり」ってセリフ、単純な読み間違えなんじゃないかなと思う。原作でもGoogleマップでも「大島」だし、読みも「おおしま」。

いちおう今昔マップも見てみたけど、「おおとり」なる文字は見つけられず。

台本ゲットした人なら分かるかもしれない?

そんな「大島の高架」の実物がこちら。手前のじゃなくて、奥の橋。まぁ、よく見かける普通の高架道路。

カットされた光宣のセリフによれば、鬼門遁甲が真価を発揮する為には八方向へ移動する自由が必要だから、周公瑾は高架道は使わないとのこと[Ⓝ劣-15-280]

「しかし、東へ逃げるという可能性も……」

なおも食い下がる護衛。

「大丈夫だ。僕の推理は間違っていない」

高圧的な光宣~! 原作と少しセリフが違うけど。(原作だともっと高圧的w)

原作で先まで読んでいくと、正直、性格に少し(少し?)難があるんだよな。笑

でもまぁ難のない人間なんていないとも思うからなぁ。いたとしても、そんなん相当つまらへん人間な気もするし。特に光宣の場合は、この難がギャップで魅力的なわけやし。ん、よかよか。

といったところでAパート終了。

二子塚古墳公園、宇治駐屯地、大島の高架、宇治橋の位置を再確認。

護衛が「東へ逃げる可能性」について言及していたが、「東は高峰山であり、周公瑾の鬼門遁甲は街中で役立つから東には逃げない」とのこと[Ⓝ劣-15-280]

要するに、達也たちが北から南へと周公瑾を追い立て、宇治橋で西に逃げようとするところを光宣が跳ね返そうというプランである。

Googleマップを実際に見たら、南に追い立てれば、まず間違いなく宇治橋に逃げると思う。(周りは山だらけなので)

Bパート

Bパートは宇治第二補給基地から。

いよいよカチコミが始まる・・・・・!

基地の南ゲート付近に潜む亜夜子文弥、および黒羽家の黒服たち。

「時間だ。作戦開始!」

原作によれば、これは17:10のこと[Ⓝ劣-15-270・275]

なおこちらのサイトによれば、2096年10月27日の京都府の日の入りは17:07とのこと。

文弥の号令で、一斉に黄昏に溶けていく黒服たち。

原作ではここでひとネタあったのだが、そのやり取りはカットされた。

直後、基地内に警報が鳴り響く。

「始まったわよ」
「達也兄さんかな」
「ええ。囮になってくださっているのでしょう」

達也将輝は、あえてバレるように侵入した。

「北側から南へ、獲物を追い立ててくださるおつもりなのではないかしら」
「達也兄さん、何故そんな危ない真似を」
「達也さんには自信があるのよ。どれほどの危機に瀕しても、自分ならば切り抜けられると。だから進んで一番危険な仕事を引き受けてくださるのだわ」
※原作では「危機」ではなく「危殆きたい

ここ、あえて穿った妄想的偏向的見方をしてみてもいい?

亜夜子「自分ならば切り抜けられると」
ぼく「将輝と二人でならば切り抜けられると」

わーわーわーわーわーーーーー!!!!!笑

亜夜子と文弥の語りを背景に、『オブジェクトの分解』で銃器を壊しまくる達也。

この『分解』、美しすぎない? 作画にめっちゃ力が入ってるような。

将輝が少し膨らんでバイク走らせてるのも細かい。

あとここの将輝、映像ではわからんけど、絶対水素ガスの気球の魔法使ってるやんな?

ツーカーか?

以心伝心か?

達也がピッチャーで将輝がキャッチャー(女房役)なのか???

……ここまで書いて気づいた。俺、この二人の関係性における将輝の役割について、「しゃーねぇなあ!」とブー垂れながらもめんどい後始末をやってくれる捕手の関係性で見ていたのかもしれない。

しばりん伯爵に感謝!

なお、原作およびコミカライズでは、バイクではなく徒歩で侵入していることを添えておく。

(普通のバイクでどうやってフェンスを跳び越えたのか? 気合いだ気合い)

「わたくしたちが達也さんのお心遣いを無駄にしては、それこそ申し訳が立たないわよ。周公瑾を確実に追跡しないと・・・・・・
「分かっている」

原作では「追跡しないと」に傍点が振られている。つまり「追跡」が黒羽家の目的。

侵入者への対応でバタバタする軍人たち。

「賊は二名! いずれも魔法師と思われます!」
「何ぃっ!?」

部下の報告に波多江が驚きを見せたのは、たった一人でも強大な戦力となり得る魔法師が二人もいるから(平均的な軍属戦闘魔法師の場合、歩兵一個中隊に匹敵すると言われている)[Ⓝ劣-15-284]

こっそり潜入するのではなく大胆に侵入して暴れる。そんな魔法師の実力が平均以下とは到底思えないので、こんなに驚愕している。

周がカバンを閉じると鈴の音(?)のような効果音が鳴り響き、波多江と部下はビクリと身体を震わせ、動きがぎこちなくなった。目つきもおかしい。

この「カバンを閉じると音が出て波多江たちが硬直する」という演出は原作にもコミカライズにもないアニオリだが、周公瑾が「何かをした」感が凄く伝わって来て、とても良かった。

