黒羽亜夜子【くろば・あやこ】は、四葉家の分家のひとつである黒羽家の長女で、黒羽文弥の二卵性の双子の姉。司波達也と司波深雪の再従妹にあたる[Ⓝ劣-8-44・58,9-14,12-224,13-179,16-2・274,SS-205,暗-2-201,Ⓒダ-2-48,ス-2-59,四-1-28,㊮継承電撃FAN-6,ドラマ追憶パンフ-6,来VFB-10,来ADW-39,GB-劣2-5-3,追憶-7・24]。
誕生日は2080年6月10日で、司波兄妹の1学年下[Ⓝ劣-14-42,夜闇-3-17,メ-2-299,㊮ドラマ追憶パンフ-6,GB-劣2-5-3]。2096年4月に第四高校に入学し、2099年4月には国立魔法大学に進学した[Ⓝ夜闇-1-2,㊮継承電撃FAN-6]。
| 生没年 | 2080年6月10日[Ⓝ劣-14-42,夜闇-3-17,メ-2-299]~ |
| 体型 | 158cm/48kg(中学3年生時点)[㊮来ADW-5・39,GB-劣2-5-3] |
| 二つ名 | ヨル(コードネーム)[Ⓝ劣-12-84・85・92,夜闇-1-280,Ⓒス-2-84,㊮継承電撃FAN-6,GB-劣2-5-3] |
| 家系 | 四葉家 > 黒羽家 |
| 家族 | 祖母 四葉夢女[Ⓝ劣-8-44,16-2,㊮GB-追憶-24] 父 黒羽貢[Ⓝ劣-16-2,㊮GB-追憶-24] 母 東雲亜弥[Ⓝ劣-16-2,㊮GB-追憶-24] 弟 黒羽文弥[Ⓝ劣-8-44,16-2,㊮GB-追憶-24] |
| 所属 | ■黒羽家 諜報・工作任務(中学生の頃~)[㊮継承電撃FAN-6] ■第四高校(2096年4月~2099年3月14日)[Ⓝ劣-12-226,13-179,夜闇-1-2・26,㊮継承電撃FAN-6] ■国立魔法大学(2099年4月4日~)[Ⓝ夜闇-1-2・117] |
| 実績 | ■2096年度九校戦 ミラージ・バット新人戦で優勝[Ⓝ劣-13-259,夜闇-2-42] ■2098年度九校戦 |
| 技能 | 極致拡散[Ⓝ劣-13-189,Ⓒス-2-84] 疑似瞬間移動[Ⓝ劣-12-86,13-258・259,Ⓒダ-1-57,ス-2-57・58] 遮音障壁魔法[Ⓝ劣-15-266,夜闇-3-137] 対物障壁魔法[Ⓝ劣-18-239,Ⓒ師-6-70・71] 情報強化[Ⓝ劣-23-185,Ⓒ孤-3-22] フェザー・ラッシュ[Ⓝ暗-2-2・8・216,Ⓒ暗-5-111] 弾丸の運動エネルギーを散逸させ指向性を奪う障壁魔法[Ⓝ夜闇-3-241] 電磁波撹乱[Ⓝメ-8-193] 光の増幅と屈折と望遠の魔法[㊮GB-劣2-5-15] など |
| 装備 | 眼帯型HMD[Ⓝ劣-12-84] ブレスレット形態汎用型CAD[Ⓝ劣-12-85,㊮来ADW-90,GB-劣2-5-3] 完全思考操作型CAD対応模造真珠ネックレス形態汎用型CAD[Ⓝ夜闇-3-137・138] など |
| CV | 日笠陽子/オーディオドラマ〈追憶編〉[㊮ドラマ追憶パンフ-6,GB-劣3-6-12] 内田真礼/アニメ〈来訪者編〉以降[㊮来VFB-10,来ADW-39,GB-劣2-5-3,GB-追憶-7,GB-劣3-6-12] |
外見・容姿・雰囲気
体型
身長は女性として平均的。中学3年生時点では身長158cm、体重48kg。標準的な体型だがウエストは細い[Ⓝ夜闇-3-45,㊮来ADW-5・39,GB-劣2-5-3]。
容姿
人目を惹きつける、派手な雰囲気を持っている可憐な少女[Ⓝ劣-11-125・312,SS-195・199・201]。誰もが認める、ハッとするような美女[Ⓝ夜闇-3-21・30]。目鼻立ちのハッキリしている、派手な顔立ちの美しい少女。派手でお洒落な見た目をしている[Ⓝ暗-2-153・179,夜闇-3-55]。
髪・眉・睫毛を金色に染め、肌に白いファンデーションを濃く塗り、暗いブルーのカラーコンタクトを両目に入れれば、白人種またはそのハーフに見える[Ⓝ暗-2-153,Ⓒ暗-5-36]。
客観的に見て美人であり、世間一般の尺度に当てはめれば十分「美人すぎる」カテゴリーに属する。四高にも亜夜子と付き合いたいという男は大勢いた。国立魔法大学では大勢の男子学生を引き連れるなどしている[Ⓝ劣-19-220,夜闇-1-136,2-86,メ-1-103,Ⓒ師-9-151]。
意外と同性にも人気があって[Ⓝ夜闇-3-20]、四高の女子生徒らは九校戦の練習を通じて亜夜子が「見た目から誤解されやすいタイプ」であることを知っているため、彼女らから「可愛い子ぶって」とか「男子に媚びを売っちゃって」とかの反感を買うことはない[Ⓝ劣-SS-200]。
大学1年生の間では、亜夜子と七草泉美がトップグループとされているらしい[Ⓝ夜闇-3-30]。大学2年生の頃には同学年を中心メンバーとするグループで「姫」として君臨しており、異性からの人気では七草香澄と泉美の双子を一歩リードしている[Ⓝメ-1-103]。
色気
大人っぽさとあざとさを併せ持つ、小悪魔的な美少女[Ⓝ夜闇-1-5・10]。客観的に見て文句なく美女だが、司波深雪とアンジェリーナ=クドウ=シールズを上回るほどのインパクトは無い。しかし色気では二人に勝っているかもしれない[Ⓝ夜闇-1-46・113]。
セクシーなとびきりの美少女で、無闇に露出が多いわけでもふしだらな真似をするわけでもないが、表情や素振りの一つ一つにえも言われぬ色香が滲み出ている[Ⓝ夜闇-3-254]。
