ドライ・ミーティアは、ドライアイス塊の気化膨張による気道への衝撃波と二酸化炭素中毒、および低酸素症によって敵を行動不能にする魔法。七草真由美が対人戦闘における切り札としている[Ⓝ劣-7-294・295,12-349,SS-182,26-147,Ⓝメ-2-272・273,5-184,㊮GB-劣1-10-24,管補]。
相手の顔目掛けてドライアイスを撃ち込み、命中寸前で昇華させて気体に戻し、二酸化炭素を相手の気管に送り込む。いきなり鼻先で発生した高濃度の二酸化炭素は容易に中毒を引き起こす。この魔法で敵が意識を失う要因は二酸化炭素中毒よりも低酸素症の比重が高いが、どちらも程度次第では相手を死に至らしめるものである。真由美は状況に応じて威力を調節しながら運用している[Ⓝ劣-7-294・295,Ⓝメ-2-272・273,5-184,管補]。
工程
魔法の工程は以下の通り[Ⓝ劣-7-295,12-349,㊮GB-劣1-10-24]。なおハイフン後の文章は筆者の推測である。
- 収束工程
―― 空気中の二酸化炭素を大量に集める収束系統の工程 - 凝結工程
―― 二酸化炭素をドライアイスに変える発散系統の工程 - 加速工程
―― 固体に昇華させた際に余るエネルギーを弾速にすり替える加速系統の工程 - 昇華工程
―― ドライアイスを気体に戻す発散系統の工程
いっぽう、のちに七草真由美が呪文でこの魔法を発動した際の内容は次のようになっている[Ⓝ劣-23-254]。
これもハイフン後の部分は筆者の推測である。
- エントロピー減少・密度操作
―― 大気中の空気分子の乱雑さを下げ、二酸化炭素分子をより分けて一か所に集める - 相転移・凝結
―― 気体の二酸化炭素を固体に昇華させる - エネルギー形態転換・加速
―― 昇華の過程で奪った分子運動エネルギーをドライアイス塊の運動エネルギーにすり替える - 昇華
―― 気体に戻す
使用の実例
この魔法は横浜事変当日の呂剛虎との戦闘において作中で初めて使用された。このとき呂剛虎は、渡辺摩利の攻撃を仰け反って躱したことで気道が開いた状態となっていた。そこへ子供の拳大のドライアイス塊が目に見える程度の弾速で飛んできた。呂剛虎は掌打でこれを迎え撃とうとしたが、ドライアイスは掌と接触する直前に気体へと昇華。気道を衝撃波に曝されるとともに二酸化炭素ガスを肺に送り込まれ、瞬時に低酸素症に陥り意識を失った[Ⓝ劣-7-294・295,㊮GB-劣1-10-24,管補]。
また2097年の調布碧葉医院付近での戦いにおいては、バリエーションと思しき形で用いられている[管推]。この時にはまず二酸化炭素の気塊を現場の上空3mの位置に形成し、そこから『ドライ・ブリザード』の弾幕を降らせた。そののち気体を閉じ込める檻(気体遮断障壁魔法)を展開した上でドライアイスを一斉に昇華させ、二酸化炭素濃度が極めて高いマイナス数十℃の空気塊で檻の内部を覆い、さらに気体を選択的に排出する魔法で二酸化炭素濃度を高めながら檻を小さくしていった[Ⓝ劣-26-159・160,管補]。