「侵入者を排除してください。基地の全戦力を使って」

波多江と部下の様子がますますヤバい感じになっている。

原作によれば、波多江の中隊全員に同様の異変が起こっている。

すげぇ気持ち悪い動きで鍵を渡す波多江大尉。

心の底から(気持ち悪……)って感じさせる動きで最高。

「死体の欠片も残らぬくらい徹底的に消し去らなければ」などと、ネットで見かける煽り屋みたいなことを宣う周。

目が妖しく光り、音程の高い不協和音が響く。

「そうだ。これは国防軍の威信に対する挑戦だ。甘く見られるな。徹底的に叩け」
「ハッ」
セリフの内容に反して熱のない口調。

原作15巻285P

マジで「熱のない口調」で最高!

また出た、蜘蛛!!!

前話でも出てきた、人の意思を操る魔法だと思うけど、周公瑾の「蜘蛛」は方術士03のそれより強そうに描かれている気がする。

「蜘蛛」はすぐに見えなくなった。

ついつい『H×H』の「陰」を連想したけど、どういう理屈なんだろう。魔法の行使を隠す技術の一種とか? わからん。

場面は再び達也と将輝に移る。

ダイナミックなカメラワークかっこよ!!!

基地内には監視カメラがズラリと並んでいるが、

達也はこれを片っ端から『分解』!笑

二人ともフルフェイスを被ってるけど、念のためにね。

「その魔法は何だ!?」
そらそう思うわな。笑

「そんなことを言っている場合か」
それはそう。笑

ここで思い出すシリーズ:横浜事変のときの吉祥寺と達也の会話

「それを何故使える!?」
「そんなことを言っている場合か」

達也の誤魔化しバリエーション、少ない疑惑。笑

Q.ところで、『分解』を将輝に見せてもいいの?

A.「言うまでもないが他言無用だ」という前話の大暴露で、国家機密保護法[Ⓝ劣-7-132]を暗にちらつかせてるのだと考えれば、大丈夫のような気がする。

つまりあの暴露には、「秘密をバラしたら有罪になるぞ」という脅し的な側面も持ってるんじゃないか?とちょっと思っている。

同時に、「いちいち具体的に言わなくてもコイツならそれくらいわかるやろ」という謎信頼の現れでもある……のかもしれない。

(いやでも、さすがにちょっと酷くない?笑)

まぁ、「他人の秘密をみだりに漏らしたりはしないヤツ」だと達也は認識していると思えば、尊みが増すし、それでええんちゃうかなって。笑

閑話休題。

銃器もどんどん『分解』していく。

「それより燃料の処理が遅れているぞ」
「手間が掛かるんだよ、これは!」

あ~~~~もう最高最高最高最高最高!!!!!

しごでき男同士特有の会話が大好物なのです……。

おいおいおい

カメラワークがカッコよすぎるんだが?

ちょい待ち、どこからCAD出した???

それはそれとして、このアングルかっこよすぎるんだが!!!!!

燃料気球化の魔法を繰り出す将輝。

死傷者を出すことなく機甲兵器を無力化できるという点で、爆裂よりも使い勝手が良い攻撃魔法[Ⓝ劣-15-287]

後で詳述するが、工程はかなり複雑。

その難しさを踏まえてこの一連のカットを見ると、マジで二人の連携えげつないなって思う。

だって、達也が『分解』をかまして、車体が壊れ始めたときには水素ガスと思しき赤色の気球化がすでに始まってるんやで?

これ、初見の『分解』に先んじて、あるいはほぼタイムラグなく、『気球化』の魔法を将輝が行使してるってことの証左やんな?

何その阿吽っぷり?
初見の魔法でも即座に呼吸を合わせる???
そんなんあまりに尊すぎて、呼吸とまるファンでるんちゃうか?(混乱)

もっと言ったら(さっきも言ったけど)、気球魔法かましつつ、膨らんで避けるバイク操作もこなすの、いくらなんでもエグいって!!!!!

「爆発させるだけが芸ではないだろう」
「分かっている!」

僕を悶え殺す気なんですかね?

はーーーーー

最高

ちなみにこの場面は、原作15巻の口絵に相当するシーンになっている(セリフが同じ)。
右の10周年記念PVのカットは、おそらく同じ場面のバリエーション。

なお原作・コミカライズ・10周年PVでは、バイクではなく徒歩で基地に侵入している。

これは気づかなかった!!!

実弾を撃ってくる波多江中隊。

原作によれば、ここまで使用していたのは無力化用のゴム弾だったらしい。

咄嗟に対物障壁魔法を展開する将輝。

なおアニメでは見て取れないが、原作では達也はこのとき領域設置型分解魔法を展開し、撃ち漏らしをこっそり処理している。

言われてみればたし蟹

回避のため、物陰に隠れる両名。

「撃ってきたぞ!」

さすがに物陰に隠れる。

ここのバイクの急ブレーキ感、すごく好き。

「どうやら彼らも操られているようだな」

軍人たちは、先日の密教系古式魔法師たちと同様に操られている。

「そういうことか」と納得した次の瞬間、

戦車部隊まで出てきた。やりすぎィ!