黒羽文弥には決して醸し出せないゾッとするような色気が亜夜子にはあって、(司波達也以外の)一般男性がそのような艶然とした笑みを向けられたならば、家庭崩壊や恋人関係にひびが入ることにつながるかもしれない[Ⓝメ-3-144・145,管補]。亜夜子も深雪も特級の美女だが、亜夜子の方が男性の性的な視線を引き寄せる傾向が強い。同年代以下の場合は然程でもないが年配の男性にはこれが顕著に表れ、露出を控えめにしていてもそういう目を向けられてしまう。このため亜夜子は一種の視線嫌悪症に悩んでいる[Ⓝメ-1-204]。
元々年齢以上の色香を纏う少女だったが、大学入学時には妖艶という言葉すら似合うようになっている[Ⓝ夜闇-1-117]。
ファッション
- 私服では、丈の短いスカートはあまり好まない[Ⓝ夜闇-1-47]。
- センスが良くお洒落[Ⓝ夜闇-3-55]。
- 高価なブランド物で身を固めてはおらず、身に着けている貴金属や宝石は控えめ[Ⓝ夜闇-3-55]。
キャラクターデザイン
キャラクターデザインは原作第8巻の挿絵が初出だが、これは斜め後ろからの姿だった。正面からの姿は原作第11巻の挿絵で初めて描かれた。またカラーリングについては11巻の口絵で小さく描かれている[Ⓝ劣-8-61,11-6・131]。
また変装中の姿の例は原作第12巻の挿絵で描かれている[Ⓝ劣-12-87]。
なおコミカライズ〈ダブルセブン編〉第3巻には、きたうみつなの初期設定イラストが掲載されている[Ⓒダ-3-103]。
性格・思想
演技派
- 演技派で[Ⓝ劣-SS-193・194,夜闇-1-158∼160・174・175・182,Ⓒ夜闇-2-73∼77・107∼109・141・142,管想]、相手に合わせて自分を演じ分ける女優気質[㊮GB-劣2-5-3]。
真面目
- 見た目から派手好みの感情家といったイメージが少なからずあるが、実際には確かに負けず嫌いだが真面目で理知的で責任感が強い[Ⓝ劣-SS-197]。
- いい加減な態度で任務に取り組んだりはしない。無責任な仕事はしない[Ⓝメ-10-176]。
強気
- 九島烈を前にしても、可憐でありながら同時に不敵な態度を崩すことは無かった。烈が眼光を強めても強気な笑みを維持したまま、それを正面から受け止めた[Ⓝ劣-11-313・314,Ⓒ来-7-124]。
- 烈は「その若さにもかかわらずしっかりしている」「大したものだ」と評している[Ⓝ劣-11-313・314,Ⓒ来-7-125]。
社交性
- 生来社交的な質で、目立たぬように振る舞うよりも人の輪を作っている方が――「人の輪に入る」ではない――性に合う[Ⓝ夜闇-3-44]。社交的に振る舞うのはそれが楽しいからでもあるが、一義的には将来の仕事上必要だからである[Ⓝ夜闇-3-170]。
- 軽薄な雰囲気は性に合わず、出席するパーティによってはうんざりした様子を見せている[Ⓝ夜闇-2-77・79]。
- 大学入学時には既に顔と名前が売れてしまっているが、これは亜夜子が望んだ結果ではない[Ⓝ夜闇-1-183]。
- 元来他人には淡白な質[Ⓝ夜闇-3-170]。
恋愛観
- 婚約前の司波深雪とは別の意味で普通の恋愛を諦めている。それは亜夜子が黒羽亜夜子であることを当面止めるつもりがなく、黒羽家の一員である限り人並みの生活は到底望めないからである[Ⓝメ-11-158]。
- (自分の婿にするという意味で)黒羽家に迎える男性の条件としては、司波達也や深雪の足を引っ張らない程度の実力を持っているか、あるいは達也と深雪が欲する程の突出した特技を持っていることを挙げている[Ⓝ夜闇-3-182,管補]。
- ナンパなナルシストタイプの男は生理的に嫌い[Ⓝ夜闇-2-195]。
倫理観
- 人を殺すことに対する禁忌の念は持っていない[Ⓝ暗-2-231,Ⓒ暗-5-142]。
- 敵対する者や好ましくない者が相手なら幾ら騙し陥れても心は痛まない。しかし亜夜子は司波達也とは違って人並みに正常な感受性の持ち主なので、人間的に好ましいと思っている相手に嘘を吐き通すことには疲労感を覚える[Ⓝ夜闇-3-88,キ-6-198]。
- 敵に対しては黒羽文弥よりもドライ。これは二人のキャリアの違いに所以するもので、諜報においては相手の善良な側面も見せつけられるし、また同情できるだけの余裕もある。ゆえに諜報の仕事では意識してドライにならなければ失敗する。自分をドライな人間に作り変え、あるいはドライな人間の仮面を外れないようにしっかり被る必要がある[Ⓝ夜闇-2-205]。
- 女性が人身売買で外国に売られるという悲劇の可能性については看過できない[Ⓝ夜闇-2-83]。
口調
普段はお嬢様口調だが、黒羽文弥など家族の前では程々に女の子らしい口調を漏らすことがある[Ⓝ劣-19-219,SS-183]。
大学に入ってからは普段から殊更に女性を強調するような言葉遣いを好むようになったが、これは文弥が「女性に見えても構わない装い」をするようになり、意識的に差を設けようとしているためかもしれない[Ⓝメ-2-154]。
趣味
- 街歩きやウインドウショッピングを好んでいるらしい描写がある[Ⓝ暗-2-196,夜闇-1-113]。
- 最も効果的な気分転換は入浴[Ⓝ夜闇-3-88]。
- 文弥の変装には妥協しない[Ⓝ夜闇-2-212・213]。
思想
- 公安警察については「社会の安全と安定の為に必要なもの」と考えている[Ⓝ夜闇-3-141]。
その他
- 好きまたは得意なことは、ピアノ、社交ダンス、タップダンス[㊮GB-劣2-5-3]。
- 嫌いまたは苦手なことは、ストレートな褒め殺し[㊮GB-劣2-5-3]。
- BLの趣味は無いらしい[Ⓝ劣-19-221,Ⓒ師-9-152]。
- お菓子作りはする[Ⓝ夜闇-3-18]。
魔法・学力・戦闘技能など
魔法技能
