黒羽文弥

キャラクター
アニメ〈ダブルセブン編Ⅱ〉より.©2023 佐島勤/KADOKAWA/魔法科高校3製作委員会
【注意】
劇場版〈四葉継承編〉
および小説『続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー』最新刊
までのネタバレが含まれます。

黒羽文弥【くろば・ふみや】は、四葉家の次期当主候補の一人[Ⓝ劣-10-139,13-4,16-38,Ⓒ四継-1-15・28,2-163,㊮ドラマ追憶パンフ-7,継承電撃FAN-6,四継パンフ-5]。四葉の分家のひとつ・黒羽家の長男であり、黒羽亜夜子の二卵性の双子の弟。司波達也と司波深雪の再従妹はとこにあたる[Ⓝ劣-8-44・52・58,9-14,12-224,13-4・179,16-2・274,SS-205,暗殺-1-11・73,2-201,夜闇-3-17,Ⓒダブル-2-48,ス-2-59,四継-1-28,師族-6-7,㊮継承電撃FAN-6,来VFB-10,来ADW-38,四継パンフ-5,GB-劣2-5-3・4,追憶-7・24]。

誕生日は2080年6月10日で、司波兄妹の1学年下[Ⓝ劣-8-52・53,14-42,夜闇-3-17,メ-2-299,㊮ドラマ追憶パンフ-6,GB-劣2-5-3]。2096年4月に第四高校に入学し、2099年4月には国立魔法大学に進学した[Ⓝ劣-12-226,13-179,Ⓝ夜闇-1-2,Ⓒ夜闇-1-3・4,㊮継承電撃FAN-6]。

2092年8月時点ですでに次期当主候補となっており[Ⓝ劣-8-53・58]、2095年11月時点では候補の中でナンバーツーとされているが[Ⓝ劣-8-44]、2096年の大晦日に候補の地位を返上した[Ⓝ劣-16-208,Ⓒ四継-2-164,㊮四継パンフ-35]。その後は黒羽家の次期当主となったらしく[Ⓝ劣-27-291]、2099年~2100年の時点においても「黒羽家の次期当主」と記述されている[Ⓝメ-2-193,キ-6-53]が、本家次期当主候補の地位の返上前である2096年5月時点で「黒羽家の次期当主」という記述もある[Ⓝ暗殺-2-261]ことから、本家の次期当主候補という立場と黒羽家の次期当主という立場が併存していたものと思われる[管推]。

しかし2101年、文弥は黒羽家次期当主の地位を亜夜子に譲ることを決断した。これは、これから国後島で暮らし働くこととなるリーナを支えたいという愛情によるものである[Ⓝメ-12-97∼100・103・104・108∼112,管補]。

なお母の東雲亜弥によれば、文弥が本家の次期当主候補に挙げられていたのは四葉英作の予言があったからで、いわく「文弥は将来『死』の魔法に目覚める」とのことである。亜弥たちは『死神の刃』グリム・リーパーのことではないかと期待していたらしいが、実際に文弥が発現した魔法は『死影』しにかげであった[Ⓝメ-11-77∼79]。

生没年 2080年6月10日[Ⓝ劣-14-42,夜闇-3-17,メ-2-299]~
体型 162cm(2096年4月時点)[㊮来ADW-5・38,GB-劣2-5-4]
173cm(2101年8月時点)[Ⓝメ-12-93]
二つ名 ヤミ(コードネーム)[Ⓝ劣-12-92,暗殺-1-11,夜闇-1-,Ⓒダブル–,㊮継承電撃FAN-6,来ADW-38,GB-劣2-5-4]
家系 四葉家 > 黒羽家
家族 祖母 四葉夢女[Ⓝ劣-8-44,16-2,Ⓒダブル-2-48,師族-6-7,㊮GB-追憶-24]
父  黒羽貢[Ⓝ劣-9-14,16-2,Ⓒダブル-2-48,師族-6-7,㊮GB-追憶-24]
母  東雲亜弥[Ⓝ劣-16-2,Ⓒ師族-6-7,㊮GB-追憶-24]
姉  黒羽亜夜子[Ⓝ劣-8-44,9-14,16-2,Ⓒダブル-2-48,師族-6-7,㊮GB-追憶-24]
妻  東道理奈[Ⓝメ-12-226∼229]
義父 東道青波[Ⓝメ-12-233・224]
所属 ■四葉家
 次期当主候補(不明~2096年12月31日)[Ⓝ劣-8-44・53・58,9-14,10-139,13-4,16-6・38・54・208,Ⓒ四継-1-15・28,2-164,㊮継承電撃FAN-6]

■黒羽家
 次期当主(不明~2101年8月)[Ⓝ劣-27-291,暗殺-2-261,メ-12-91・98,管推]

■第四高校(2096年4月~2099年3月14日)[Ⓝ劣-12-226,13-179,夜闇-1-2・26,Ⓒダブル-2-48,㊮継承電撃FAN-6]

■国立魔法大学(2099年4月4日~2103年3月)[Ⓝ夜闇-1-2・117,Ⓒ夜闇-1-3・4,管推]
 未確認魔法研究会[Ⓝ夜闇-1-196,3-121,メ-2-153,Ⓒ夜闇-2-163・164]

実績 ■2096年度九校戦
 モノリス・コード新人戦で優勝[Ⓝ劣-13-262,SS-239,夜闇-2-75,Ⓒスティ-3-67・68]

■2098年度九校戦
 モノリス・コード本戦で優勝[Ⓝ夜闇-2-75,メ-3-234]

技能 ダイレクト・ペイン[Ⓝ劣-12-88∼90,13-261・333,15-295,27-290,暗殺-1-158,Ⓒダブル–,スティ-3-63,古都-5-,暗殺-]
遮音障壁魔法[Ⓝ劣-12-89]
幻衝〈ファントム・ブロウ〉[Ⓝ劣-13-261,Ⓒスティ-3-63]
気流操作魔法[Ⓝ劣-18-240,Ⓒ師族-6-76]
酸化崩壊[Ⓝ劣-26-266]
対物障壁魔法[Ⓝ劣-26-274,暗殺-1-190・255]
自己慣性制御魔法[Ⓝ劣-26-275]
圧縮空気弾〈エア・ブリット〉[Ⓝ劣-26-276,メ-11-48]
自己加速魔法[Ⓝ劣-26-276,暗殺-1-243,メ-2-243]
人形にパラサイトを封印する魔法[Ⓝ劣-27-290]
疑似瞬間移動[Ⓝ暗殺-1-149・150・176・190,Ⓒ暗殺-2-120]
照陰鏡[Ⓝ暗殺-1-176・177,Ⓒ暗殺-2-120]
凶眼[Ⓝ暗殺-1-178,Ⓒ暗殺-2-122・123]
隠形[Ⓝ暗殺-1-187]
精神から漏れ出る波動の感知[Ⓝ暗殺-1-191]
拡散[Ⓝ暗殺-1-196]
跳躍[Ⓝ暗殺-1-243]
飛空刃[Ⓝ暗殺-1-258]
解毒用の吸収系魔法[Ⓝ夜闇-3-258]
死影[Ⓝメ-11-2・78・79] など
装備 ナックルダスター形態単一目的特化型CAD[Ⓝ劣-12-88・89,13-333,15-295,18-240,26-264・276,暗殺-2-240,夜闇-1-209,メ-1-250,2-220・221・248,10-191,Ⓒダブル-1-59,暗殺-3-51∼53・62,㊮GB-劣2–,劣3-]
携帯端末形態汎用型CAD[Ⓝ劣-18-240,27-293,暗殺-2-240,Ⓒ師族-6-74]
拳銃形態特化型CAD[Ⓝ劣-13-,SS-235]
ブレスレット形態汎用型CAD[Ⓝ暗殺-1-158]
ブレスレット形態特化型CAD[Ⓝ暗殺-1-158・209]
シグネットリング形態単一目的特化型CAD[Ⓝ夜闇-1-188・189・246,2-223・226・231,3-91・239,Ⓒ夜闇-2-148・149]
ブレスレット形態完全思考操作型CAD[Ⓝ夜闇-1-209] など
CV 内山夕実/オーディオドラマ〈追憶編〉[㊮ドラマ追憶パンフ-7,GB-劣3-6-12]
加藤英美里/『LOST ZERO』以降のゲーム、および〈来訪者編〉以降のアニメ[㊮来VFB-10,来ADW-38,GB-劣2-5-4・30,GB-追憶-7・30,GB-劣3-1-34,3-30,4-30,5-30,6-12・30,継承電撃FAN-3・6,四継パンフ-5・30・56]

外見・容姿・雰囲気

体型

身長は、2096年3月時点では162cm[㊮来ADW-5・38,GB-劣2-5-4]。18歳になる前には成長は完全に止まり、2099年時点で165cmとなっている[Ⓝ夜闇-1-45・51,3-108,メ-1-222]。

背は低い方で、中学生から高校生の時点において少し小柄で線が細い。制服を着ていると、女の子と見間違うほどに小柄かつ華奢な体格に見える[Ⓝ劣-SS-187・194,暗殺-1-63,2-270・283,㊮GB-劣2-5-4]。18~19歳の時点においても、女性にしては背が高く、男性にしては細身で小柄な体型[Ⓝ夜闇-1-45,2-54,メ-2-220]。

小柄ではあっても、激しいトレーニングを行っており身体はしっかりと鍛えられている。しかし体質的なものかなのか手足も太くならず、筋骨隆々にはなれない(筋力どおりの見た目にならない)[Ⓝ劣-SS-187,夜闇-1-45・118]。

腰回りは細い[Ⓝ夜闇-1-50,メ-2-220,Ⓒ夜闇-1-48]。

胸は平らだが、胸周りは案外ボリュームがある[Ⓝ夜闇-1-50,メ-2-220,Ⓒ夜闇-1-48]。

肩幅はそんなに無い[Ⓝ夜闇-1-50,Ⓒ夜闇-1-48]。

コミカライズ『夜の帳に闇は閃く』第1巻より.ⒸTSUTOMU SATO/YOSHIYUKI TAGAWA 2025

体型は、文弥の悩みの種である。もっと背が伸びると、自分は成長が遅いだけで大学生になる頃にはもっと男らしくなっていると、本当は期待していた。身長の伸びが完全に止まったという事実を受け容れ、自分は司波達也・・・・のように・・・・男らしくはなれないと自分に言い聞かせるのには1年を要した[Ⓝ夜闇-1-50・51,メ-1-223,11-166,Ⓒ夜闇-1-49]。