「内戦でもやらかすつもりか」

分かってるようで分かってないワード「内戦」。NJやくらら等々の媒体で、「抑止力とは」「戦力とは」「軍隊とは」など、分かってるようで分かってない用語が多いことを僕は知った。ということで、「内戦」についてもちゃんと調べる必要があるな、と思うなど。

言われてみれば確かに、、、笑

達也「一気に行くぞ」
将輝「ちょ、おま、、、」

言うてる間に飛び出す達也w

ここの砲塔の動きがすげぇ細かくて、まず水平照準を合わせてから、微妙に上下に動いてて、これもたぶん照準なんやろなって。

なお実際の戦車運用においても、こういうスタイルなのかどうかは知らない。

「ええい、任せろ!」

無茶ぶりにも応じる将輝。こういうところがいいんだよなぁ。

達也に向かって砲弾が放たれるが、達也は普通にこれを躱す。

でもまぁ達也って、銃口の向きから弾道予測できちゃうわけだし、これくらいはお茶の子さいさいでしょう。笑

直後、すばやく「トライデント」を抜き、戦車に向かって『分解』を放つ。

無限軌道と車輪が同時に外れ、また砲身が落ち、砲塔がズレる。

装甲板も一斉にはがれ、エンジンから燃料が漏れだす。

これが四両の戦車で同時に起こった(魔法の同時照準)。

そして即座に仕事をこなす将輝。

「お見事」
「お前に褒められても嬉しくない」

男ならではのこういうやり取り、かっこいいよなあって。(しみじみ)

あと将輝くん、いったい誰に褒められたら嬉しいんですかねぇ?笑

たしかにその違いはめちゃくちゃデカい気がする!!!!!!!!!!

それはさておき、将輝が「ん?」と何かに気が付く。

「ヤツだ!」

将輝の視線の先には、逃走を図る周公瑾が!!!

……いや、この距離、この暗さでこれに気づくの、わけわからんな?笑

達也が周公瑾に「眼」を向ける。

周公瑾のエイドスの中には、覚えのある異物が混じっていた。

警察署で遺品を「視」ていたことが、ここで役に立った。

(蜂の一刺しか……貴方の死を、無駄にはしない)

達也らしからぬ誓いだけど、どういう心情だったのだろうか。

この場面を見るたびに、僕はどうしても〈来訪者編〉の、アニメではカットされたこのセリフを連想してしまうのですよね。

何らかの魔法を使って、周公瑾の接近を確認しているっぽい亜夜子。

文弥の両肩に亜夜子が手を置いてるのは、原作挿絵のアレンジ再現かな?

「追え!」
「ハッ、若。いえ、お嬢様」
「どっちでも良い! 早く出せ!」

黒羽家のこれが大好きすぎる。笑

〈来訪者編〉のこれとか最高に好きw

黒服B「お疲れ様でした、若」
黒服リーダー「バカヤロー! 若じゃなくてお嬢様だろうが。若が恥を忍んで女装されてるのを台無しにする気か!」
(バシィッ)
リーダー「若、あ、じゃなかった、お嬢様、申し訳ありません」
文弥「お前が一番台無しにしてるんだよ!」
文弥「それよりこれは女装じゃない。変装だ!」

アニメ〈来訪者編Ⅻ〉Bパート.

月齢チェック。

南へ逃走する周公瑾。

「どうも嫌な感じがしますね……」
「ま、追われるのは慣れていますが」

二つ目は、地の文のセリフ化。また、年齢に関する話はカット。

その先に佇む人影。

それが九島光宣だと――数少ない「警戒すべき魔法師」だと気づき、らしくもなく顔色が変わる。

なお原作では、車の衝突防止装置が作動し始めてようやく人影に気づき、クラクションを鳴らそうとして初めて光宣だと分かった旨が付記されている。

(原作では衝突防止装置を解除して)強引に車を進めようとするが、

街中であることをまったく気にすることなく、光宣は手をかざして、

(たぶん)『スパーク』を躊躇なく放ち、ドカン!!!!!

あまりにも躊躇いがなさすぎて、周公瑾も宇宙猫に。

OPのこれって、ここのイメージなんかな?

そう思うよね~!

突然の爆発にざわめく通行人たち。

周公瑾は、ギリギリで脱出に成功していた。

たまたま近くに誰もいなかったので大丈夫だったが、通行人や対向車を巻き込むことを、光宣は最初から眼中に入れていない。

光宣のこの「非情さ」は、彼の本質の一面だと思う。

その非情さが、非現実的な美しさと相俟って、人にあらざる妖しの者のよう[Ⓝ劣-15-292]

懐から令牌を取り出して、

光宣に向かって投擲!