魔法技能は極めてハイレベルで[Ⓝ劣-12-86]、十代半ばにして四葉一族でも有数の実力を持つ優れた魔法師[Ⓝ暗-2-201]。魔法的な知覚力も高い[Ⓝメ-11-92]。鳴瀬晴海は「どう見ても十師族並み」と評しており[Ⓝ劣-SS-190]、七草泉美は「あの子の魔法力が私たちに匹敵するものであることは間違いありません」と述べている[Ⓝ劣-SS-225]。七草香澄も2099年に「自分に匹敵するか自分より強いかもしれない魔法師」と認識している[Ⓝ夜闇-2-127]。しかし本人は、自身の魔法力を過大に評価していない[Ⓝ劣-11-315,管補]。実際に2100年時点では、司波深雪とアンジェリーナ=クドウ=シールズに明確に及ばない[Ⓝメ-3-52,管補]。
四葉の魔法師としては、精神干渉系魔法に適性が無くユニークで強力な希少魔法を持つタイプに属する[Ⓝ劣-27-290]。司波達也のように特定の魔法しか使えないというわけではないが、深雪のように万能型というわけでもなく、むしろ得手不得手がハッキリ分かれるタイプの魔法師である[Ⓝ劣-11-315]。
魔法の発動速度や事象干渉力では深雪に劣っているが、事象を改変することができる領域の広さ(魔法の規模)においては深雪を凌駕し、四葉随一の才能を誇っている[Ⓝ劣-13-189,㊮GB-劣2-5-3]。近距離直接戦闘の魔法は余り得意ではなく[Ⓝ劣-11-315]、攻撃魔法を苦手としている[Ⓝ暗-2-8・216]。並の魔法師以上には戦えるが、直接戦闘には向いていない[Ⓝ劣-11-241,18-241,26-271,夜闇-3-121,Ⓒ来-6-95,師-6-78,㊮継承電撃FAN-6]。
亜夜子の能力は直接戦闘向きではなく、また広い場所に向いている。遭遇戦は最も苦手とするシチュエーションだが、それでも方術士7人を怪我もさせずに倒すだけの実力を有している。ただしその成果は、この7人の連携が取れておらず、また攻撃パターンも単調だったからという側面もある[Ⓝ劣-26-271・272,管補]。
得意とする魔法は収束系統で、『極致拡散』や『疑似瞬間移動』などを使いこなす[㊮継承電撃FAN-6,来ADW-39,GB-劣2-5-3]。これらは諜報・潜入・隠密行動に適した魔法であり、したがって亜夜子はこれらの任務を得意としている[Ⓝ劣-12-232,13-157,暗-1-177,夜闇-1-126・183,Ⓒス-2-13,夜闇-2-19]。その隠身技術については達也も称賛しており、その亜夜子でも2096年度九校戦の会場に侵入できなかったことに達也は驚きを見せている[Ⓝ劣-13-187・188・190,SS-211・212,Ⓒス-2-80・82∼84]。黒川白羽は「亜夜子の魔法は(潜入に)便利すぎるため黒羽文弥の潜入スキルが向上しない」旨を述べ、亜夜子の作戦参加を断ったことがある[Ⓝ暗-2-197]。
極致拡散・魔法的な知覚力
『極致拡散』、通称『極散』は、亜夜子が得意とする特異な魔法。自分だけでなく味方の姿までほぼ完全に消し去ることができる魔法で、主に隠密行動に用いられる。光量の乏しい夜の屋外は亜夜子が最も本領を発揮できるテリトリーで、『極散』を用いて夜の空気に同化する。達也が知る限り、この魔法の使い手は亜夜子だけである[Ⓝ劣-13-189,SS-179・184,暗-1-196,メ-1-207,Ⓒス-2-84,㊮GB-劣2-5-23]。この得意魔法の特性上、亜夜子は空中に放出されている電磁波と音波の偏りに敏感で、既に存在している分布は極めて広い範囲(4km四方程度は余裕で範囲内)で感じ取ることができる(ただし動かない固体の配置は知覚できない)[Ⓝ劣-SS-208]。
疑似瞬間移動
2096年度九校戦のミラージ・バット新人戦において、亜夜子は『疑似瞬間移動』のダウングレード版を用いて圧勝した。これについて深雪は「わたしでも相手にならないでしょう」と述べている。達也が一高のミラージ・バット新人戦の選手として香澄と泉美を選ばなかったのはこれを見越していたためである。実際に試合を観戦していた泉美は「私では勝てそうにない」と述べ、香澄も「ボクにも勝ちが見えない」と返している[Ⓝ劣-13-258・259,SS-184・185・218∼225,夜闇-2-42,キ-4-243,Ⓒス-2-56∼60]。
亜夜子は2098年度九校戦のミラージ・バット本戦でも同じ戦法で圧勝を飾った[Ⓝキ-4-269・270]。
フェザー・ラッシュ
『フェザー・ラッシュ』は、亜夜子が敵の接近を阻む為の切り札としている攻撃魔法。『山津波』と同じ原理の魔法で、敵を殺さずに無力化したい場合に使用する[Ⓝ暗-2-2・8・216,Ⓒ暗-5-111]。運動能力
- 階段を多少走って上っても息を切らせたりはしない[Ⓝ暗-2-213]。
指揮能力
- 部下を戦わせる戦闘指揮については自信が無い[Ⓝ夜闇-3-122]。
学力
- 中学3年生の2月時点で、卒業に必要な単位は既に取得済みらしい[Ⓝ劣-11-203,Ⓒ来-6-37]。
- 不得意分野は無い[Ⓝ夜闇-3-171]。
交渉能力
交渉術に長けており[㊮来ADW-39,GB-劣2-5-3]、流暢な英語でわざと敬称を使わなかったり[Ⓝ劣-11-126]、優雅に見える仕草で膝を折ったり、挑発的でありながら引き込まれるような妖しい笑みを見せるなどしている[Ⓝ劣-11-312・313]。
2096年の吸血鬼事件においては、四葉真夜の代理人としてUSNA軍の大佐であるヴァージニア・バランスと交渉。終始優位を保って任務を完遂した[Ⓝ劣-11-126∼131,Ⓒ来-5-91∼97,㊮継承電撃FAN-6,GB-劣2-5-3,管想]。また真夜の命によるパラサイト捕獲ミッション中に九島烈と交渉することとなったが、封印済みの2体のうち1体を確保することに成功した[Ⓝ劣-11-241・312∼316,Ⓒ来-7-122∼125,㊮GB-劣2-5-3]。