しかし2100年10月末の関東北東部暴動事件勃発時に死の淵を彷徨った際、文弥は「夢」の中で「背の高い自分」と会話をした。このころ、達也は『精霊の眼』エレメンタル・サイトで文弥の肉体のエイドスに変化(成長期の少年に見られる変化)の徴候となる揺らぎを確認している。細かな理屈は不明だが、死にかけたことと『再成』を行使されたことがきっかけで閉じていた骨端線が開いたらしく、文弥はそこから成長痛を伴いながらグングンと背が伸び、最終的に173cmとなった。文弥はこれをとても喜んだが、いっぽうで急激な成長により身体のバランスが狂って以前のようには上手く身体を操れない状態となったため、一時的に黒羽家の仕事を休んでリハビリに専念することとなった[Ⓝメ-11-82∼84・166・170・171・222・223・232・233,12-93]。

容姿

可憐な少女の様にも見える美少年[Ⓝ暗殺-1-63,㊮来ADW-38,GB-劣2-5-4]。素のままでもなかなかの美少年[Ⓝ暗殺-2-283]。

バランス良く配置されたアーモンド型の目に大きな瞳、形のいい紅い唇、真っ直ぐに通った控え目な鼻と、可憐できれいな顔立ちをしている[Ⓝ劣-12-88,Ⓝ㊕Twins-3]。中性的な見た目で、メイクをすれば美少女になる[Ⓝ劣-16-274,㊮GB-劣2-5-4]。標準を超えて整った顔をしているが、とはいえ司波深雪や九島光宣には遠く及ばない[Ⓝ夜闇-1-246]。

年上の女子生徒にとって庇護欲をそそるような、ついつい構いたくなるような外見をしている[Ⓝ劣-SS-188]。

シックな喫茶室でカップを傾けている様は、「少年貴族」っぽさを醸し出して絵になっている[Ⓝ暗殺-2-283]。

大学生時点においても、一見中性的な女性にしか見えない美青年、色香の匂い立つ紅顔の美少年である。斜め後ろの角度から見ると、美少年とも美少女とも取れるユニセックスで端整な横顔をしており、大学生の中では目立つことこの上ない。ただし中性的な容貌ではあっても女顔ではなく、素っぴんだと性別不詳の美女・・ではなく年齢不詳の美少年・・・に見えるらしい[Ⓝメ-1-13・223,キ-6-123,夜闇-1-118,2-54]。また素顔のままで繁華街を歩いていると高校生と間違えられて補導されるリスクがあるため、敢えて女子大学生にも見える服装やメイクをすることがあるらしい[Ⓝ夜闇-3-25]。

深雪・アンジェリーナ=クドウ=シールズ・黒羽亜夜子と4人でショッピングに出かけた際には、他の3人と同様に男性から熱い視線を浴びた[Ⓝ夜闇-1-45・46]。桜崎奈穂は「顔立ちが綺麗すぎる」と評している[Ⓝ夜闇-1-68,Ⓒ夜闇-1-71]。なお文弥はしょっちゅうナンパされているのだが、ナンパしてくるのは女性よりも男性の方が圧倒的に多い[Ⓝ夜闇-3-23・24]。

声質

声は顔に似合わず低めだが、大人びているという程ではない[Ⓝ暗殺-1-200]。

2094年の時点ですでに声変わりは終えているが、声の高さは余り変わらず、声で性別がバレる可能性はほとんど無い。喉仏が目立つことも全く無かった[Ⓝ暗殺-1-198]。

2099年時点においては高めのテノールとも低めのアルトとも取れる声をしており、状況によって使い分けているようにも感じられる[Ⓝ夜闇-2-55,3-102・104,管想]。音域的にはアルト(女性低音域)だが、声質的には女性のものとも男性のものとも合成音ともつかない声を発してもいる[Ⓝ夜闇-2-226]。

2100年時点においても、良く通る中性的なアルトの美声をしている[Ⓝメ-1-222,2-251]。

ファッション

  • 女性らしさを演出する化粧技術に生来の女性よりも巧みになる必要があり、中学2年生の時点で部下に太鼓判を押される程度の化粧の技術を修得している[Ⓝ暗殺-1-141,夜闇-1-118,Ⓒ暗殺-2-66]。2099年時点では、七草香澄は「自分よりメイクが上手いのではないか」とショックを受けている[Ⓝ夜闇-2-76]。

    コミカライズ『司波達也暗殺計画』第2巻より.ⒸYuyu Ichino 2020, ⒸTsutomu Sato 2020

  • 2099年3月、榛有希は文弥に「男物のスーツを着て化粧をするより、ジェンダーレスファッションでメイクをしている方が自然であり、その方が素顔を隠しやすい」とアドバイスをした[Ⓝ夜闇-1-69]。

    コミカライズ『夜の帳に闇は閃く』第1巻より.ⒸTSUTOMU SATO/YOSHIYUKI TAGAWA 2025

  • 大学生になってからは、有希のアドバイスを参考に、「一見女性だが、良く見れば男性と分かる」ジェンダーレスな服装とメイクを行うようになった[Ⓝ夜闇-1-118・119,Ⓝ㊕Twins-3・4,洗礼-3,Ⓒ夜闇-1-70∼72,2-6∼8]。これは「大学生にもなって美少年・・扱いされるよりは女子大学生に勘違いされる方がマシだ」という妥協によるもの、美女が多い魔法大学で悪目立ちしないためのものである。同時に「背はもう伸びない」という事実を受け容れて開き直り「男らしい外見」への拘りを捨て、主に黒羽亜夜子の意見を取り入れ自分に似合う・・・・・・格好をするようになったという側面もある。(したがって)性癖が歪んでしまったのでも、女装趣味に目覚めたのでもない。積極的に女性として見られたいとは思っていないし、男性の気を惹ひくつもりも毛頭無い[Ⓝ夜闇-1-185,3-171,メ-1-223,管補]。香澄は「高校生時代から変わりすぎ(美人になりすぎ)」「女装してもいないのに、マニッシュな服装の女性に見える」などの感想を抱いている[Ⓝ夜闇-2-76]。なお文弥がこのように日常的に素顔を偽るようになったのは、四葉真夜の命によって自らの知名度が高まったことを受け、別のやり方での諜報活動が必要になったためである。つまり文弥は、光の下では敢えて特徴的な姿を見せることで知られてしまった「顔」の印象を書き換え、そうすることで闇の中での匿名性を取り戻すという選択をした[Ⓝ夜闇-2-78]。
    もうすぐ二十歳だというのに「美少年」であるためどうしても目立ってしまうが、適度なメイクを施せば普通の・・・美女に見える。文弥は、女性に見間違われることで然程目立たないようにする選択肢をとり、大学の外でも弱そうに見てもらえ、実力を覚られにくくなったわけである。そういうメリットを文弥は大学生になってようやく利用できるようになった[Ⓝメ-1-223・224]。
    このような姿の文弥を目にしたマフィア・ブラトヴァの構成員は、「『きれい』と『可愛い』を併せ持つ」「絶世の美女、傾城けいせいの美少女と呼べる程ではないが、不思議と目が離せない」「女に見えるが男に見えないことも無い。女性の男装とも、男性の女装とも違う。美女のようでもあり、美少年・・・のようでもある」「まるで性別を自由に変えられる妖で、見詰めていると現実感を浸食され、黄昏の世界に引き込まれて行くような気分にさせる美女・・」などといった感想を抱いている[Ⓝキ-6-93]。

    コミカライズ『夜の帳に闇は閃く』第2巻より.ⒸTSUTOMU SATO/YOSHIYUKI TAGAWA 2025

  • 2100年時点においても、ユニセックスなファッションと女性でも違和感の無いショートの髪型をしており、作中では「ボーイッシュな格好をした胸の無い・・・・美女」などと表現されている[Ⓝメ-1-222,2-193]。ルージュやマニキュアなども施している[Ⓝメ-3-144]。
  • ただし加減を間違えて気合いを入れたメイクをしてしまうと、並み・・の美女から特上・・の美女に変身してしまう点で注意を要する[Ⓝメ-1-224]。
  • 「女性に見えても構わない装い」に開き直って以降、「さすがは双子」と思わせる文弥と亜夜子の息の合い方は顕著なものになると同時に、亜夜子は普段から殊更に女性を強調するような言葉遣いを好むようになった[Ⓝメ-2-154]。
  • 関東北東部暴動事件ののちに背が伸びてからは、ユニセックスな恰好は止めた[Ⓝメ-12-100]。
  • 原作第12巻の黒羽姉弟の変装衣装について、ジミー・ストーンは「完全に僕の趣味」「眼帯やゴスっぽいのが好き」と述べている。また「文弥は男の子と思って描いてます! 女の子と思って描いたら負けかなと(笑)」とも語っている[㊮画集-1-112]。

女装(変装)

  • 変装をしての作戦行動中には「ヤミ」というコードネームで呼ばれる[Ⓝ暗殺-1-11・175・294]。
  • 文弥は中学生の頃から、「ヤミ」に変装して黒羽家の仕事に携わってきた。(そのため)2099年時点においては身許を隠すための変装は熟練の域に達しており、少なくとも服を着た状態であれば外見上完全な女性に成り切ることができる[Ⓝ夜闇-1-118,2-203]。
  • 文弥の「女装」は、身元漏洩防止を目的とした黒羽貢の命によるものであるらしい[Ⓝ暗殺-1-140・141,Ⓒ暗殺-2-64,㊮継承電撃FAN-6]。
  • 榛有希によれば、文弥と「ヤミ」は確かに全くの別人に見える。高精度のカメラで骨格照合すればバレるだろうが、肉眼で見ただけで同一人物と言い当てられる人物はまずいない[Ⓝ暗殺-2-245]。また「文弥」の時と「ヤミ」の時では「キャラまで別人」であるらしい[Ⓝ暗殺-3-240]。
  • 女装すれば「美少女」で通る、可愛い系の美少年[Ⓝ劣-SS-187]。有希いわく「きれい」よりも「可愛い」タイプの美少女だが、「甘い」美少女ではなく中性的な印象がある[Ⓝ暗殺-2-245]。高校1年時点において、女装が似合わなくなる気配は少しも無い[Ⓝ-12-93]。なお作中では姉川妙子が文弥について「男の娘」と誤解する場面がある[Ⓝ暗殺-3-111]が、作者によれば文弥は男の子であって「男の娘」ではなく、『司波達也暗殺計画』におけるヒロインではない[Ⓝ暗殺-1-297]。
  • 「ヤミ」として初登場時の服装は、黒いミニ丈のジャンパースカートに同色のレギンスという明らかな女物。ジャンパースカートの下は黒いタートルネックの長袖シャツで、肌が露出しているのは顔と手だけ。胸は小さく膨らんでおり、髪型はあごの線で切り揃えたストレートショートボブと、外見的には間違いなく少女の姿である[Ⓝ劣-12-82・83,Ⓒダブル-1-53]。