出し惜しみは無しで、最初から幻獣を放つ。

驚いたような表情を見せる光宣だが、

『仮装行列』パレードを展開しているので問題ない。

『仮装行列』は破れないと悟ったので、即座に『鬼門遁甲』を展開して逃走。

しかし光宣の電光は、『鬼門遁甲』を使っている周公瑾のすぐ近くに落ちている。

周はこのとき、光宣の方向感覚を90°ずらしたつもりなのだが、光宣の照準の狂いは30°にも満たなかった。

「あれ~?」じゃねぇんだよ「あれ~?」じゃ! 可愛いかよ!w

ていうか原作の「小首をかしげる仕草が天使のよう」「笑みを浮かべながら慈悲を持たぬ表情」がすごく再現されてて最高!\(^o^)/

さすがに焦る周公瑾。いろんな表情が見れて、たいへん健康に良い^^

ところでここの走り方、腕を振るリズムが奇妙じゃない? たぶんもうこの時点で『神行法』しんこうほうを使ってるんちゃうかなと思うんやけど、何か関係あるんかな???

ありったけの令牌から影獣を吐き出す。

当然光宣には通用しない。

だが、この隙に周公瑾は黒の布を用いる影に同化する魔法(?)で逃走に成功。

光宣は宇治川の下流に目をって、邪気の無い笑みを浮かべた。

エイドスを視る彼の眼は・・・・・・・・・・・、逃げていく周のかげ――「かげ」にあらず、「陰」――を見失っていなかった。

原作15巻294P.

くぅぅぅぅ!!!!!(言葉が出てこない)

なお「達也さん、あとは任せましたよ」のセリフはアニオリ。

『神行法』を使い、40~50km/hの速さで下流へ逃げる周公瑾。

大島の高架の下を伝って、対岸(西岸)に渡ろうと目論んでいる。

さっきも出したけど、ここで再掲。

奥に写っているのが「大島の高架道路」。

もっと近づくとこんな感じ。(緑の高架)

なお、上流側(南方向)はこんな感じ。

周公瑾は、画面奥から手前に向かって逃走している。

逃走ルートのイメージはこんな感じ。

何とか逃げ切れそうか?

そんな周公瑾の目の前に、文弥が『疑似瞬間移動』で飛び込む!

魔法の気配が全く無かったことに驚愕しつつ、急ブレーキを踏む。

みっ、見え!?!?!?

ナックルダスター形態単一目的特化型CADを装着した右拳を構えるヤミちゃ!!!

誰もが震撼した最高の演出!!!

右脚に『ダイレクト・ペイン』!!!

なんか影がギザギザになってる!?

余りの激痛に、咄嗟に白のハンカチを展開して目隠し。

鍼灸術で感覚を遮断しようとするが、激痛はやまない。(精神干渉系魔法なので当たり前)

痛みを幻痛にすぎないと言い聞かせて意識から締め出し、文弥の攻撃に備えて最後の令牌を取り出す。

しかし白の布の向こうにいたのは、一条将輝!!!!!

世界は広いので、ちょっとよく理解できない羨ましがり方をする人もいます。

「久し振りだな、周公瑾。あの時は随分と虚仮にしてくれた」

声がめっちゃ怒ってる!!!!!

(これはまずいですね……)

(川に飛び込んで逃げるしか……)チラッ

周の考えにすぐに気づいた将輝が川に『爆裂』を放ち、これを牽制。

周公瑾が川に顔を向けるが、将輝は敵から目を逸らさない。

ぜんぶ言われてた。

そして背後には達也。

前門の、後門の……という用語を思い出した。(こういう用法では使わないみたいだけど)

周公瑾「司波達也!!!」

かなり感情的に名を呼んでいる。

以前から行っていた個人的な推測があるんだけど、これでまた状況証拠が増えた気がする。

その推測が右図。第5話の感想②に貼ったもの。

グチャグチャと書き連ねているけど、要は「七草弘一名倉三郎を通じて、摩醯首羅マヘー・シュヴァラの正体が司波達也である旨を周公瑾に伝えたのではないか?」という推測である。

達也に対する周公瑾の反応を見る限りでは、少なくとも「摩醯首羅=司波達也」だと既に知っているように見える。

そして直後のシーンについて、原作で「(達也の手刀が)鋼をも断ち切る妖刀の切れ味を持っているのを知っている」旨が書かれていることから、達也が『分解』の使い手であることも把握している可能性が高い。

以上から、周公瑾は「摩醯首羅=司波達也=『分解』の使い手」と理解しているのではないか?

自力で気づいた可能性も否定できないから「弘一が周公瑾にバラしたかどうか」は確定しないけど。

まぁ、そんな感じの推測です。

本題に戻る。

全力で『鬼門遁甲』を発動し、周公瑾は達也の横をすり抜けようとする。

この『鬼門遁甲』の描写、面白いなぁ。

だがしかし!

周公瑾の「本体」の眼前に達也の手刀が迫る!!!

慣性を無視しているかのようなウルトラムーンサルトで回避。(すごいな?)

遁甲術(鬼門遁甲のこと)が通用しなくてビックリ。

「見事なものだ」と称賛する達也。認めるべきはちゃんと認めるスタイル?

「だが、お前の中にある名倉三郎のの動きは分かった」

このしてやったり顔、最高最高最高最高最高最高最高最高最高~~~~~~!!!!!