2099年には空澤兆佐の事情聴取を煙に巻き[Ⓝ夜闇-1-202∼206,Ⓒ夜闇-2-175∼180]、また橋本雅楽を翻弄している[Ⓝ夜闇-3-64・65]。
その他
- 小学生の頃にピアノコンクールで入賞(優勝?)したらしく[Ⓝ劣-8-54,Ⓒ追憶-1-80]、国立魔法大学のサークル「Oh!茶会」のサロンでは素人の域を超えていると分かる確かな技術に裏打ちされた演奏を披露している[Ⓝ夜闇-2-43]。
- 中学3年生の時点で、USNA軍の高級士官が認める程度の英語力を身に付けている[Ⓝ劣-11-126]。
- 顔が売れる前から亜夜子は上流階級、あるいは上流気取りの交流の場に潜り込み、自慢話や醜聞を集めていた[Ⓝ夜闇-2-78・79]。
- 大学入学後には美貌と知名度を活かす道として表のやり方に慣れるよう努め、人脈を生かした情報収集・情報操作などの諜報活動(ヒューミント)に取り組むようになった[Ⓝ夜闇-1-125・183,2-78・79,3-157・176,Ⓒ夜闇-2-18・19・134∼136]。
- 運転免許は持っている。ドライビングテクニックは黒羽文弥とほぼ互角[Ⓝ夜闇-3-229]。
暮らし
2096年3月までは旧愛知県・豊橋市にある黒羽家の実家で暮らしていたが、4月になり第四高校へ通うようになってからは旧静岡県・浜松市内のマンション(アパート)を借り、黒羽文弥とともに暮らしている。家事使用人は付けず、夕食など食事の支度を始めとして、身の回りのことは二人で行っている[Ⓝ劣-26-256,暗-2-103,夜闇-1-17・131,管補]。
第四高校を卒業した翌日、2099年3月15日には上京し、調布市にある四葉東京副本部ビルの5階の角部屋(501号室)で二人暮らしを始めた。ここでも家事使用人は付けていない[Ⓝ夜闇-1-26・29・30・131・133,メ-1-102,Ⓒ夜闇-1-17]。
人間関係
黒羽家
黒羽貢
- 黒羽貢は亜夜子と黒羽文弥を溺愛し親馬鹿に近いレベルで可愛がっており、二人の能力を誰よりも高く評価している。ことあるごとに二人の自慢話をしようとしており、実際に中学生時代の司波深雪に二人を自慢している。また2092年8月のパーティーで黒羽姉弟が着ていた服装は、貢も喜んで着せているものらしい[Ⓝ劣-8-49・53・54,29-237,夜闇-1-131,㊮ドラマ追憶パンフ-6,管補]。
- 貢は娘である亜夜子には甘く、文弥に対するものとは口調が異なる。(そうは言っても仕事に甘いわけではなく)亜夜子の相談に対して「労力に対するリターン」をしっかりと確認はする[Ⓝ夜闇-3-148,管補]。
- 亜夜子も貢には愛情と尊敬を持って接している[Ⓝ夜闇-1-131]。
- 一方で、貢は文弥と亜夜子を司波達也に関わらせたくないと思っている。二人が達也に好意を向けて慕っていることをよく思っておらず、苦虫を嚙み潰す様子を見せている[Ⓝ劣-8-56・57,暗-1-233,Ⓒ追憶-1-80・82∼85,暗-3-50,㊮GB-追憶-7・12]。2096年末には深雪を慶春会に出席させないよう達也に迫りつつも[Ⓝ劣-16-49・50,Ⓒ四-1-29]、「子供たちを悲しませたくない」という理由から妨害には加わらず中立の立場をとった[Ⓝ劣-16-53・54・78・138,Ⓒ四-1-34・35・58・119,2-167]。黒羽家の親子関係が良好でなくなるのは達也が絡んだ時だけで、お互いにそれは分かっている。そのため、巳焼島事変(シバ・ショック)以降は達也の話題を出さないようにしている[Ⓝ夜闇-1-131]。
- 黒羽家の仕事は非合法性が強いため絶対に裏切らないことが必要である。そのため亜夜子と文弥は四葉家当主への徹底的な服従と忠誠心を貢によって刷り込まれている[Ⓝ劣-SS-175]。
- 貢は完璧な父親ではないが、トップに立つ者としての教育は亜夜子と文弥にしっかり与えている[Ⓝ夜闇-2-204]。
- 貢は、文弥よりも亜夜子の方が黒羽家当主の適性はあるのかもしれないとたびたび考えている[Ⓝメ-11-233]。
黒羽文弥
- 亜夜子と文弥は、昔から仲の良い姉弟で知られている。外面だけではなくて実際に仲が良く、互いに誰より心を許している[Ⓝ劣-19-219]。2096年時点においても姉弟仲は良好。時々喧嘩もするが(大抵の場合は亜夜子が文弥をからかいすぎるのが原因)、二人は互いに一目置き合っているからか、相手に自分の気持ちや都合を押し付けようとはしない。まだ15歳という年齢を考えれば、随分と大人びた姉弟関係と言える[Ⓝ暗-2-103・104]。2100年秋に日立市の星神封印が解かれた際や、その後文弥が重傷を負い入院した際には強く心配する様子を見せている[Ⓝメ-11-32∼34・50・56・63・72∼74]。
- 亜夜子は、文弥の前ではあられもない格好をしていることがしばしばある[Ⓝ暗-2-104・105,夜闇-1-30・31,2-191,キ-6-123・177,Ⓒ暗-4-116・117,Ⓒ夜闇-1-18・19]。
- 文弥は、2099年時点では達也が絡むと文弥は貢に対して頑な(頑固)になる傾向がある。これについて亜夜子は「今更反抗期かしら」などと思っている[Ⓝ夜闇-1-38・39,Ⓒ夜闇-1-31・32,管補]。
- 姉弟は、黒羽家の仕事でずっとパートナーを組んできた[Ⓝ夜闇-1-234]。それと同時に亜夜子は、本家次期当主候補および分家次期当主としての文弥の補佐役という立場でもある[Ⓝ劣-16-204,メ-9-197,11-233]。