    コミカライズ〈ダブルセブン編〉第1巻より.Ⓒ2017 TSUTOMU SATO, Ⓒ2017 Tsuna Kitaumi/SQUARE ENIX

  • 有希は最後までヤミが男であることに気づくことがなく、「あたしより可愛かった」という感想を抱いている[Ⓝ暗殺-1-294,Ⓒ暗殺-3-120・121]。2096年時点においても「ヤミ」は有希よりも美少女であり、それどころか男を狂わせる色香のようなものを漂わせ始めているらしい[Ⓝ暗殺-2-245,3-110・111]。
  • 戦闘向きではないが、スカートを履くことが多いらしい[Ⓝ暗殺-1-239・240]。
  • 中学生時点でヤミに変装している文弥の声と口調は声変わりした少年のものではなく、少女のものにしか聞こえない。高校1年生時点でもヤミに変装しているときの声は、女の子にしては低く男の子にしては高く、聞いただけでは少女なのか少年なのか分からない[Ⓝ劣-12-82,暗殺-1-142]。2099年時点においては違和感の無いアルトの女声で叫んでみせるなどしている[Ⓝ夜闇-1-187]。また苦労して「甘い声」の女声を身に付けたもののまだ未熟な艶技えんぎであり、エドアルド・リッチを揺さぶることはできたもののヴィットリア・リッチには効果が無かった[Ⓝ夜闇-2-236]。
  • 中学生時点でもしっかりとしたメイク(悪く言えば厚化粧)をすれば年齢は3∼4歳上に見えるが、それでも女子高校生、精々入学したばかりの女子大学生にしか見えないものであった。しかしその姿は、ファミレスの男たちの視線を集めた[Ⓝ暗殺-1-89]。
  • 意識しなくても声と動作を外見に合わせられるよう、文弥は徹底的に訓練されている[Ⓝ暗殺-1-83]。2094年時点では、たとえば高所から飛び降りる際にはスカートの前を片手で押さえる[Ⓝ暗殺-1-159,Ⓒ暗殺-2-89]など、無意識の内に変装姿になりきっている[Ⓝ暗殺-1-243]。2097年5月に女装(変装)して司波達也に会った際には、文弥は無意識的に少し乱れたスカートの裾を直す仕草などをしている[Ⓝ劣-23-175,Ⓒ孤立-2-147]。またこの変装姿を目撃した諜報員・ネズミは、文弥を「清楚な少女」と認識し、「女臭さが無い植物的な美少女」と評している[Ⓝ劣-23-240]。2099年には「明らかに女性の歩き姿」や「涙声で叫ぶ様子」などを見せ、文弥を尾行していた空澤兆佐に男性かどうか何度も疑問を抱せている[Ⓝ夜闇-1-235・236・240,Ⓒ夜闇-3-]。2100年には達也は文弥のふるまいや言動を受けて「女性化しつつあるのではないか」などと感じている。また憤る様に対しては「高校生時代の方が迫力があった」と思っている[Ⓝメ-5-244・245・262]。

    コミカライズ〈孤立編〉第2巻より.Ⓒ2024 TSUTOMU SATO,Ⓒ2024 Tsuna Kitaumi/SQUARE ENIX,Ⓒ2024 Fumino Hayashi・Chiaki Nagaoka/SQUARE ENIX

    コミカライズ〈孤立編〉第2巻より.Ⓒ2024 TSUTOMU SATO,Ⓒ2024 Tsuna Kitaumi/SQUARE ENIX,Ⓒ2024 Fumino Hayashi・Chiaki Nagaoka/SQUARE ENIX

    コミカライズ『夜の帳に闇は閃く』第3巻より.ⒸTSUTOMU SATO/YOSHIYUKI TAGAWA 2026

    コミカライズ『夜の帳に闇は閃く』第3巻より.ⒸTSUTOMU SATO/YOSHIYUKI TAGAWA 2026

    コミカライズ『夜の帳に闇は閃く』第3巻より.ⒸTSUTOMU SATO/YOSHIYUKI TAGAWA 2026

  • 文弥は変装のお陰で女子っぽく振る舞うのに慣れているため、振る舞いに粗野な部分は無く男性を余り感じさせない[Ⓝ夜闇-3-172]。
  • 照れて頬を赤く染める様は、大抵の女子高生よりも可憐である[Ⓝ劣-23-175]。
  • 達也との会話の中で、文弥は男を誘っているようにも見える表情して、少女的な色香を漂わせることがある。達也はそれをみて憐憫の眼差しを向けるなどしている[Ⓝ劣-23-177,Ⓒ孤立-2-153]。
  • 文弥に女装癖・女装趣味は無く、むしろ嫌っている[Ⓝ劣-23-175,暗殺-1-83,2-245,3-111,Ⓒ孤立-2-148]。「ヤミ」としての姿は本人いわく「女装ではなく変装」で[Ⓝ-12-91・92,暗殺-1-140・141,Ⓒダブル-1-64,古都-5-117]、「ヤミに変装した自分は本来の自分ではない」と思いたがっている[Ⓝ暗殺-3-241]。正体を隠す為に有効だと分かってはいるが本人としては甚だしく不本意なものである[Ⓝ暗殺-1-83]。
  • 異性装にはある種の古式魔法の威力を高める効果があるため、2097年7月の巳焼島襲撃事件ではウィッグまで付けた「美少女な巫女」の姿で人形にパラサイトを封印する魔法を行使した[Ⓝ劣-27-291∼294]。
  • 四葉真夜が文弥を女装させている(玩具にしている)ことについて、達也は文弥に本気で謝るなどしている[Ⓝ劣-27-292]。
  • 2100年時点では、さすがに高校時代のような少女の変装(ヤミの姿)は使えなくなっている。それは色気が出すぎるからであり、いっぽうで身体はスリムな男性のものであるため色仕掛けにも向いていないからである[Ⓝメ-1-226・238]。

キャラクターデザイン

キャラクターデザインは原作第8巻の挿絵が初出だが、これは斜め後ろからの姿だった。正面からの姿は原作第12巻の挿絵で初めて描かれた[Ⓝ劣-8-61,12-87・231]。またカラーリングは原作第13巻の口絵で初めて描かれた[Ⓝ劣-13-4,㊮画集-1-77]。

なおコミカライズ〈ダブルセブン編〉第3巻には、きたうみつなの初期設定イラストが掲載されている[Ⓒダブル-3-173]。

性格・思想・嗜好

  • 努力家で善人。正義感が強い。苦労人でもある[㊮GB-劣2-5-4]。
  • 根が真面目で、自分の好き嫌いよりも務めを優先してしまうため、合理的な必要性を示されると拒否できない[Ⓝ暗殺-1-141]。
  • 気性が優しすぎるため、文弥を四葉家の当主とすることに黒羽貢は元々乗り気ではなかった[Ⓝ劣-16-51,Ⓒ四継-1-31]。また文弥よりも黒羽亜夜子の方が黒羽家当主の適性はあるのかもしれないともたびたび考えている[Ⓝメ-11-233]。当主としての適性については、文弥自身も同じように考えている[Ⓝメ-12-98]。

    コミカライズ〈四葉継承編〉第1巻より.©2020 TSUTOMU SATO,©2020 Tsuna Kitaumi/SQUARE ENIX,©2020 Fumino Hayashi・Chiaki Nagaoka/SQUARE ENIX

  • “大人”な関係には照れを隠せないらしい[Ⓝ劣-16-213,Ⓒ四継-2-171・172]。

    コミカライズ〈四葉継承編〉第2巻より.Ⓒ2021 TSUTOMU SATO,Ⓒ2021 Tsuna Kitaumi/SQUARE ENIX,Ⓒ2021 Fumino Hayashi・Chiaki Nagaoka/SQUARE ENIX

  • 司波達也のようにクールで頼られる男を目指しており、(上級生女子からの)マスコットのような扱われ方は不本意である[Ⓝ劣-SS-188]。
  • 文弥にとっての男性的魅力は、達也が基準となっている。そのため、自分が女性にモテるというヴィジョンは中々描けずにいる[Ⓝ夜闇-3-199]。
  • 2097年4月に開かれた二十八家若手会議の顛末を聞いた際には憤慨している雰囲気を示してみせた。その流れで七草家、ひいては二十八家に対する非宥和方針を述べた津久葉夕歌に対し、新発田勝成が「日本魔法界において四葉家が孤立すること」についての懸念を示したが、文弥はこれに対して「社会・・から孤立するのは致命的だが、魔法師・・・の社会・・・で孤立したからといって四葉家に実害は無い」という旨の意見を述べた[Ⓝ劣-22-50・54・55,Ⓒ動乱-4-101・111・112]。

    コミカライズ〈動乱の序章編〉第4巻より.ⒸTSUTOMU SATO/MEI HIGUCHI 2025

  • 2094年時点では、人を殺して何も感じないという域には至っていない[Ⓝ暗殺-1-197]。また殺人に対する倫理的な歯止めは持っているが、生理的な忌避感は無い[Ⓝ暗殺-1-259]。2096年時点では、殺人に対する禁忌の念は持っていない[Ⓝ暗殺-2-231,Ⓒ暗殺-5-142]。
  • 2094年時点では非魔法師の戦闘力を魔法師より一段低く見ていたが、黒川白羽に窘められ考えを改めた[Ⓝ暗殺-1-230∼232,Ⓒ暗殺-3-48・49]。
  • 2096年時点では、意志を奪われ操られている女性・・・・・・・・・・・・を(敵として)切り捨てられるレベルには達していなかったため、殺すのではなく『ダイレクト・ペイン』による無力化を選択した[Ⓝ暗殺-2-239∼241,管補]。
  • 文弥は榛有希にスマートな仕事を求めている。殺しの現場を血塗ちまみれにする程度なら許容範囲だが、罪のない一般市民を巻き込むのは御法度ごはっとであり、爆弾や致死性の高いガス弾などの使用を許可することはない[Ⓝ暗殺-2-294]。
  • 有希は「外見に反して中身は苛烈」という感想を抱いている[Ⓝ暗殺-3-159]。
  • 地元への愛着はある[Ⓝ夜闇-1-24]。
  • 性自認は男性であり(性自認一致レスジェンダー)、性嗜好は異性愛ヘテロ(ストレート)である[Ⓝ夜闇-1-185,3-204]。
  • 達也とは違って、仕事中以外は・・・・・・基本的に善意の人[Ⓝ夜闇-2-60]。必要ならば非常に徹することができるが、その必要が無ければ善良な青年である[Ⓝ夜闇-2-84]。
  • 女性がファッションの一環としてヒールが高い靴を履いて、その結果見下ろされるというケースには、モヤモヤと納得がいかないものを感じる[Ⓝ夜闇-2-60]。
  • 自走車選びにファッション性を重視する習慣は無い[Ⓝ夜闇-2-69]。
  • 甘さ控えめのカフェオレが好みで、エスプレッソは苦いと感じている[Ⓝ夜闇-2-191・203]。
  • 甘いお菓子は結構好き[Ⓝメ-2-194]。
  • 敵が悪党であろうと、生きたまま焼き殺すような悪趣味は無い[Ⓝ夜闇-2-231]。
  • 日本国内、特に自分たちの目が届く範囲で外国人の諜報員や犯罪者などに好き勝手されることは気分が良くないと感じる[Ⓝ夜闇-3-23・166]。
  • 達也と違い、元々は味方であるはずの相手に問答無用で追撃を行う非情な「戦士の心構え」は持ち合わせていない[Ⓝメ-11-47]。
  • 捕らえた敵に対しては、自然に相手を見下す貴族的、あるいは王族的な笑い方や態度を見せている[Ⓝキ-6-74・93]。