めっちゃくちゃレア顔ありがとうございます!

「……あの時の!?」

名倉さん……。

「念」について話す両名。中央に浮かぶ下弦の月が印象的。

「ありながら無いもの、無でありながら有であるもの」とは一体?(意味深)

「名倉三郎の血が残っている限り、お前は俺から逃げられない」

周公瑾もついに観念、、、

するはずもなく!

今度は将輝の方へ走り出そうとする周公瑾。

理由については原作では描かれていないが、コミカライズによれば「一条将輝には名倉三郎の血は視えないはず」だから。

しかし、瞬時に『部分爆裂』が両のふくらはぎに放たれた。

『神行法』は足があれば・・・・・発動する術なので、こうなってしまうと発動できない(はず)。将輝が両足を狙ったのはセオリー通りの対処だったが、結果的に大正解だった。

……ちょっとまって? 両足を同時に?

つまり、『部分爆裂』という高等魔法を同時照準できるようにもなってるのか! めっちゃ成長してる!!!

『神行法』が破れ、道路に転がる周公瑾。

髪留めの紐がほどけているのが印象深い。

「ここまでだな」と宣う将輝。

周公瑾は上体を起こそうと……

……上体どころか立ち上がった!?!?!?

将輝(お口アングリ)

どうやって立ったのかは全然わからない。道術なのか、想子による肉体制御なのか、あるいは全く別の何かなのか……。

髪留めがほどけたので、長髪が乱れている。

これが内心の雰囲気を醸し出しているように感じられる。最高かな?

「貴方たちに私を捕まえることはできない」と、まるで夜神月のような表情で宣う周公瑾。

ここからの周公瑾の表情はアニオリ! 原作では「仮面のような笑顔」であり、コミカライズでもそんな風に描かれていて、こんなエゲつない感じではない。

「私は、滅びない。たとえ死すとも、私は在り続ける!」

狂的な感じが最高最高最高最高最高!

ヤベぇキャラ、大好物なんですよね。

「一条、下がれ!」

険しい顔で後方へ跳躍する達也。

ヒッ

何が何だか分からないが、哄笑を上げる周公瑾から光が放たれて、、、

自爆!!!!!

こうして周公瑾は炎となって消えた。

この消え方は原作・コミカライズとはかなり違っていて、原作では「全身から血が噴き出し、赤い血が赤い炎に変わり、その炎が消えるまで、燃えさかる炎の中からとどろく哄笑は延々と続いた」旨が記されている。

※後には骨も残っていなかった。

ちょっと待って?

手を振ってらっしゃる???

See you again ? I’ll be BACK ???

ヒェッ……(さっさと失せろベイビー)

あまりの結末に、言葉もない二人。

本当にィ?笑

将輝の問いに「周公瑾は間違いなく燃え尽きた」と返す達也。

原作ではこのとき、達也の眼は宇治川の上流へ・・・・・・・向けられている(意味深)のだが、これはカットとなった。

このあとの達也と将輝の会話、および達也が黒羽家のホテルに戻ってからの双子との会話などはカットされ、アニメはエンディングへ。

なお、一連のバトルシーンでカットされた部分はほとんどなし。めっちゃ濃密に描かれて最高でした!

ED

10月27日(土)

仕事が無事に終わったことを深雪に伝える達也

あ、

これ、、、

OPのカットや!!!

無事に帰還!

10月28日(日)

いよいよ論文コンペ当日!

……の前に、昼休憩時に真由美に昨夜の結末を報告。

守護りたい、この笑顔!

あの夜の件・・・・・をチャラにしてくれる真由美、見たかった……)

そしていよいよ第一高校の発表。

発表者は五十里啓。テーマは投影型魔法陣に関するもの。

続いて第二高校の発表。

発表者は、まさかの九島光宣!!!

テーマは、『精神干渉系魔法の原理と起動式に記述すべき事項に関する仮説』

原作を読む限り、この発表はとてつもなく重要な内容になっているのだが、アニメではバッサリとカット。

そんなことより、桜井水波中条あずさ三七上ケリーのこの表情を味わうべし!笑

見事な発表をこなした光宣!

この表情である!!!

ホンマにコレなんですよね。

アニメ第3期は、達也と深雪の関係という観点で見れば、起承転結の「転」にあたるわけですが、

水波と光宣の関係という観点で見ると、「起」~「承」の序盤くらいにあたるイメージ。

Cパート

10月28日(日)

論文コンペの本番が行われていたころ、四葉本家では論文コンペ以上に真剣な発表が行われていた。

司波達也の「仕事に対する忠誠心」について、問題ないと評する葉山さんと、本家の評価に耳を傾ける分家当主たち。

ついに分家当主出た……仮想映像!?