任務においては、武力行使を伴うミッション以外は亜夜子の方が得意であるため、戦闘は文弥、それ以外は亜夜子というのが大学入学までの役割分担だった。つまり、亜夜子はアタッカーとして前で戦う文弥の侵入と退却を支援するバックアップ役を担う。この役割分担により双子の間では、潜入調査の段階では亜夜子が、実力行使を伴う場面では文弥がイニシアティブを取ることになっている[Ⓝ劣-SS-210,夜闇-3-176,㊮来ADW-39,GB-劣2-5-3・15,管補]。大学入学後も、後方で全体をコントロールする仕事は亜夜子が担っている[Ⓝメ-11-233]。 - 亜夜子が文弥と同じ部屋で眠っていたのは、小学生の頃までである[Ⓝ劣-19-218・219,Ⓒ師-9-148・149]。
- 達也によれば、亜夜子が文弥と別行動をしているのは珍しいらしい[Ⓝ劣-23-173,Ⓒ孤-2-147]。
- 文弥は自分のことをシスコンだとは夢にも思っていないが、亜夜子が空澤兆佐のことを話す時の笑顔を見ると心の中にモヤモヤとしたものが湧き上がっており、「空澤に会わせたくない」と思っている[Ⓝ夜闇-1-238・272]。
亜夜子の方も、文弥を好いている阿部ミラについて「黒羽家でやっていける人ではない」と判断している時には楽しそうな笑顔を浮かべており、また文弥が入院している時には文弥がいない自宅に帰る気になれなくなるなど、ブラコンの気がある可能性がある[Ⓝ夜闇-3-247,メ-11-72,管推]。 - 昏睡状態の文弥が目を覚ましたとき、眠っていた亜夜子が「文弥に呼ばれて」目を覚ましたことから、文弥と亜夜子の間には何らかの魔法的なパスがつながっているのかもしれない[Ⓝメ-11-73,管推]。
東雲亜弥
黒羽亜弥(東雲亜弥)は、亜夜子に対しては2099年時点でも年頃の娘に対する「お小言」を口にしている[Ⓝ夜闇-3-123]。司波兄妹
亜夜子と黒羽文弥の姉弟にとって、司波兄妹は平凡という言葉から最も縁遠い存在である。また「人里離れた古い洋館とか高い塀に囲まれた秘密研究所とかに住んでいる方が相応しくそうあるべきだ」というのが姉弟の一致した見解であり、府中市の司波家を初めて訪ねたときには「平凡すぎない?」という感想を抱いている[Ⓝ劣-12-222,Ⓒダ-2-44・46]。
司波兄妹にとって黒羽姉弟は、少なくとも敵ではないと分かっている数少ない身内である[Ⓝ劣-12-225]。
司波深雪
- 亜夜子は、昔から司波深雪に対してあからさまにライバル心を向けてきた[Ⓝ劣-8-53,Ⓒ追憶-1-74,㊮ドラマ追憶パンフ-6]。一学年上で同い年ということもあって、対抗心を懐かずにはいられなかった[Ⓝメ-9-198,㊮ドラマ追憶パンフ-6,GB-追憶-7]。亜夜子と深雪は誕生日が3ヶ月しか違わず年齢はほぼ同じであるため、亜夜子は黒羽貢に深雪と比較されていた。こうした経緯から亜夜子は幼い頃から深雪に強い対抗意識を向けるようになった[㊮GB-劣3-24,管補]。2096年時点においても、亜夜子は深雪に対抗意識を持っているらしい[Ⓝ劣-12-225,13-153,SS-185・186,㊮GB-劣2-5-3]。2099年時点でもこれは変わっていないらしい[Ⓝ夜闇-1-34]。このような亜夜子の対抗意識について、深雪は鬱陶しく思うことがある[㊮GB-劣3-3-24]。
- 亜夜子が子供の頃から深雪に対抗心を燃やしているのは誰が見ても明らかだったが、一方で深雪も亜夜子に対して密かにライバル心を懐いている[Ⓝ劣-13-161]。また黒羽姉弟について深雪は「親しくはあっても気が休まらない、味方だと分かっていても気を緩められない相手」と感じている[Ⓝ劣-14-41]。
- 深雪と亜夜子はお互いにライバル心を向けあっているが[Ⓝ劣-16-55]、深雪は亜夜子を嫌っているわけではない[Ⓝ㊕回顧-2]。(とは言え)大学生以前の深雪と亜夜子は決して一緒に遊び回るような間柄ではなく、二人の間には微妙な緊張感が存在していた。それは大学生になってからも変わっていない[Ⓝ夜闇-1-81,Ⓒ夜闇-1-91,管補]。
- 2097年には、亜夜子は深雪に対して「御当主様にそっくり」と述べている[Ⓝ劣-23-184,Ⓒ孤-3-18]。
司波達也
- 黒羽姉弟は、司波達也に強い好意を懐いている[Ⓝ劣-16-78]。亜夜子も達也を慕っており、2092年8月には無関心を装いながらも隠しきれていない様を見せている[Ⓝ劣-8-55・56・58,㊮GB-劣2-5-3,GB-追憶-7]。また深雪や文弥が傍にいない状況で、亜夜子は達也に年相応の幼い表情を見せたことがある[Ⓝ劣-12-253,Ⓒダ-2-71]。
亜夜子の好意は異性としてのものだったらしく[Ⓝ劣-16-274,管想]、たとえば2096年の夏には、自分が思わず見せてしまった涙に対して微塵も動揺せず任務を最優先する達也に対して怒るどころか「立派だ」と感じ[Ⓝ劣-SS-211]、また達也の的外れな気遣いに対して嬉しく思っている[Ⓝ劣-SS-214]。このときの調査は結局無駄足になったが、亜夜子は「達也に心配してもらって得をした気分」だったらしい[Ⓝ劣-SS-215]。 - 『分解』と『極散』は、事象改変の方向性が似ている。幼い頃、亜夜子が自分の魔法特性が分からないことに悩んでいたとき、達也は亜夜子が自分と似た特性を持っていることを『精霊の眼』で理解した。そして自分の仲間を作るつもりで、『分解』を基にした『極散』のやり方を亜夜子に実演して見せた。つまり亜夜子にとって『極散』は達也から教わったに等しく、達也のおかげで黒羽亜夜子としてのアイデンティティを、四葉の魔法師としての自分自身を確立できたと言っても過言ではない。故に亜夜子が達也を単なるガーディアンと見下すことは決して無く、このことは黒羽姉弟が達也を過大評価する原因の一つともなっている[Ⓝ劣-13-190・191,㊮GB-劣3-3-24]。