魔法・学力・戦闘技能など

魔法技能

精神干渉系魔法に高い適性を持っている[Ⓝ暗殺-1-177,夜闇-1-209,2-196,㊮継承電撃FAN-6,来ADW-38,四継パンフ-5,GB-劣2-5-4]。ただし司波達也のように特定の魔法に特化しているわけではなく、全系統の魔法をそつなくこなす[Ⓝ夜闇-1-209,GB-劣2-5-4]。

文弥の魔法は戦闘向きであり、直接戦闘を担当している[Ⓝ暗殺-1-177,㊮継承電撃FAN-6,四継パンフ-5,GB-劣2-5-4]。

ダイレクト・ペイン

『ダイレクト・ペイン』は、文弥の十八番おはこであり切り札でもある精神干渉系の固有魔法。相手の精神に直接痛みを知覚・認識させるもので、パラサイトに対しても有効。達也はこの魔法について「文弥にしか使えない先天的な異能の一種」と考えている[Ⓝ劣-12-,13-,SS-182・183,26-267・268,29-253,暗殺-1-158・209,夜闇-1-143,2-196,3-91,メ-2-220・248・249,10-191・192,Ⓒダブル–,スティ-3-63,夜闇-2-46,㊮来ADW-38,GB-劣2-5-4・24]。

生け捕りや拷問などを伴う諜報の仕事には適した魔法である一方、相手を確実に仕留めるという意味では威力が足りない。司波深雪や新発田勝成の魔法と比較すると、敵の大攻勢を退け、強大な敵を打ち倒すには決定力が不足している。この点で文弥も悩んだことがある[Ⓝメ-11-77]。

『ダイレクト・ペイン』を何度も連続で受けた相手は廃人になってしまうことが多いのだが、2100年時点では文弥はその辺りの匙加減がまだまだ難しい[Ⓝメ-11-241]。

かつてはブレスレット形態特化型CADを用いて発動していた[Ⓝ暗殺-1-209]が、達也のアドバイスを受けて2094年からナックルダスター形態単一目的特化型CADで発動するようになった[Ⓝ暗殺-1-213・214・234・235・241・242・251,Ⓒ暗殺-3-20・21・51∼53]。文弥はこのCADを2100年時点でも愛用している[Ⓝメ-10-191]。

コミカライズ『司波達也暗殺計画』第3巻より.ⒸYuyu Ichino 2020, ⒸTsutomu Sato 2020

文弥はこの魔法を濫用することは無いが、必要とあれば敵だけでなく部下にも折檻目的で躊躇なく使う[Ⓝ夜闇-3-92]。

凶眼

『凶眼』は、視線を通して相手に忌避感を抱かせる精神干渉系魔法。2094年に私立東京成青中学校に潜入した際に使用した[Ⓝ暗殺-1-178,Ⓒ暗殺-2-122]。

毒蜂

文弥は2099年時点において、黒羽貢が開発した『毒蜂』を貢以上に使いこなすようになっている[Ⓝ夜闇-1-142・143,Ⓒ夜闇-2-46・47]。

死影

『死影』は、『ダイレクト・ペイン』の延長線上にある精神干渉系魔法。東雲家に伝わる魔法の一つ[Ⓝメ-11-2・78・79]。

高速走行の魔法

文弥が使ってみせた高速走行の魔法によるスピードは、忍術使いである滝益次郎を感嘆させるほどのものだった[Ⓝ夜闇-3-94]。

自己加速魔法

文弥は自己加速魔法を余り得意としていない。理由としては、文弥の任務には単純な速さよりも状況の変化に素早く対応できる柔軟性が重要だからで、技術的に不得意というよりは術式が終了するまでは基本的にあらかじめ決めたとおりにしか動けない性質に心理的な抵抗を抱いている[Ⓝメ-2-243]。

拡散

文弥は、『拡散』の魔法によって音を隠すことで敵に接近することができる[Ⓝ暗殺-1-196]。

無系統魔法

無系統魔法はあまり得意ではない[Ⓝ劣-SS-183]。

隠形

文弥は2094年時点において、榛有希に接近を覚らせない程度の隠形の技術を有している[Ⓝ暗殺-1-187,Ⓒ暗殺-2-135]。

魔法的な知覚力

  • 2094年時点では、文弥は見失った相手に魔法の照準を合わせる技術を会得していない。「何処に存在するのか特定できないもの」を対象とした魔法を発動することができない。直接目視していなくても何処に位置するのかが分かっていれば干渉できるが、何処に行ったのか見失ってしまうと魔法を掛けられない(エイドスすなわち情報だけで魔法の照準を合わせる技術を持っていない)。これは当時の文弥が抱えていた技術的な課題であった[Ⓝ暗殺-1-167・168・209]。しかし2096年時点では肉眼に頼らなくても照準できるようになっている[Ⓝ暗殺-2-242・243]。とはいえ2097年時点では、まだ達也ほどうまくできない[Ⓝ劣-18-239,Ⓒ師族-6-72]。
  • 精神干渉系魔法に高い適性を持つためか、先天的に霊子感受性・想子感受性が高い。ただし2094年時点においては、これらを厳密に見分ける技術はまだまだ未熟である[Ⓝ暗殺-1-247]。
  • 霊子プシオン感受性が強いと言っても、魔法師である文弥にはやはり想子サイオンの方が馴染み深い[Ⓝ暗殺-1-248]。

精神から漏れ出る波動の感知

文弥の固有魔法『ダイレクト・ペイン』は、精神の存在を認識できなければ成り立たない。(そのため)文弥は精神から漏れ出る波動の感知を得意としている[Ⓝ暗殺-1-191]。

他者の肉体情報を読み取るスキル

精神が認識する肉体の情報をハッキングして不正に書き換える『ダイレクト・ペイン』に熟達する過程で、文弥は他者の肉体情報を読み取るスキルを発達させた[Ⓝ夜闇-1-153,Ⓒ夜闇-2-65]。

精神のチャンネルにアクセスするスキル

文弥は肉体の情報を受信する精神のチャンネルにアクセスすることができる[Ⓝメ-11-96]。

精神の健康・・状態を認識する能力は無い[Ⓝメ-11-96]。

気配を捉える技術

2100年までの1~2年間で、文弥は気配を探る技能を高めた[Ⓝメ-8-197]。

備考

  • 鳴瀬晴海は、文弥の魔法技能を「十師族並み」と評している[Ⓝ劣-SS-190]。
  • 魔法の行使を隠す技術を身に着けている[Ⓝ劣-SS-233]。
  • 2097年4月時点では技術的にはまだまだ親の世代に及ばないが、精神干渉系魔法の適性・素質では一族中で一、二を争う[Ⓝ劣-22-48]。
  • 四葉家の次期当主候補に選ばれる程度の魔法力を有している[Ⓝ劣-27-291]。
  • 魔法の発動速度に悩んだことは無い[Ⓝ暗殺-1-242]。
  • 文弥は異性装を多用してきたことにより、「境界の者」としての素質が育っていた。関東北東部暴動事件の勃発当初に文弥が霊的エネルギーの受け皿となってしまったのはこのためである[Ⓝメ-11-31]。

戦闘技能

  • 2094年時点では『身体強化』フィジカルブーストを使う榛有希に苦戦している[Ⓝ暗殺-1-201∼210・212・213・245,Ⓒ暗殺-3-9∼16]。また亜貿社の暗殺者9人を一人で討ち取ることができず、黒川白羽ら黒羽家の黒服たちの助けを必要としている[Ⓝ暗殺-1-258∼262,Ⓒ暗殺-3-64∼70・76]。
  • 2096年時点では、文弥はすでに有希や白羽を上回る実力を有している[Ⓝ暗殺-2-229・237・238・308]。
  • 七宝琢磨は2096年度九校戦のモノリス・コード新人戦の最中、文弥について「正面からぶつかり合えば俺も勝つのは難しいだろう」と述べている[Ⓝ劣-SS-230]。
  • ある程度の傷はものともせず、平気で戦い続ける[Ⓝ㊕パラディン-6-32]。
  • 2097年に九島光宣は文弥との戦いで苦戦し、「人間のままだったら負けていた」とひとりごちている[Ⓝ劣-26-271]。
  • 七草香澄は2099年時点において、文弥を「自分に匹敵するか自分より強いかもしれない魔法師」と認識している[Ⓝ夜闇-2-127]。
  • 魔法なしでもナンパやマフィアを軽くあしらう程度の実力を有している[Ⓝ夜闇-2-55∼58・132・133]。
  • 2101年時点では、司波達也は文弥の技量について「黒羽貢に並ぶ」と評価している[Ⓝメ-12-98]。

諜報能力

  • 文弥は諜報活動の為、「服の袖に隠したCADを服の上から操作する」というような小技を魔法教育とは別に仕込まれている[Ⓝ暗殺-1-177,Ⓒ暗殺-2-121]。これは手の内(=魔法を使えること)を隠すためのものでもあるが、戦闘で余裕が無い時などには操作をよりスピーディーにするため、袖を捲ってCADを露出させる[Ⓝ暗殺-1-258]。
  • 走るのと遜色が無い速度で、音も無く歩くことができる[Ⓝ暗殺-1-191]。
  • 読唇術を身に付けている[Ⓝ夜闇-2-61]。

