甲冑〈パンツァー〉

スキル
アニメ〈来訪者編Ⅹ〉より.©2019 佐島 勤/KADOKAWA/魔法科高校2製作委員会

甲冑〈パンツァー,Panzer〉は、身に着けているものに掛ける硬化魔法[Ⓝ劣-2-189,Ⓝキ-5-88・128]

腕の広い面積や身に着けている衣服の全面を硬化する全身防御用の魔法で、何の変哲もない服を最高性能の防弾耐刃服に変える[Ⓝ劣-15-100,SS-333・334・338,㊮GB-劣3-5-26]

装甲パンツァー』と表現されることもある[Ⓝ劣-11-268]

原理

身に着けている物を構成する分子の相対位置を魔法発動時点のものに固定する。衣服に『甲冑』を使った場合、布地を織りなしている一本一本の糸が間隔も湾曲状態も固定される為、刺しても切っても穴が開かず、叩いても挟んでも潰れない。ただし関節部まで同じように固めてしまうと自分が動けなくなってしまうので、あらかじめ起動式で可動部分を確保しておく必要がある[Ⓝ劣-SS-340,Ⓝ㊕星呼-171,美獣-下-32]

西城レオンハルトの『甲冑』

西城レオンハルトの場合には、身に着けているもの全てに魔法を掛けている。これによりナイフもダーツも衣服を貫くことはできなくなる。また両手に手袋を着けてこれも硬化し、飛来する石礫や氷塊を粉砕、金属や炭素樹脂の棍棒をへし折るなどしている。さらにCAD自体にも魔法を掛けることができるので、プロテクター形態のCADで敵の攻撃を受け止めるなどしている。ブランシュテロ事件の際にその様子を目にした司波達也は、「全身を覆うプレートアーマーを着込んでいるようなもの」と評した[Ⓝ劣-2-188・189,㊮GB-劣1-3-20]

2096年の秋ごろからレオはプロテクター形態CADの使用をやめ、ローゼン・マギクラフトナックルダスター形態完全思考操作型CADを使うようになった。この場合にもCAD自体を硬化して運用している。同時に拳の部分を補強したオープンフィンガーグローブを両手に着けることがあり、その際にはこのグローブも硬化している[Ⓝ劣-15-99,29-133・142,㊮GB-劣3-5-26]

また2099年時点では、同じくローゼンのペンダント形態完全思考操作型CADを使用しているらしい[Ⓝキ-5-86・87]

備考

  • 西城レオンハルトは当初、逐次展開の技術を用いてこの魔法の継続的な更新を行っていた。これにより魔法の持続が切れて『甲冑』が解ける心配はなくなる[Ⓝ劣-2-189,SS-325,㊮GB-劣1-3-20]
  • 魔法を長時間更新し続けると、発動の都度確実に想子サイオンを消耗していくため術者の負担も大きくなる。しかし『甲冑』の継続的な使用に慣れているレオは、ずっと魔法を発動し続けているように見えるが時々魔法を更新せず切断するなどしている[Ⓝ劣-SS-336・337]
  • CADにも硬化魔法を掛けているためどれだけ乱暴に扱っても壊れないと知った千葉エリカは、「ホントに(レオに)お似合いの魔法」と述べている[Ⓝ劣-2-189]
  • レオの『甲冑』は、拳銃の弾も防ぐことができる(弾の方がひしゃげる)[Ⓝ㊕星呼-99]。また国防軍人貫通の魔法で繰り出したナイフをとおすことも無かった[Ⓝ劣-11-270]
  • 〈孤立編〉において国防軍がアサルトライフルを撃った際、レオがエリカを庇うために使用した魔法[Ⓝ劣-23-266]については明記が無く、『甲冑』か『ジークフリート』か判然としない。しかしその後の挿絵[Ⓝ劣-23-275]では衣服に穴などが開いていないことから『甲冑』ではないかと思われる[管推]。「顔や首に当たったら死ぬのではないか」とも感じるが、『星を呼ぶ少女』においても「(銃弾から)両腕で顔をかばう」動作が記述されているので[Ⓝ㊕星呼-99]、レオは『甲冑』で銃弾を凌ぐ術を心得ているのだろう[管推]
  • リンダ=ヴァールハイトエマ=ヴァールハイトは、レオとの戦闘において途中から全身防御の魔法(=『甲冑』)を使った。最初から使っていなかったのは、常駐型魔法に共通の欠点(上述した想子の消耗による継続時間の限界)があるためである[Ⓝ劣-SS-336]
  • エマ=ヴァールハイトの『甲冑』は、レオの『ジークフリート』に敵わなかった[Ⓝ劣-SS-341・342]
  • 司波達也『術式解体』グラム・デモリッションを浴びても、レオの『甲冑』は途切れなかった[Ⓝ㊕画集-1-157]
  • レオの『甲冑』は遠上茉莉花『リアクティブ・アーマー』を完璧に受け止め、小揺るぎもしなかった。いっぽう、茉莉花はレオのTシャツに皺さえ作ることができなかった[Ⓝキ-5-85∼87]
  • 茉莉花の『リアクティブ・アーマー』がレオの『甲冑』と衝突した際、肉体の耳には捉えられない想子の「音」が発生し、想子の場が揺れた。それは巨岩同士の衝突と錯覚させる「轟音」だった(なお空気を揺らす物理的な音も発生したがこちらはそれほど大きなものではなかった)[Ⓝキ-5-85・86,管補]
  • 山岳部では、硬化魔法(おそらく『甲冑』)をかけたベストを着て体を動かし、「硬化魔法が掛かっている服を自分が着ている感覚」を感じることで硬化魔法の練習を行うようになった。レオの後輩たちはこのやり方で実際に魔法を身に付けている。なおこの練習方法を考えたのは達也である[Ⓝキ-5-90∼92,管推]
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