真夜「今回の任務は達也さんに対するテストでした」

ようやくネタバレ。だから「命令」ではなく「依頼」だったわけですねー。(第9話〈古都内乱編Ⅰ〉参照)

椎葉英嗣 「認めないわけにはいかぬだろう」

真柴真佐 「この能力は、確かに惜しい」

新発田理 「今回は合格だ。今回はな」

武倉藍霞 「我々は変な先入観を捨てるべきではありませんか」

津久葉冬歌「賛成です。そろそろ客観的になることが必要でしょう」

静陽人  「だが、司波達也が偏った才しか持たぬのもまた客観的事実」

アニメ〈追憶編〉で出てきたこのカット、どれが誰かようやく分かるかな~と思ったけど、仮想映像粗すぎるので分からなさそう。

アニメ〈追憶編〉より.

新発田理「黒羽殿はどうお考えか?」

黒羽貢「私は今回の任務に失敗しました。この件について、意見を述べる資格は無いと思っています」

(・・・・・沈黙)

四葉真夜「でしたら、新年の慶春会まで結論は保留といたしましょう」

「正月には最終結論を出す」という真夜の宣言に何も言えず、一礼する一同。

どういう表情なんだこれ……?

ヒッ

2096年12月某日

四葉本家の会議で終了……と思ってたら、まさかの続きが!?!?

12月……こ、これは!!!

自室でPCを眺める深雪

ここからラストまでは、原作15巻と16巻の狭間に位置する、原作にもコミカライズにもない完全アニオリ!!!

見ていたのは、論文コンペの写真。

五十里啓の後ろにちょこっとだけあーちゃん写ってるw

楽しく眺めていたら、インターホンが鳴る。

そのころ、達也は私室で真夜からの電話を受ける。

達也が私室で、スーツでもなく、真夜から直接電話もらうの、たぶんこれが初めてでは?

薄暗いリビングで、両の拳を握りしめる深雪。

精神的なショックを何とか抑えようと身悶え。

届いた手紙の中身は……

西暦2096年12月3日

慶春会のご案内

拝啓 師走のみぎり
皆様ますますご健勝のこととお慶び申し上げます

1年の始まりと皆様のさらなるご活躍を祈念し
下記 の通り慶春会を催したいと思います
ご多忙の中とは存じますが是非ご出席くださいますようお願いいたします

かしこ

日時:西暦2097年 元旦
場所:本家大広間

以上

四葉真夜

アニメ第3期 ~Fin.~

資料ピックアップ

キャラクター

司波達也

最終回もいろんな表情の達也が見れました^^

アニメ第3期、つらそうな表情、しんどそうな表情、しょんぼり(´・ω・`)な表情と、いろいろ見れて満足。

一条将輝

将輝のキモはが出た場面がナンバーワン!

達也との掛け合いの場面も捨てがたかったけど。

九島光宣

光宣の別の一面がありありと現れた最終回。

達也や深雪水波たちの前では見せない表情が美味しすぎる。

光宣の服装かっこよかった。

光宣という存在を通じて、魔法師日本魔法界の闇がついに描かれた。

「響子姉さん」という呼び方は、別に間違ってないんだよな。

司波深雪

アニメ第3期は、深雪の心情に軸が置かれていた。

その軸は〈四葉継承編〉でも続いていく。

このカット、〈四葉継承編〉の某シーンとの対比になっていそうな気もするが、さて。

桜井水波

〈来訪者編〉で初登場した水波だが、〈追憶編〉〈ダブルセブン編〉〈スティープルチェース編〉で基本的なキャラ像が描かれた。

ここまでで視聴者の認識はおおむね固定されたと思うが、〈古都内乱編〉でギャップを感じさせる一面を見せることで、人気を大きく上昇させたように思う。

周公瑾

仮面のような笑顔しか見せてこなかった周公瑾だが、最終話では見たことのない表情をたくさん見せてくれた!

……ただ、年齢についての話がカットされてしまったわけだが、〈師族会議編〉のあのシーンの理屈はどうするんだろうな?と思うなど。

波多江中隊

波多江は、国防陸軍 宇治第二補給基地に所属する中隊長。階級は大尉。対大亜連合宥和派の論者。

波多江の部下。

波多江中隊の面々。

四葉家

黒羽亜夜子・文弥・黒服たち

アニメ第3期では、〈来訪者編〉と〈追憶編〉でチラリと登場した亜夜子文弥のキャラクターが深掘りされ、固定された。

さらに、〈来訪者編〉で出てきた黒服たちの役回りやキャラ性、黒羽貢を含む黒羽家のノリや雰囲気についても、あらためて描かれた。

四葉真夜・葉山忠教
真夜さまのこの表情。
個人的には、「たぶん、原作16巻142Pのような理由で、こんな表情なんかな」とか思ったりしている。

また、ほとんど出てこなかったけど、葉山さんのキャラクターが深掘りされた第3期だったと思う。

分家当主

分家当主が初めて勢ぞろい!!!