学力

  • 高校3年生の時点において、国立魔法大学の入試には楽勝で合格する自信があり、実際に合格した[Ⓝ夜闇-1-17・24,Ⓒ夜闇-1-3・4]。
  • 敵国語であるロシア語を身に付ける努力をしており、2099年時点では話すことはできないが読み取りや聞き取りはできる[Ⓝ夜闇-1-246,3-155・156]。

その他

  • 好きまたは得意なことは、乗馬・オフロードバイク(自動二輪)・マウンテンバイク(自転車)[㊮GB-劣2-5-4]。黒羽貢によれば、文弥は小学生の時分に乗馬の先生に褒められたことがあるらしい[Ⓝ劣-8-54]。
  • 嫌いまたは苦手なことは、身長が必要な球技[㊮GB-劣2-5-4]。
  • 中学生の頃から諜報・工作を行っており、中学2年生時に初めて単独で任務にあたった[Ⓝ暗殺-1-143,㊮継承電撃FAN-6]。
  • 九校戦のモノリス・コードにおける文弥の戦い方は、「忍者戦術」と呼ばれているらしい[Ⓝキ-3-222,Ⓒキ-6-51]。

    コミカライズ『キグナスの乙女たち』第6巻より.ⒸLa-na 2025, ⒸTsutomu Sato 2025

  • 大体の魔法師(現代魔法師)の例に漏れず記憶力が優れており、暗記に苦労したことは無い[Ⓝ夜闇-1-145,3-156]。
  • 仕事の為に、18歳になった直後に運転免許を取った。なおドライビングテクニックは黒羽亜夜子とほぼ互角である[Ⓝ夜闇-3-228・229]。
  • 耐薬物訓練を受けており、少なくとも飲み物に混入された睡眠薬程度は肉体的な能力で解毒・無害化することができる[Ⓝ夜闇-3-257・258]。
  • 2101年8月までに自家用操縦士のライセンスを取得した[Ⓝメ-12-102]。

暮らし

2096年3月までは旧愛知県・豊橋市にある黒羽家の実家で暮らしていたが、4月になり第四高校へ通うようになってからは旧静岡県・浜松市内のマンション(アパート)を借り、黒羽亜夜子とともに暮らしている。家事使用人は付けず、夕食など食事の支度を始めとして、身の回りのことは二人で行っている[Ⓝ劣-26-256,暗殺-1-291,2-33・103,夜闇-1-17・131,Ⓒ暗殺-3-118,4-18,㊮GB-劣3-4-27,管補]。

第四高校を卒業した翌日、2099年3月15日には上京し、調布市にある四葉東京副本部ビルの5階の角部屋(501号室)で二人暮らしを始めた。ここでも家事使用人は付けていない[Ⓝ夜闇-1-26・29・30・131・133,メ-1-102,Ⓒ夜闇-1-17]。

コミカライズ『夜の帳に闇は閃く』第1巻より.ⒸTSUTOMU SATO/YOSHIYUKI TAGAWA 2025

文弥の周囲では普段から、隠密行動に優れた(黒羽家の)メンバーが常時警戒に当たっている[Ⓝ夜闇-1-237]。

眠るときには、パジャマ代わりにTシャツを着ている[Ⓝ夜闇-3-168]。

国立魔法大学での生活において、文弥には馴染みの喫茶店ができている[Ⓝメ-1-224]。

人間関係

黒羽家

黒羽貢

  • 黒羽貢は黒羽亜夜子と文弥を溺愛し親馬鹿に近いレベルで可愛がっており、二人の能力を誰よりも高く評価している。ことあるごとに二人の自慢話をしようとしており、実際に中学生時代の司波深雪に二人を自慢している。また2092年8月のパーティーで黒羽姉弟が着ていた服装は、貢も喜んで着せているものらしい[Ⓝ劣-8-49・53・54,29-237,夜闇-1-131,Ⓒ追憶-1-72,㊮ドラマ追憶パンフ-7,管補]。
  • 文弥も貢には愛情と尊敬を持って接している[Ⓝ夜闇-1-131]。
  • 一方で、貢は文弥と亜夜子を司波達也に関わらせたくないと思っている。二人が達也に好意を向けて慕っていることをよく思っておらず、苦虫を嚙み潰す様子を見せている[Ⓝ劣-8-56・57,暗殺-1-233,Ⓒ追憶-1-80・82∼85,暗殺-3-50,㊮GB-追憶-7・12]。2096年末には深雪を慶春会に出席させないよう達也に迫りつつも[Ⓝ劣-16-49・50,Ⓒ四-1-29]、「子供たちを悲しませたくない」という理由から妨害には加わらず中立の立場をとった[Ⓝ劣-16-53・54・78・138,Ⓒ四-1-34・35・58・119,2-167]。黒羽家の親子関係が良好でなくなるのは達也が絡んだ時だけで、お互いにそれは分かっている。そのため、巳焼島事変(シバ・ショック)以降は達也の話題を出さないようにしている[Ⓝ夜闇-1-131]。
  • 黒羽家の仕事は非合法性が強いため絶対に裏切らないことが必要である。そのため亜夜子と文弥は四葉家当主への徹底的な服従と忠誠心を貢によって刷り込まれている[Ⓝ劣-SS-175]。
  • 貢は完璧な父親ではないが、トップに立つ者としての教育は亜夜子と文弥にしっかり与えている[Ⓝ夜闇-2-204]。
  • 貢は2100年10月、「引退して文弥に家督を譲る」と言い出した。さすがにいきなりすぎるので、文弥はいったん保留にしている[Ⓝメ-9-179・181]。

黒羽亜夜子

  • 文弥と亜夜子は、昔から仲の良い姉弟で知られている。外面だけではなくて実際に仲が良く、互いに誰より心を許している[Ⓝ劣-19-219]。2096年時点においても姉弟仲は良好。時々喧嘩もするが(大抵の場合は亜夜子が文弥をからかいすぎるのが原因)、二人は互いに一目置き合っているからか、相手に自分の気持ちや都合を押し付けようとはしない。まだ15歳という年齢を考えれば、随分と大人びた姉弟関係と言える[Ⓝ暗殺-2-103・104]。2100年秋に日立市の星神封印が解かれた際や、その後文弥が重傷を負い入院した際には強く心配する様子を見せている[Ⓝメ-11-32∼34・50・56・63・72∼74]。
  • 亜夜子は、文弥の前ではあられもない格好をしていることがしばしばある[Ⓝ暗殺-2-104・105,夜闇-1-30・31,2-191,キ-6-123・177,Ⓒ暗殺-4-116・117,Ⓒ夜闇-1-18・19]。
  • 亜夜子は、文弥をからかって(じゃれ合って)楽しむ癖がある。しかし大学2年生ごろには文弥も言い返すようになっている[Ⓝ劣-12-230,14-59・60,19-220・221,暗殺-2-106・198・199,夜闇-1-134・135,メ-3-80・81,10-188,キ-6-124,Ⓒ古-1-28∼30,師族-9-152・153,暗殺-4-118,㊮GB-劣2-5-3]。

    コミカライズ〈古都内乱編〉第1巻より.ⒸTSUTOMU SATO/YUZUKI N’ 2019

  • 文弥は、2099年時点では達也が絡むと文弥は貢に対して頑な(頑固)になる傾向がある。これについて亜夜子は「今更反抗期かしら」などと思っている[Ⓝ夜闇-1-38・39,Ⓒ夜闇-1-31・32,管補]。
  • 姉弟は、黒羽家の仕事でずっとパートナーを組んできた[Ⓝ夜闇-1-234]。それと同時に亜夜子は、本家次期当主候補および分家次期当主としての文弥の補佐役という立場でもある[Ⓝ劣-16-204,メ-9-197,11-233]。
    任務においては、武力行使を伴うミッション以外は亜夜子の方が得意であるため、戦闘は文弥、それ以外は亜夜子というのが大学入学までの役割分担だった。つまり、亜夜子はアタッカーとして前で戦う文弥の侵入と退却を支援するバックアップ役を担う。この役割分担により双子の間では、潜入調査の段階では亜夜子が、実力行使を伴う場面では文弥がイニシアティブを取ることになっている[Ⓝ劣-SS-210,夜闇-3-176,㊮来ADW-39,GB-劣2-5-3・15,管補]。大学入学後も、後方で全体をコントロールする仕事は亜夜子が担っている[Ⓝメ-11-233]。
  • 文弥が亜夜子と同じ部屋で眠っていたのは、小学生の頃までである[Ⓝ劣-19-218・219,Ⓒ師-9-148・149]。
  • 達也によれば、亜夜子が文弥と別行動をしているのは珍しいらしい[Ⓝ劣-23-173,Ⓒ孤-2-147]。
  • 亜夜子は文弥にとって、最も身近な守るべき肉親であり、だからこそ決して弱みを見せられない相手である[Ⓝ㊕洗礼-2]。
  • 文弥は自分のことをシスコンだとは夢にも思っていないが、亜夜子が空澤兆佐のことを話す時の笑顔を見ると心の中にモヤモヤとしたものが湧き上がっており、「空澤に会わせたくない」と思っている[Ⓝ夜闇-1-238・272,Ⓒ夜闇-3-135]。
    亜夜子の方も、文弥を好いている阿部ミラについて「黒羽家でやっていける人ではない」と判断している時には楽しそうな笑顔を浮かべており、また文弥が入院している時には文弥がいない自宅・・・・・・・・に帰る気になれなくなるなど、ブラコンの気けがある可能性がある[Ⓝ夜闇-3-247,メ-11-72,管推]。
  • 昏睡状態の文弥が目を覚ましたとき、眠っていた亜夜子が「文弥に呼ばれて」目を覚ましたことから、文弥と亜夜子の間には何らかの魔法的なパスがつながっているのかもしれない[Ⓝメ-11-73,管推]。
  • 文弥は亜夜子について、「(当主として)一人でやっていける能力がある」「魔法技能だけでなく、リーダーとしての指導力と調整力も備わっている」「亜夜子の方が向いている」と述べている[Ⓝメ-12-99・109]。

東雲亜弥

文弥は、小学校低学年までは母である東雲亜弥に色々と世話を焼かれたが、それ以降は余り干渉された記憶が無い。放置されたことに対して特に思うところは無く、むしろ口煩く干渉されるよりありがたく感じている[Ⓝ夜闇-3-123・124]。

亜夜子が知る限り、文弥と亜弥の交流は2099年までの数年間はほとんど無かった[Ⓝ夜闇-3-165]。

2100年時点においては、文弥と亜弥は不仲ではないが、関係が良好とも言い難い[Ⓝメ-11-75]。何年も会っていないわけではなく、大晦日と正月には一緒に過ごす時間を持っているのだが、雰囲気的には「疎遠」という言葉が相応しい間柄である[Ⓝメ-11-75・76]。