- 一方で、亜夜子は情報を扱う者としての職業モラルを達也に対する好意ときちんと区別しており、国防総省における協力者となっているヴァージニア・バランスのことを達也に話してはいない[Ⓝ劣-26-180]。
- 2096年の大晦日に四葉家の「奥の食堂」で達也が次期当主候補者らと同じ席についていることについて、亜夜子は(他の候補者らと同様に)特に疑問を覚えていない。これは亜夜子が達也を自分に匹敵、あるいは凌駕する実力の持ち主だと認めており、自分たちと同じ席に並ぶことを当然だと考えているためである[Ⓝ劣-16-204・205]。
- こと魔法のアレンジと利用方法に関することなら、達也の頭脳は日本トップクラスどころか世界でも最高クラスだと亜夜子は思っている[Ⓝ劣-SS-220]。
- 2097年の慶春会の場で達也と深雪の婚約が発表された際、亜夜子は具合を悪くして別室に下がった。なおこの婚約について、亜夜子は「深雪お姉様の為のものではない」「ご当主様は達也さんの居場所と自由を確保する為に深雪お姉様を利用した」と断じている[Ⓝ劣-16-272∼275,Ⓒ四-3-148∼150・154∼156]。
- 達也と深雪の婚約後、達也に対する亜夜子の態度は少し変化した。具体的には遠慮が無くなり、また以前よりむしろ距離が縮まった。これは亜夜子が現実を受け容れようと努力している表れである[Ⓝ劣-18-224,Ⓒ師-6-5]。また顧傑捕縛任務の失敗後には、達也に対する深雪の一途な愛情について「敵わないなぁ……」と呟き、寂しげなため息を漏らした[Ⓝ劣-19-219・220,Ⓒ師-9-149∼151]。その他、達也について「常識人のくせに非常識の塊」などと評している場面がある[Ⓝ劣-18-224,Ⓒ師-6-6]。「何でもかんでも見透かしてしまうのは止めてほしい」という意味で「物分かりが良すぎるのもどうかと思います」と抗議したりもしている[Ⓝ劣-19-126,Ⓒ師-8-102]。
- 高校卒業時には、上京して達也の力になること、達也の役に立つことを待ち望んでいる[Ⓝ夜闇-1-25,Ⓒ夜闇-1-4・5]。
- 達也は亜夜子について「貴重な味方」だと思っている[Ⓝ劣-28-176]。その一方で「個人としては信用しているが、姉弟には自分たちの仕事があるため、いざという時には当てにできないかもしれない」旨も述べている[Ⓝ劣-25-82]。
桜井水波
九島光宣に拉致された桜井水波のことを、亜夜子は大層心配しているらしい[Ⓝ劣-29-176]。アンジェリーナ=クドウ=シールズ
2097年、亜夜子は亡命してきたアンジェリーナ=クドウ=シールズを司波達也の許に案内した。その後二人は友人になっており、2099年には気安く名前を呼び合う程度には親しくなっている[Ⓝ夜闇-1-43・44,メ-8-254,Ⓒ夜闇-1-41]。
東雲吉見
亜夜子は母方の従姉である東雲吉見には気を許しており、吉見も亜夜子に対しては口数が多くなる。作中では「どちらが任務に相応しくない格好か」で口論のようなものをしている[Ⓝ劣-18-224∼226,Ⓒ師-6-6∼8・11]。
津久葉夕歌
津久葉夕歌は、司波深雪よりも亜夜子と仲が良い[Ⓝメ-9-197]。昔から夕歌は亜夜子に対して妹分に対するような態度で接する傾向があり、2100年時点でも極めてフレンドリーである[Ⓝメ-11-66]。亜夜子の方も夕歌とは気軽に話ができる。年齢差がある夕歌には昔から姉に対するような気持ちで接している[Ⓝメ-9-198]。とは言え亜夜子と夕歌の血縁はかなり遠いものであり、身内だからと夕歌に甘える気持ちは、少なくとも亜夜子の側には無い[Ⓝメ-11-66]。
伴野涼
亜夜子の側近(腹心)である伴野涼は、陰から亜夜子を護衛している[Ⓝ夜闇-1-18・113・234,3-8・59,Ⓒ夜闇-1-166]。
亜夜子をからかうことがしばしばある[Ⓝ夜闇-1-115・116,3-60・61・159・182,Ⓒ夜闇-1-174]。
四葉真夜
四葉本家の使用人の間では、「次期当主の座に最も近いのは司波深雪だが、四葉真夜に最も可愛がられているのは亜夜子である」という認識がなされている[Ⓝ暗-2-201]。空澤兆佐
-
亜夜子は2094年、中学2年生の夏休みに潜入捜査で神戸のマナースクールに参加(マナースクール子女洗脳事件)。その際に当時は第二高校の2年生だった空澤兆佐と知り合い、未熟な部分を何かとフォローしてもらった[Ⓝ劣-26-254,夜闇-1-11・114・146・151,3-2]。この事件は強烈な印象を空澤の心に刻み込み、このため空澤にとって亜夜子のことは忘れられない女性となっている[Ⓝ夜闇-1-148,Ⓒ夜闇-1-171・172]。
二人の間に交流があったのは、2097年のごく短い時間の再会を除けば2094年の1ヶ月に満たない間だけのことだったが、それは密度の濃い日々であり、二人の間には時間の長短に関わらない戦友の絆が結ばれていた[Ⓝ夜闇-1-151,2-61]。 - 亜夜子は空澤の実力を高く評価している。真正面から十師族と撃ち合える戦闘力があるとは考えていないが、正面切っての戦闘でなければ四葉家を除く十師族に対抗し得る実力があると評価している[Ⓝ夜闇-3-113]。「有能な人」「頼りになる男性」とも思っている[Ⓝ夜闇-1-146,3-57,Ⓒ夜闇-2-56]。また人間的に好ましいと思っており、演技ではない好意的な微笑みを浮かべるなどしている[Ⓝ夜闇-3-86・88]。