新発田家当主は新発田理しばたおさむ

真柴家当主は真柴真佐ましばしんすけ

椎葉家当主は椎葉英嗣しいばひでつぐ

武倉家当主は武倉藍霞むぐらあすみ

津久葉家当主は津久葉冬歌つくばとうか

静家当主は静陽人しずかはると

「アニメ〈追憶編〉でこんなカットが登場したが、このうち6人は誰か分からなかった。今回のこれで分かるだろうか?」

と思ったけど、たぶんキャラデザが違っていて、全然分かりませんでした。

強いて言うなら、貢の右隣の人、コミカライズ〈四葉継承編〉で出てきた四葉英作にそっくりなので、英作の子の椎葉英嗣な気がしなくもない。

津久葉冬歌と新発田理はコミカライズで出てきたけど、アニメ〈追憶編〉のカットではよくわからん。

※アニメ〈古都内乱編Ⅴ〉は、たぶん同じキャラデザ。

その他

光宣の護衛の人。

論文コンペで優勝した第二高校チームのメンバーが写っている。

魔法・魔法技術

黒羽家の黒服の魔法

スゥッ……と消えていく魔法。

詳細は不明。

まぁ、貢さんもスゥッ……って消えてるし。

燃料気球化の魔法

正確には「燃料を気化し気球として上空へ逃がす魔法」

  1. まず水素吸蔵液を(おそらく発散系で)気化し、
  2. 収束系水素ガスを分離し、
  3. それを球体にして、
  4. 水素ガスそれ自体を水素気球に仕立て上げ上空へ逃がす

というもの。

死傷者を出すことなく機甲兵器を無力化できるという点で、爆裂よりも使い勝手が良い[Ⓝ劣-15-287]

人の意思を操る魔法

前話でも出てきた魔法だが、周公瑾の「蜘蛛」は方術士03のそれよりも強そうな見た目をしている。

対物障壁魔法

将輝が展開した。

亜夜子の魔法

詳細は不明。

アニメ〈来訪者編Ⅻ〉の魔法を思い出したけど、BD/DVD『来訪者編5』に付属のGUIDE BOOKによれば、これは『光の増幅と屈折と望遠の魔法』とのこと。

〈古都内乱編Ⅴ〉では目をつぶっているので、たぶん違う魔法なんだろうな、と。

というかそもそも周公瑾の南ゲート接近をどうやって察知したのかという点は、原作では一切触れられていないし、コミカライズではなにやら電子機器で察知したっぽいし、そもそも「周公瑾はこちらの南ゲートに接近中」は原作でもコミカライズでも文弥のセリフ。

よってここはアニオリアレンジであり、BD/DVDのGUIDE BOOKでの解説が待たれる。

スパーク

九島光宣が周公瑾に向けて放っていた魔法。

奈良で伝統派をあぶり出すのに使ったのと同じ。

影獣

今回出てきたのは一角獣ユニコーンと犬の影獣

犬型(『黒犬』ヘルハウンドを反映?)は、黒羽貢名倉三郎のときにも出てきたが、一角獣タイプはたぶん初めて?

ひょっとしたら、この「角」が一角獣のものなのかもしれないが、原作でもコミカライズでもそのようには書かれていないので分からない。

仮装行列〈パレード〉

『仮装行列』便利すぎるな。

鬼門遁甲

この鬼門遁甲の表現、わかりやすくて面白い。

原理については、原作の終盤で詳しく記載がある。優先的にwiki化するか……。

神行法

神行法は、『水滸伝』で有名な道術[Ⓝ劣-15-294]

足の筋肉で走る術ではないため、足の感覚がなくても、足があれば術は発動する[Ⓝ劣-15-299]

逆に言えば、足が無ければ発動しない。

周公瑾の場合は、少なくとも40~50km/hの速度を出せる。

黒の布を用いる影に同化する魔法(?)

周公瑾が九島光宣から逃げる際に使ったのは、黒の布を用いる影に同化する魔法ではないか。

名倉との一戦のあとに使ったアレです。

白の布を用いる防御魔法

黒羽文弥『ダイレクト・ペイン』を受けた瞬間に広げた白い布は、たぶん白の布を用いる防御魔法

名倉との戦いでも使用している。

鍼灸術

『ダイレクト・ペイン』を受けた周公瑾は、右足の感覚を遮断するツボに針を突き立てた(鍼灸術)が、激痛は途切れなかった。

爆裂

一条家『爆裂』を前にして水中に逃げるのは自殺行為。

原作4巻298Pで、達也が「渓谷ステージじゃなくて良かった」みたいなことを言ってるけど、その威力を実際にみてしまうと、さもありなんという気持ち。

「血」

現代魔法成立以前から、は魔法的に重要な意味を持つと考えられていた。古式魔法においては効果の高い供物とされているし、血を媒体とする魔法も数多く存在する。現代魔法の観点に立てば、脳を含めた全身を巡り生命維持に直結する血液のエイドスには、たとえ一滴であってもその持ち主のプロパティが詳細に記録されている高密度の想子情報体である。故に魔法式を投射する際のターゲットとしては極めて適していると言える[Ⓝ劣-15-194]

「念」

名倉が周に打ち込んだ血針は、普通なら二週間も経てば消えるものだが、達也いわく「余程強いが込められていたために」消えずに残っていたらしい。

周と達也の会話によれば、「念」は現代魔法では切り捨てられたファクターであるらしい。

なお、達也はこのときの経験を活かして、後日新たな魔法開発している。

部分爆裂

将輝は、情報体の部分変化技術を用いた部分爆裂という高等魔法を会得したばかりか、複数同時照準までできるようになっている。

自己人体発火(?)