司波兄妹

黒羽姉弟にとって、司波兄妹は平凡という言葉から最も縁遠い存在である。また「人里離れた古い洋館とか高い塀に囲まれた秘密研究所とかに住んでいる方が相応しくそうあるべきだ」というのが姉弟の一致した見解であり、府中市の司波家を初めて訪ねたときには「平凡すぎない?」という感想を抱いている[Ⓝ劣-12-222,Ⓒダ-2-44・46]。

司波兄妹にとって黒羽姉弟は、少なくとも敵ではないと分かっている数少ない身内である[Ⓝ劣-12-225]。

司波深雪

  • 司波深雪によれば、文弥は深雪のことを実の姉の様に素直に慕っている。深雪はこれについて「可愛い」と感じつつも、「男の子としては少し可愛すぎる気もする」という感想も懐いている[Ⓝ劣-8-52∼54]。
  • 黒羽姉弟について深雪は「親しくはあっても気が休まらない、味方だと分かっていても気を緩められない相手」と感じている[Ⓝ劣-14-41]。

司波達也

  • 黒羽姉弟は、司波達也に強い尊敬と好意を懐いている。文弥は達也のことを、亜夜子と同等あるいはそれ以上に強く慕い、敬愛している。実の兄弟以上に達也を傾慕けいぼしており、その想いの強さと深さは性別を無視すれば恋慕とさえ呼べるものである。それは「傾慕」「憧憬」「心酔」「崇拝」などのいずれの言葉も当てはまりそうであり、どれもわずかに相応しくないものである[Ⓝ劣-12-224・229∼231,13-333,16-78,暗殺-1-74・82,㊮ドラマ追憶パンフ-7,継承電撃FAN-6,四継パンフ-5・35,GB-劣2-5-3・4]。
  • 深雪によれば文弥は小学生の時点で達也のことを深雪以上に慕って(尊敬して/憧れて)おり、達也はどこにいるのかとソワソワした様子を見せていた[Ⓝ劣-8-54,Ⓒ追憶-1-74・75・80,㊮GB-追憶-7]。中学生の時点においても「達也の力になりたい」と考えているが、同時に「達也を煩わせたくない」とも思っている[Ⓝ暗殺-1-73・148,Ⓒ暗殺-1-128]。また変装時には達也以外からの同性からの視線に気持ち悪さを感じている[Ⓝ暗殺-1-90]。達也が授業をサボっている場面に出会った際には「ワイルドな達也兄さんも魅力的」などと感じている[Ⓝ暗殺-1-214,Ⓒ暗殺-3-22]。
  • 高校生時点においても強い憧れを持っていて、達也に会う機会を得るたびに嬉しく思っている[Ⓝ劣-14-57・58,SS-201・215]。達也に頼られた際には、「頼ってもらって嬉しい」という子犬みたいな反応をしてみせている[Ⓝ劣-29-75]。また達也の戦闘能力については、信頼というより信仰に近いものを感じているらしい[Ⓝ暗殺-2-32,Ⓒ暗殺-4-16]。榛有希には「文弥は達也に道ならぬ想いを懐いているのではないか」とひそかに疑われている[Ⓝ暗殺-2-99]。2100年には、達也に対して恋する乙女のような・・・・・・・・・表情を浮かべることがある[Ⓝメ-5-262,10-189]。
  • 幼い頃、達也は『分解』を基にした『極致拡散』のやり方を亜夜子に実演して見せた。亜夜子にとって『極散』は達也から教わったに等しく、達也のおかげで黒羽・・亜夜子としてのアイデンティティを、四葉の魔法師としての自分自身を確立できたと言っても過言ではない。故に亜夜子が達也を単なる・・・ガーディアン・・・・・・と見下すことは決して無く、このことは黒羽姉弟が達也を過大評価・・・・する原因の一つともなっている[Ⓝ劣-13-190・191,㊮GB-劣3-3-24]。
  • 2096年の大晦日に四葉家の「奥の食堂」で達也が次期当主候補者らと同じ席についていることについて、文弥は(他の候補者らと同様に)特に疑問を覚えていない。これは文弥が達也を自分に匹敵、あるいは凌駕する実力の持ち主だと認めており、自分たちと同じ席に並ぶことを当然だと考えているためである[Ⓝ劣-16-204・205]。
  • 高校卒業時には、上京して達也の力になること、達也の役に立つことを待ち望んでいる[Ⓝ夜闇-1-25,Ⓒ夜闇-1-4・5]。
  • 達也は文弥について「貴重な味方」だと思っている[Ⓝ劣-28-176]。また「頼りになる魔法師メイジスト」であるとも思っている[Ⓝメ-8-200]。その一方で「個人としては信用しているが、姉弟には自分たちの仕事があるため、いざという時には当てにできないかもしれない」旨も述べている[Ⓝ劣-25-82]。

九島光宣

文弥は2100年5月時点において、それまで九島光宣とは敵対したことしかないため、光宣について話す際の口調には親しみが無い[Ⓝメ-2-197]。

文弥は光宣に対して非友好的で、たとえ顔の美醜のことであっても「光宣に自分が劣っている」と口にすることには抵抗がある。これは単に同性で同い年のライバルというだけでなく、互いに精神干渉系魔法を得意とする魔法師メイジストであるという点にも原因があるかもしれない[Ⓝメ-4-193,夜闇-1-68・69,Ⓒ夜闇-1-71]。

コミカライズ『夜の帳に闇は閃く』第1巻より.ⒸTSUTOMU SATO/YOSHIYUKI TAGAWA 2025

2100年7月、光宣は「八仙」の鐘離権および韓湘子と戦ったが、光宣がここまで苦戦したのは文弥、九島烈、そして司波達也との戦い以来のことであった[Ⓝメ-5-47]。

アンジェリーナ=クドウ=シールズ

2099年3月時点において、文弥はアンジェリーナ=クドウ=シールズと交流はあるものの、友人同士ではない[Ⓝ夜闇-1-43,Ⓒ夜闇-1-41]。

コミカライズ『夜の帳に闇は閃く』第1巻より.ⒸTSUTOMU SATO/YOSHIYUKI TAGAWA 2025

2100年時点においては、リーナは文弥に「今日もカワイイわね」などと述べている。そんなリーナに対して文弥は「いつもどおり」ぞんざいな口調で挨拶を返し、また気安いやりとりをしている。このときリーナは文弥の隣に腰を下ろしたのだが、意外に近い距離に少し悩むなどしている[Ⓝメ-2-193∼195]。

同年10月末、リーナとともに空澤兆佐と交戦した際、文弥はリーナを助けて命の危機に瀕した。意識不明のまま調布碧葉医院に運び込まれ、達也の指示で処置が行われた。意識が回復するまでには16時間以上かかった[Ⓝメ-11-49∼52・56・61・63∼67・74]。

達也の『再成』がなければ文弥は死んでいたという事実に、リーナは我を忘れて空澤に魔法を放った[Ⓝメ-11-58・59]。その日の晩、リーナは文弥のことが気になってなかなか眠れなかった[Ⓝメ-11-69]。

意識を回復した文弥が四葉東京本部ビルに戻るや否や、リーナは文弥に抱き付いて長い長い口付けをした。リーナ曰く「かばってくれた御礼」とのことである[Ⓝメ-11-80・81]。

2101年時点では、二人は単なる同行者として以上の関係性になっている[Ⓝメ-12-93]。8月のデートで文弥は、(これからリーナが暮らすことになる)国後島へ共に向かう旨をリーナに伝えた[Ⓝメ-12-101∼105,管補]。この頃には、文弥はリーナを女性として好きになっている[Ⓝメ-12-111・112]。

2104年4月、文弥はリーナにプロポーズ。翌年5月にはプロテスタントの作法による結婚式を挙げた。なおリーナは東道青波の養子となっているため、文弥は東道家に婿入りし「東道文弥」となった。これにより四葉家は東道家と縁戚関係となり、日本の権力構造にいっそう強く食い込むこととなった。こうして四葉家は政治権力の中枢に足を踏み入れる存在となり、国内政治においても「触れてはならない者たちアンタッチャブル」になったわけ。なお、この画を描いたのは葉山忠教である[Ⓝメ-12-189∼191・193∼196・199・201・226∼229・233・234]。

作者は小説『メイジアン・カンパニー』第11巻のあとがきにおいて、文弥とリーナのカップリングを成立させた事情を示唆している。それによれば、「ずっと曖昧にしておくのも一つの戦略だとは思うが、リーナに関してはそうしたくなかった」とのことである[Ⓝメ-11-258]。

また同シリーズ第12巻のあとがきでは、「黒羽姉弟については見切り発車で、結末が中々決まらなかった」「リーナの相手は特定せずに濁したままシリーズを締める予定だったがそうはならず、(リーナは黒羽姉弟の)煽りを食った形」という旨を述べている[Ⓝメ-12-249]。

黒川白羽

  • 黒川白羽は、甲賀二十一家・黒川家の末裔で、手練れの忍術使い。黒羽家配下の魔法師であり、2096年時点では黒羽家の部下としては中堅どころだが、将来の幹部候補である。文弥が任務で独自に動く時には補佐役・側近を務め、工作員としてサポートを行う。また文弥の護衛と教育係の役目も与えられている[Ⓝ劣-26-264,暗殺-1-11,2-151・156,夜闇-1-18・37,Ⓒ暗殺-2-69,5-42∼45]。桜崎奈穂によれば「文弥の右腕」とのことである[Ⓝ暗殺-3-232]。

    コミカライズ『司波達也暗殺計画』第5巻より.ⒸYuyu Ichino 2022, ⒸTsutomu Sato 2022

  • 元々は文弥のガーディアン候補だったのだが[Ⓝ夜闇-1-18]、2094年の任務において正式に「御側付き」として文弥のサポートに就いた。黒羽家の魔法師の中では若年層に属していることもあって、文弥とは昔から一緒に行動する機会が多かった[Ⓝ暗殺-1-144・236]。
  • 2098年時点においても、文弥の側近を務めている[Ⓝ夜闇-1-18・37]。

空澤兆佐

文弥は2100年、面白くなさそうに・・・・・・・・空澤兆佐の長所を挙げるなどしている[Ⓝメ-11-156]。

榛有希

2094年、四葉真夜は榛有希の調査を「教材」として文弥に命じた[Ⓝ暗殺-1-65,Ⓒ暗殺-1-103・104]。最終的に有希は(四葉家でも黒羽家でもなく)文弥への臣従を誓い、文弥の個人的な配下となった[Ⓝ暗殺-1-286∼288,2-29,メ-2-244,Ⓒ暗殺-3-113∼115・118]。