- 「役に立つ人」と評価している一方で、(自分の婿にするという意味で)身内に迎えるには不足だとも思っている。具体的には「人柄やスキルに不足はないが、黒羽家に引き込むには魔法力が足りない」と評していた[Ⓝ夜闇-3-181,メ-11-158,管補]。しかし2100年の関東北東部暴動事件を経て空澤の魔法力は飛躍的に向上し、亜夜子も黒羽家の一員に迎えることについて合格点を付けている[Ⓝメ-11-157・158]。
- 空澤が橋本雅楽と二人で歩いているのを見たとき、亜夜子はモヤモヤとした想いに捕らわれている。また明らかに嫉妬している様子も見られる[Ⓝ夜闇-3-57・62・190]。
- 空澤は、亜夜子が四葉家の分家である黒羽家の当主の娘であることを知っている[Ⓝ夜闇-1-152]。
- 空澤は、ボツになった亜夜子スピンオフのキャラクター。このスピンオフは『司波達也暗殺計画』と同時に構想したもので、ヒロインは亜夜子である。作者は「ミステリーもどき」と述べている[Ⓝ劣-26-309,夜闇-1-280・281]。
七草家
七草真由美
亜夜子は、七草真由美とは付き合いがない[Ⓝメ-2-294]。
七草泉美
七草泉美と亜夜子はかなり仲が悪い[Ⓝ㊕Twins-2]。2098年度九校戦のミラージ・バット本戦で亜夜子に敗れた泉美は、亜夜子に対抗心を抱いている。それは亜夜子の側も同じで、自分が絶対的に有利な競技であるにも関わらずあと一歩のところまで食い下がられたため、泉美をライバル視している(嫌っているわけではない)。国立魔法大学入学後には亜夜子と深雪の距離感が泉美の対抗意識の火に油を注ぎ、昼食の場で揉めたりするのは何時もの光景となっている[Ⓝ夜闇-2-41∼43,メ-1-106∼109,11-221,管補]。
庄司ルナ
亜夜子と庄司ルナは四高時代、友人とまでは言えなくてもそれなりに会話をする間柄だった。しかし国立魔法大学では亜夜子が司波達也と親し気にしていたため、裏稼業の家であるルナは亜夜子から逃げ回っていた[Ⓝ夜闇-3-266∼268]。
九重八雲
九重八雲の技量に対して、亜夜子は称賛と警戒を覚え、また向上心を滾らせている[Ⓝ劣-SS-214・215]。司波龍郎
司波達也を軽んじるばかりか司波深雪の気持ちすら蔑ろにしていた司波龍郎に対して、亜夜子は良い感情を持っておらず、むしろ許し難い行為として嫌悪感を懐いている。しかし達也自身が全く気にしていなかったため、関心を無くしていることも事実である[Ⓝ夜闇-1-251・269]。司波小百合
亜夜子は司波小百合について「深雪さんを、延いては達也さんのお心を悩ませた方」と評している[Ⓝキ-6-128]。
古葉敦也
亜夜子は古葉敦也について、「司波小百合の身内なのだから(貧乏くじを引くのは妥当)」というような物言いをしている[Ⓝキ-6-128・129]。
遠上遼介
亜夜子は遠上遼介に非好意的で不信を持っており、味方ではないと思っている[Ⓝメ-2-155・156・300・301]。
備考
- 一人称は「わたくし」[Ⓝ劣-11-126]。ただし家族の前では自分のことを「私」と呼ぶことがある[Ⓝ劣-SS-183]。
- 任務中に用いるコードネーム「ヨル」は、「亜夜子」の「夜」からとったものであると同時に、亜夜子が得意とする『極致拡散』の特徴を表すものでもある[Ⓝ劣-12-92,13-189,Ⓒス-2-84]。
- 黒羽貢は亜夜子を「亜夜子」と呼び、亜夜子は貢を「お父さま」「お父様」と呼ぶ[Ⓝ劣-8-51・56・57,夜闇-1-38,Ⓒ追憶-1-82]。
- 東雲亜弥は亜夜子を「亜夜子さん」と呼び、亜夜子は亜弥を「お母様」と呼ぶ[Ⓝ夜闇-3-165,メ-11-67]。
- 黒羽文弥は亜夜子を小学生の頃は「姉さま」と、中学生以降は「姉さん」と呼び、亜夜子は文弥を「文弥」と呼ぶ。ただし任務で変装しているときには、文弥は亜夜子を「ヨル姉さん」と呼び、亜夜子は文弥を「ヤミちゃん」と呼ぶ[Ⓝ劣-8-57・62,12-82∼84,Ⓒダ-1-53・54]。
- 司波達也は亜夜子を「亜夜子ちゃん」「亜夜子」と呼び、亜夜子は達也を「達也さん」と呼ぶ[Ⓝ劣-8-57,12-223・224・253,16-264,Ⓒ追憶-1-83,ダ-2-47・49・69,四-3-129・130]。
- 司波深雪は亜夜子を「亜夜子さん」「亜夜子ちゃん」と呼び、亜夜子は深雪を「お姉さま」「深雪お姉さま」「深雪さん」と呼ぶ[Ⓝ劣-8-44・52・57・64,12-225,13-153・160,23-180,夜闇-1-41・46,メ-1-114,Ⓒ追憶-1-73・83,ス-2-6・7・12,夜闇-1-22]。
- 桜井水波は亜夜子を「亜夜子様」と呼び、亜夜子は水波を「水波ちゃん」「水波さん」と呼ぶ[Ⓝ劣-13-153,19-128,23-184,29-241,メ-5-238,Ⓒス-2-6,師-8-104,孤-3-20]。
- 亜夜子は東雲吉見を「吉見さん」と呼ぶ[Ⓝ劣-18-224,Ⓒ師-6-6]。
- アンジェリーナ=クドウ=シールズは亜夜子を「アヤコ」と呼び、亜夜子はリーナを「シールズさん」「シリウス少佐」「リーナ」「リーナさん」と呼ぶ[Ⓝ劣-25-268,夜闇-1-43,メ-1-206,5-238,8-192,Ⓒ夜闇-1-41・43]。
- 亜夜子は津久葉夕歌を「夕歌さん」と呼ぶ[Ⓝメ-9-197]。
- 四葉真夜は亜夜子を「亜夜子ちゃん」「亜夜子さん」と呼ぶ。亜夜子は真夜を第三者の前では「ご当主様」「真夜様」と呼び、本人の前では「伯母様」と呼ぶ。真夜は亜夜子の伯母ではないのだが、真夜が亜夜子に「伯母様」と呼ぶよう命じている[Ⓝ劣-11-241,12-92,14-56,19-238,SS-173・174,Ⓒ来-6-95,四-3-149]。