アニメでは、周が爆発して天高く火焔が立ち昇ったように描かれているが、原作では全く異なるので、以下に引用しておく。

周の全身から血が噴き出し、赤い血が、赤い炎に変わる。

燃えさかる炎の中、延々と続く哄笑。それは、火が消えるまで続いた。

火が消えた後には、骨も残っていなかった。

15巻300P

ところで、このように奇怪な魔法を自己人体発火という安易な名称で済ませていいものか悩んでいるが、ページチェックではそのように表記したので、ひとまずそのように書き表しておく。

魔法具・武器・兵器

銃器

型式とかはわかりません。

車両

軍用車

これも型式とかは全然わからないけれど、

アニメ〈横浜騒乱編〉のこれと同じなんやろなぁってことは分かる。

だとすれば、「オープントップの軍用車両」(7巻130P)で調べれば何かしらの情報がヒットするかもしれないな、と思うなど。

戦車

なんかめっちゃメタリックな感じでかっこよかった。

「トライデント」

特に書くことはないけど、カットがかっこよかったので。w

将輝の拳銃形態特化型CAD

これ、達也と対になる構図なんかな?

ナックルダスター形態単一目的特化型CAD

『ダイレクト・ペイン』専用のCAD

令牌

令牌、やっぱいくつか種類があるのかな???

白のハンカチと黒のハンカチ

これも見納めですね。。。

施設など

司波家

あまり見かけないカットをピックアップ。

CRホテル

深雪が宿泊した部屋。

前話で達也が宿泊した部屋。

宇治二子塚古墳公園

二子塚公園は、現実そっくりに描かれていた。

国防陸軍宇治第二補給基地

宇治第二補給基地の俯瞰図。

屋外設備。

波多江の部屋。

その他屋内。

新京都国際会議場

ようやく、新京都国際会議場の屋内の様子が登場した。

四葉家

四葉本家

10月末の四葉家本家。

たぶん初登場?のお部屋。

コミカライズ〈四葉継承編〉3巻137Pに出てくる部屋にそっくり。

それにしても、分家当主はリモート出演してるの、ちょっとジワるな。

四葉家のホテル
黒羽家が仕事の際に常用しているホテル。四葉家の仕事用に改造されており、亜夜子が遮音フィールドを展開しても魔法の不正使用に対する警報は鳴らない。

その他

論文コンペ

論文コンペで優勝したのは、九島光宣第二高校だった。

第一高校の発表テーマは、投影型魔法陣

その内容は「刻印魔法の発動において感応性合金に刻印を刻むことは必須ではなく、想子サイオンを刻印のパターンで投影しても同じ効果が得られる」という、刻印魔法の本質に迫るものだった。

そして第二高校の――九島光宣のテーマは、『精神干渉系魔法の原理と起動式に記述すべき事項に関する仮説』

人の認識想子情報体の構築・崩壊の間にある関係について言及し、能動的な認識すなわち「意思」を想子情報体に変換することで精神物質体次元ファクトに作用できるようになると述べたうえで、精神干渉系魔法の定式化の可能性を示し、また精神干渉系魔法も他の四系統魔法と本質的に同じものであることを示した。

精神干渉系魔法がどうこうと言う以前に、魔法の原理や「世界」の仕組みを理解するうえで、非常に重要な内容だと思う。

九島家・藤林家の家系図

ついに明かされた九島家の秘密。

なお空欄部分は藤林家の当主、藤林長正

シールズ家も含めると、右のような家系図になる。

ネタバレあるので注意!

バイク

達也の電動バイク。

将輝の電動バイク。

自動車

波多江の私用車。

黒羽家の車。

通信機器

ヘルメットには情報端末が仕込まれており、無線インターフェイスによる音声入力で電話をかけたりできる。

将輝はスマホも赤い。

深雪のスマホ。

調整体の開発

調整体として九島光宣が開発される際には、人工授精人工子宮の技術が用いられたらしい。

地図

今回出てきた地図。

赤印はどう見ても伏見区……。

今回登場した主な場所は、どう考えても伏見区ではなく宇治市

周公瑾の逃走ルート。

本当なら点線のように逃げるつもりだった。

宇治第二補給基地の南ゲート付近。

最後に全体地図をもう一度。

その他

達也が打ち込んでいた謎パスワード。

一文字一文字確認したくなる……。

アニメ第3期感想 おわり

以上で、アニメ第3期の感想ブログを終わります。

とても名残惜しいですが、最後にビジュアル類だけ振り返っておきましょうかね……。

ティザービジュアル。

メインビジュアル&OP。

〈ダブルセブン編〉キービジュアル&ED。

〈スティープルチェース編〉キービジュアル&ED。

〈古都内乱編〉キービジュアル&ED。

劇場版
魔法科高校の劣等生
〈四葉継承編〉

制作決定!!!!!

キターーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!

制作陣の結び。

僕にできることは、ワクワクして待つことのみ!

これ以上書いても冗長なのでここで終わります!

それでは!!!

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