二人は部下と主人の間柄だが、有希的には「飼い犬(猟犬)と飼い主」の方がしっくりくるらしい[Ⓝ暗殺-3-234・235]。

2096年時点においては、文弥は有希の食事内容を気遣うなどしているらしい[Ⓝ暗殺-2-96,Ⓒ暗殺-4-104]。

文弥は有希にとって、横暴な雇い主ではない。仕事内容に対する要求水準は高いが、その分気前も良い[Ⓝ暗殺-2-99]。

世間話をするような間柄ではない[Ⓝ暗殺-3-52]。

姉川妙子によれば、亜貿社内では「有希は文弥のお気に入り」「好い仲」「男の女の間柄なんじゃないか」などと噂になっているらしい[Ⓝ暗殺-3-108・110]。

有希は国後島に居を移した文弥についていくことはなく、東京に残った[Ⓝメ-12-235]。

鰐塚単馬

文弥は、榛有希や桜崎奈穂の前では敢あえて見せていないが、鰐塚単馬の前では黒羽家次期当主としての素顔を見せる[Ⓝ夜闇-2-172]。

単馬は国後島に居を移した文弥についていくことはなく、東京に残った[Ⓝメ-12-235]。

桜崎奈穂

文弥は、桜崎奈穂について「特殊な魔法技能」が真価であると評している[Ⓝ暗殺-3-241]。

奈穂は国後島に居を移した文弥についていくことはなく、東京に残った[Ⓝメ-12-235]。

若宮刃鉄

刃鉄は国後島に居を移した文弥についていくことはなく、東京に残った[Ⓝメ-12-235]。

滝益次郎

滝益次郎は、黒羽家に従う魔法師(忍術使い)で、第四高校および国立魔法大学における文弥の同級生[Ⓝ夜闇-3-24]。

文弥のナンパ避けに使われることがある[Ⓝ夜闇-3-24]。

七草香澄

乗馬クラブなどで文弥に助けられた七草香澄は、その行動に見とれ、また男らしさを感じた。ただし香澄は文弥に恋をしたり、文弥を恋人にしたいと考えているわけではなく、「文弥と友達になるのは面白そう」「文弥と一緒なら乗馬クラブも面白そう」などと思っている[Ⓝ夜闇-2-76・133・140]。

香澄の方から距離を詰めていった結果、2100年には結構仲が良くなっており、国立魔法大学では「文弥」「香澄」と呼び合う仲になった。ボーイッシュな香澄とフェミニンな文弥が談笑している様子を見た学生のうちの一定数は、「百合」だの「BL」だのという妄想の深みに落ちている[Ⓝ㊕Twins-2・4]。

九重八雲

2096年時点において、九重八雲の技量に対し文弥は向上心を滾らせている[Ⓝ劣-SS-215]。

2100年時点においては、文弥は司波達也ほど親しくは無いが八雲とは面識があり、「八雲なら仕方が無いか」と思う程度にはその人間性を知っている[Ⓝメ-10-145]。

司波龍郎

司波達也を軽んじるばかりか司波深雪の気持ちすら蔑ろにしていた司波龍郎に対して、文弥は良い感情を持っておらず、むしろ許し難い行為として嫌悪感を懐いている。しかし達也自身が全く気にしていなかったため、関心を無くしていることも事実である[Ⓝ夜闇-1-251・269]。

遠上遼介

文弥は遠上遼介が七草真由美を守りながら戦う様について、比較的好意的な反応を示している[Ⓝメ-2-300・301,管想]。

阿部ミラ

阿部ミラは2099年、文弥に助けられて恋に落ちた[Ⓝ夜闇-3-174・208]。

文弥はミラと一度だけ「デート」をした。このときの文弥のファッションはいつも以上に性別不詳なものだったが、これは(弟を着せ替え人形にして楽しむと同時に)男性恐怖症の傾向があるミラを慮った黒羽亜夜子のアドバイスによるものであるらしい[Ⓝ夜闇-3-228・231・234,管補]。

文弥は司波深雪やアンジェリーナ=クドウ=シールズ、亜夜子らには無い可愛らしさをミラに認め、「これはあざとい……」と心の中で(昔ならば変装の参考になったという意味で)感嘆している[Ⓝ夜闇-3-245・246]。

庄司ルナ

文弥は第四高校の同級生である庄司ルナのことを、「名前くらいは覚えている」程度のレベルで知っている[Ⓝ夜闇-3-201]。

ルナは四高時代から黒羽姉弟の正体を察していたが、文弥たちはそれに気づくことができなかった[Ⓝ夜闇-3-204∼207・213]。

文弥はルナと阿部ミラの友情に眩しさを感じている[Ⓝ夜闇-3-207]。

備考

  • 一人称は「僕」[Ⓝ劣-8-62]。変装して「ヤミ」になっている時には「私」と言うが、「僕」と言ってしまい黒羽亜夜子に注意されることがしばしばある[Ⓝ劣-12-90・91,暗殺-1-237]。
  • 任務中に用いるコードネーム「ヤミ」は、「文弥」の最後の二文字をひっくり返したものである[Ⓝ劣-12-92,暗殺-1-157,Ⓒス-2-]。
  • 黒羽貢は文弥を「文弥」と呼ぶ。文弥は貢を小学生以降は「父さん」と呼んでいる(もっと幼い頃は「父さま」と呼んでいたらしい)[Ⓝ劣-8-51・56・57,13-348,夜闇-1-,Ⓒ追憶-1-,スティ-3-232]。
  • 東雲亜弥は文弥を「文弥さん」と呼び、文弥は亜弥を「母さん」と呼ぶ[Ⓝ夜闇-3-124・165,メ-11-67・76]。
  • 黒羽亜夜子は文弥を「文弥」と呼び、文弥は亜夜子を小学生の頃は「姉さま」と、中学生以降は「姉さん」と呼ぶ。ただし任務で変装しているときには、亜夜子は文弥を「ヤミちゃん」と呼び、文弥は亜夜子を「ヨル姉さん」と呼ぶ[Ⓝ劣-8-57・62,12-82∼84,Ⓒダ-1-53・54]。
  • 黒羽家の黒服たちは、任務中の文弥を「若」または「お嬢様」と呼ぶ[Ⓝ劣-12-91・92,15-280・281・290,暗殺-1-74・75・141・142,Ⓒダブル-1-63,古都-5-117・132,暗殺–]。

    なお「若」という呼び方について、「和歌」に聞き間違えられたり「わかな」の愛称と勘違いされることが多いため、文弥は特に禁じてはいない[Ⓝ夜闇-3-25]。

    コミカライズ〈ダブルセブン編〉第1巻より.Ⓒ2017 TSUTOMU SATO, Ⓒ2017 Tsuna Kitaumi/SQUARE ENIX

    コミカライズ〈古都内乱編〉第5巻より.©TSUTOMU SATO/YUZUKI N’ 2022

  • 司波達也は文弥を「文弥」と呼ぶ。文弥は達也を小学生の頃には「達也兄さま」と、中学生~高校生の頃には「達也兄さん」と呼んでいる。大学生の頃には「達也さん」と呼んでいるが、「達也兄さん」になることもある[Ⓝ劣-8-54・56・59,12-223・224,暗殺-1-85,夜闇-1-34,メ-1-222,2-153,キ-6-127,Ⓒ夜闇-1-17・23]。
  • 司波深雪は文弥を「文弥くん」「文弥君」と呼ぶ。文弥は深雪を小学生の頃には「深雪姉さま」と呼んでいたが、高校生以降は「深雪さん」と呼ぶ[Ⓝ劣-8-44・52∼59・62・64・82,12-227,夜闇-1-34,Ⓒ–]。
  • 文弥は四葉達彦を「達彦君」と呼ぶ[Ⓝメ-12-187]。
  • 桜井水波は文弥を「文弥様」と呼ぶ。文弥は初めは水波を「桜井さん」「水波さん」と呼んでいたが、水波に説得され命令口調で話すようになった[Ⓝ劣-13-332・333]。
  • アンジェリーナ=クドウ=シールズは文弥を「フミヤ」と、文弥はリーナを「リーナ」と呼ぶ[Ⓝ劣-27-294,夜闇-1-43,3-18,メ-2-193,10-257・266,Ⓒ夜闇-1-43]。
  • 四葉真夜は文弥を「文弥さん」と呼ぶ。文弥は真夜を「真夜様」「ご当主様」「御当主様」と呼ぶ[Ⓝ劣-14-55・57,16-207・208・274,暗殺-1-230,2-145,Ⓒダブル-2-49,古都-1-16,暗殺-4-17]。ただし真夜は、ヤミには自分を「伯母様」と呼ばせている[Ⓝ劣-SS-173]。
  • 葉山忠教は文弥を「文弥殿」「文弥様」と呼び、文弥は葉山を「葉山さん」と呼ぶ[Ⓝ劣-14-55・56,暗殺-2-33,Ⓒ暗殺-4-17]。
  • 文弥は花菱但馬を「花菱さん」と呼ぶ[Ⓝキ-6-125]。
  • 黒川白羽は文弥を「若」「文弥様」と呼び、文弥は白羽を「黒川」と呼ぶ。ただし任務で変装しているときには、白羽は文弥を「ヤミ様」「お嬢様」などと呼ぶ[Ⓝ暗殺-1-157・226・227・237,2-197,3-247,Ⓒ暗殺-2-116,5-36]。
  • 黒川白妙は文弥を「文弥様」と呼ぶ。文弥は白羽と区別するために、白妙をコードネーム的に「センセイ」と呼ぶ[Ⓝ夜闇-2-200・201]。
  • 文弥は東雲吉見を「吉見さん」と呼ぶ[Ⓝ劣-19-124,Ⓒ師族-8-98]。
  • 文弥は津久葉夕歌を「夕歌さん」と呼ぶ[Ⓝ劣-19-124,Ⓒ師族-8-98]。
  • 文弥は新発田勝成を「新発田さん」と呼ぶ[Ⓒ四継-3-133]。
  • 文弥は花菱兵庫を「兵庫さん」と呼ぶ[Ⓝ夜闇-1-135,Ⓒ夜闇-2-30]。
  • 榛有希は文弥を「文弥」と呼び、文弥は有希を「有希」と呼ぶ。ただし任務中は有希は文弥を「ヤミ」と呼び、文弥は有希を「ナッツ」と呼ぶ[Ⓝ暗殺-1-288・289,2-38・198・238・286・308,3-226,Ⓒ暗殺-4-19・46]。なお文弥が有希を呼び捨てにすることについて、有希は年齢を理由に「さん」付けを要求したものの、雇用関係を理由に却下されたことがある[Ⓝ暗殺-2-285]。また有希が文弥を呼び捨てにすることについて、文弥は気に掛けていない[Ⓝ夜闇-1-161]。
  • 鰐塚単馬は文弥を「文弥様」と呼び、文弥は鰐塚を「鰐塚」と呼ぶ。ただし文弥が「ヤミ」に変装しているときには、鰐塚は文弥を「ヤミ様」と呼び、文弥は鰐塚を「鰐塚さん」と呼ぶ[Ⓝ暗殺-3-229・240・287・289,夜闇-1-70,Ⓒ暗殺-3-116,夜闇-1-76]。
  • 桜崎奈穂は文弥を「文弥さま」「文弥様」と呼び、文弥は奈穂を「奈穂」と呼ぶ[Ⓝ暗殺-2-36・96・145,夜闇-1-161,Ⓒ暗殺-4-103,5-25]。
  • 若宮刃鉄は文弥を「文弥様」と呼び、文弥は刃鉄を「若宮」と呼ぶ[Ⓝ暗殺-3-239・240・268,夜闇-1-161,Ⓒ夜闇-2-83]。
  • 空澤兆佐は文弥を「黒羽さん」と呼び、文弥は空澤を「空澤さん」「空澤刑事」と呼ぶ[Ⓝ夜闇-3-74・103・146,メ-11-4・43,12-99,Ⓒ夜闇-2-85]。
  • 滝益次郎は文弥を「若」「文弥様」と呼び、文弥は滝を「滝」と呼ぶ[Ⓝ夜闇-3-25・26・122]。
  • 東山知時は文弥を「黒羽君」と呼ぶ[Ⓝメ-9-31]。
  • 七草香澄は、国立魔法大学入学当初は文弥を「黒羽くん」と呼び、文弥は香澄を「七草さん」と呼んでいた[Ⓝ夜闇-2-56・75・127]が、2100年時点では「文弥」「香澄」と呼び合う仲になっている[Ⓝ㊕Twins-4]。
  • 阿部ミラは文弥を「黒羽君」と呼び、文弥はミラを「阿部さん」と呼ぶ[Ⓝ夜闇-3-28・29]。
  • 庄司ルナは文弥を「黒羽君」と呼び、文弥はルナを「庄司さん」と呼ぶ[Ⓝ夜闇-3-201]。
  • 吉田幹比古は文弥を「黒羽君」と呼ぶ[Ⓝメ-12-117]。
  • 文弥は九島烈を以前は「老師」と呼んでいたが、達也が「閣下」と呼んでいるのを聞いて以降は同じように呼ぶようになった[Ⓝ劣-26-256]。
  • 文弥は九島朱夏を「朱夏さん」と呼ぶ[Ⓝキ-6-72]。
  • 第四高校の女子の先輩たちからは「黒羽くん」と呼ばれている[Ⓝ劣-SS-188]。
  • 文弥が通っていた私立中学校は、四葉家が裏で支配している[Ⓝ暗殺-1-103]。
  • 小学生の時点で文弥には守護者ガーディアンが付けられているが、深雪によればこれは四葉の事情というよりも貢の仕事の都合という側面が強い、とのことである[Ⓝ劣-8-82]。
  • 文弥は事実上ガーディアンを持っていない[Ⓝ劣-16-60]。
  • 真夜は2096年夏、「九校戦で全力を出し目立つこと」「ただし四葉の関係者だという決定的な確信を持たれてはならないこと」「達也とは見知らぬ間柄だと周りに印象付けること」を黒羽姉弟に命令。それと同時に「四葉家には黒羽家という分家が存在する」という噂を広め、同年の九校戦における姉弟の活躍によってその信憑性は増した。2098年度の九校戦でも顔が売れ、その知名度は「七草の双子」に劣らぬものとなった。第四高校卒業後には「姉弟は黒羽家の直系である」という噂が日本魔法界に流れたが、真夜はこれを否定も肯定もしなかった。つまり四葉家は姉弟が一族の魔法師だと隠していない。これにより姉弟が四葉家と深い関係にあることは日本魔法界では半ば周知の事実となっている。四葉家の中でどのようなポジションにあるのかを知る者はまだ少ないが、それも時間の問題となっている[Ⓝ劣-13-181・339,14-58・208,SS-174∼181・189∼192・196・207・224・239,夜闇-2-78,3-70・71,メ-1-13・104,キ-6-118,Ⓝ㊕Twins-2,Ⓒスティ-2-59∼64,孤-2-148,夜闇-2-135,㊮GB-劣3-3-25]。

    コミカライズ〈スティープルチェース編〉第2巻より.ⒸTSUTOMU SATO/NOBU AONAGI 2020

  • 国立魔法大学に在学中は、四葉東京副本部ビルの6階(四葉家の支部)の管理権限が与えられている。これは黒羽姉弟が将来黒羽家を継ぐ為のOJTとして元々予定されていたことである[Ⓝ夜闇-1-30,3-16・119]。
  • 正座には慣れている[Ⓝ夜闇-1-84,Ⓒ夜闇-1-95]。
  • 大学では、亜夜子とほとんど同じ講義を選んでいる[Ⓝ夜闇-3-171]。
  • 黒羽姉弟は大学で未確認魔法研究会というサークルに出入りしているが、「サークルに入っている」という記述と「会員ではない」という記述とがあり、矛盾している[Ⓝ夜闇-3-121,メ-2-153,Ⓒ夜闇-2-163・164]。
  • 元老院および四大老については、第四高校卒業後に本家で説明を受けた[Ⓝメ-2-231]。
  • 未成年の時点において、仕事柄飲酒経験はある[Ⓝメ-2-299]。
  • 小説『目立とうミッション』を収録したSS巻のあとがきにおいて作者は、小説第8巻で登場させた当時から、黒羽姉弟を主役にした話はいずれ書こうと考えていた旨を述べている[Ⓝ劣-SS-357]。
  • 小説第13巻の口絵について、ジミー・ストーンは「七宝くんと文弥は『アニメになったらこんな感じなのかな』とイメージしながら描きました」と語っている[㊮画集-2-8]。
  • 三矢詩奈というキャラクターの名付けについて、作者は「当初は『文乃』という名前だったが『文弥』と被っているので没にした」旨を述べている[Ⓝ劣-20-295]。
  • 詩奈および矢車侍郎というキャラクターについて、作者は「黒羽の双子と共にスピンオフのメインキャラにするにはもってこいの題材なのだが、そこまで手が回らない」と述べている[Ⓝ劣-22-300]。
  • 作者は文弥の女装ネタについて、「九校戦で顔が割れてしまっていることに気が付いて急遽加筆したエピソード」と述べている[Ⓝ劣-22-300]。
  • 亜夜子スピンオフ(ボツ)について作者は、「文弥登場のスピンオフ(『司波達也暗殺計画』)があるならば亜夜子も」と捻り出したエピソードである旨を述べている[Ⓝ劣-26-309,夜闇-1-]。
  • 『夜の帳に闇は閃く』について作者は、「『司波達也暗殺計画』の続編」「亜夜子と文弥を活躍させることをコンセプトに『司波達也暗殺計画』を復活させたもの」「テレビアニメで人気が上昇した亜夜子・文弥の姉弟を主人公に据えて構成を新たにしたシリーズ」と述べている[Ⓝ夜闇-3-272,Ⓒ夜闇-1-180]。またそのタイトルについて、「『闇ヤミ』は文弥のコードネーム、『閃く』は『ダイレクト・ペイン』を象徴したもの」と述べている[Ⓝ夜闇-1-280]。
  • 文弥と香澄について、作者は「二人の仲がどう進展するか、到底上手く行きそうにない気がするが、分からない」旨を述べている[Ⓝ夜闇-2-252]が、結局文弥はリーナと結婚することとなった[Ⓝメ-12-195・226]。
  • 作者によれば、文弥は「『物語を進めやすい』という意味で便利なキャラクター」「文弥がいささか可哀想な境遇に陥っているのはストーリー構成上の必然性からではなく、全面的に作者都合」とのことである[Ⓝメ-1-292]。また「下手するとヤミちゃんがメインになってしまうので、(執筆時には)乙女になりすぎないように(気を付けている)」旨も語っている[㊮GB-劣3-20]。
  • 作者はまた、文弥について「大のお気に入り」のキャラだとも述べており、アニメ〈来訪者編〉での出番が少なかったことが心残りとのことである[㊮来お疲れ本-7]。アニメ第2シーズンの終盤にオリジナルストーリーが追加された背景には、放送当時はアニメ第3シーズンの制作が決まっておらず、ここで文弥など〈ダブルセブン編〉以降に登場するキャラクターを活躍させたかった、という事情もあったらしい[㊮GB-劣3-6-15]。
  • 文弥役の声優について、オーディオドラマ〈追憶編〉では内山夕実が、アニメでは加藤英美里がそれぞれ務めていて、オーディオドラマとアニメで異なっている。アニメに先んじて発売されたオーディオドラマでは内山が演じたが、文弥が登場しなかったアニメ第1シーズンの放送終盤に公開されたゲーム『魔法科高校の劣等生 LOST ZERO』において、内山は文弥ではなく千葉エリカを演じることとなった。しかしその後同ゲーム内に文弥が登場することとなり、このとき加藤が文弥役に選ばれた。このような経緯から、その後のアニメでも加藤が文弥を演じることとなった[㊮GB-劣3-6-12,管補]。
  • 加藤は文弥について「可愛らしい印象もある一方でカッコいいポイントもあり、気を抜いてしまうとついつい『男の子』になりすぎて声が低くなりすぎてしまう。声のトーンは低くなりすぎず、可愛いポイントは可愛くすることを意識している」旨を語っている[㊮四継パンフ-30]。
    また劇場版〈四葉継承編〉における本家の「奥の食堂」で文弥がとても緊張しながら喋っているシーンについて、音響監督の本山哲は「加藤英美里さんが本当に一生懸命喋っている感じで演技していたのがとてもよかった」とコメントしている[㊮四継パンフ-20・21]。
  • 蒼和伸は、「お姉ちゃん風をふかせる亜夜子もかわいい」とコメントしている[Ⓒ古-1-153]。
  • おだまさるは、亜夜子と文弥について「姉にふりまわされる弟は王道ですよね」とコメントしている[Ⓒ夜闇-1-186]。
  • 劇場版〈四葉継承編〉の特典小説『アストロバディ』では、文弥は貢の次女・文弥あややとして登場している[Ⓝ㊕アストロ-37・47・58]。
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