- 葉山忠教は亜夜子を「亜夜子殿」と呼ぶ[Ⓝ劣-14-56]。
- 黒川白羽は亜夜子を「亜夜子様」と呼び、亜夜子は白羽を「黒川さん」と呼ぶ。ただし任務で変装しているときには、白羽は亜夜子を「ヨルお嬢様」と呼ぶ[Ⓝ暗-2-151・153・154,Ⓒ暗-5-32・35・36]。
- 伴野涼は亜夜子を「お嬢様」と呼び、亜夜子は涼を「涼」と呼ぶ[Ⓝ夜闇-1-18・115,Ⓒ夜闇-1-165]。
- 榛有希は亜夜子を「亜夜子さん」と呼び、亜夜子は有希を「有希さん」と呼ぶ。ただし有希は、亜夜子が居ない場では「亜夜子」と呼び捨てにすることがある[Ⓝ暗-2-106,3-256,夜闇-1-178,Ⓒ暗-4-123・124]。
- 鰐塚単馬は亜夜子を「亜夜子様」と呼び、亜夜子は鰐塚を「鰐塚さん」と呼ぶ[Ⓝ夜闇-1-178,2-203,Ⓒ夜闇-2-121]。
- 桜崎奈穂は亜夜子を「亜夜子さま」と呼び、亜夜子は奈穂を「奈穂ちゃん」と呼ぶ[Ⓝ暗-2-198・200・202,夜闇-1-177,Ⓒ暗-5-93,夜闇-2-109・118]。
- 空澤兆佐は亜夜子を「黒羽さん」「亜夜子さん」と呼び、亜夜子は空澤を「空澤さん」と呼ぶ[Ⓝ夜闇-1-148・150,Ⓒ夜闇-2-53・54・58・59]。
- 七草真由美は亜夜子を「黒羽さん」と呼ぶ[Ⓝ夜闇-2-41]。
- 亜夜子は七草香澄を「七草さん」と呼ぶ[Ⓝ夜闇-2-129]。
- 七草泉美は亜夜子を「黒羽さん」と呼び、亜夜子は泉美を「七草さん」と呼ぶ[Ⓝ夜闇-2-41,メ-1-106]。
- 阿部ミラは亜夜子を「黒羽さん」「亜夜子さん」と呼び、亜夜子はミラを「阿部さん」「ミラさん」と呼ぶ[Ⓝ夜闇-3-44∼46]。
- 庄司ルナは亜夜子を「亜夜子さん」と呼び、亜夜子はルナを「ルナさん」と呼ぶ[Ⓝ夜闇-3-266・267]。
- 亜夜子は千葉エリカを「エリカさん」と呼ぶ[Ⓝメ-8-198]。
- ヴァージニア・バランスは亜夜子を「ミス・クロバ」と呼び、亜夜子はバランスを「ミズ・バランス」または単に「ミズ」と呼ぶ。ここで亜夜子が高級士官に対する敬称を一切用いていないのはわざとである(交渉術の一環)[Ⓝ劣-11-126・129・204,Ⓒ来-5-92・94,6-38,管補]。
- 鳴瀬晴海は亜夜子を「黒羽さん」と呼び、亜夜子は晴海を「鳴瀬先輩」と呼ぶ[Ⓝ劣-SS-187・189]。
- 四葉真夜は2096年夏、「九校戦で全力を出し目立つこと」「ただし四葉の関係者だという決定的な確信を持たれてはならないこと」「達也とは見知らぬ間柄だと周りに印象付けること」を黒羽姉弟に命令。それと同時に「四葉家には黒羽家という分家が存在する」という噂を広め、同年の九校戦における姉弟の活躍によってその信憑性は増した。2098年度の九校戦でも顔が売れ、その知名度は「七草の双子」に劣らぬものとなった。四高卒業後には「姉弟は黒羽家の直系である」という噂が日本魔法界に流れたが、真夜はこれを否定も肯定もしなかった。つまり四葉家は姉弟が一族の魔法師だと隠していない。これにより姉弟が四葉家と深い関係にあることは日本魔法界では半ば周知の事実となっている。四葉家の中でどのようなポジションにあるのかを知る者はまだ少ないが、それも時間の問題となっている[Ⓝ劣-13-181・339,14-58・208,SS-174∼181・189∼192・196・207・224・239,夜闇-2-78,3-70・71,メ-1-13・103,キ-6-118,Ⓝ㊕Twins-2,Ⓒス-2-59∼64,孤-2-148,夜闇-2-135]。
- 国立魔法大学に在学中は、四葉東京副本部ビルの6階(四葉家の支部)の管理権限が与えられている。これは黒羽姉弟が将来黒羽家を継ぐ為のOJTとして元々予定されていたことである[Ⓝ夜闇-1-30,3-16・119]。
- 西宮市のマナースクールへの潜入が亜夜子にとっての実質的な初任務だった(マナースクール子女洗脳事件)[Ⓝ夜闇-1-114・151,3-2,Ⓒ夜闇-1-171]。
- 国立魔法大学では、文弥とほとんど同じ講義を選んでいる[Ⓝ夜闇-3-171]。
- 亜夜子と文弥は国立魔法大学で未確認魔法研究会というサークルに出入りしているが、「サークルに入っている」という記述と「会員ではない」という記述とがあり、矛盾している[Ⓝ夜闇-3-121,メ-2-153]。
- 仕事柄、未成年の時点で飲酒経験がある[Ⓝメ-2-299]。
- 作者は亜夜子というキャラクターについて、「お色気小悪魔ライバルキャラになっては面白みがなくなってしまう」「筆が滑ってしまうとステレオタイプになる恐れがあるため、強すぎる個性に引きずられないようにするのが大変」と述べている[㊮GB-劣3-6-16]。
- 作者によれば亜夜子は「大のお気に入り」のキャラであり、アニメ〈来訪者編〉での出番が少なかったことが心残りとのことである[㊮来お疲れ本-7]。アニメ第2シーズンの終盤にオリジナルストーリー〈オフショアタワー編〉が追加された背景には、放送当時はアニメ第3シーズンの制作が決まっておらず、ここで亜夜子など〈ダブルセブン編〉以降に登場するキャラクターを活躍させたかった、という事情もあったらしい[㊮GB-劣3-6-15]。
- 亜夜子役の声優について、オーディオドラマ〈追憶編〉では日笠陽子が、アニメでは内田真礼がそれぞれ務めていて、オーディオドラマとアニメで異なっている。アニメに先んじて発売されたオーディオドラマでは日笠が演じたのだが、亜夜子が登場しなかったアニメ第1シーズンの放送終盤に公開されたゲーム『魔法科高校の劣等生 LOST ZERO』で日笠は亜夜子ではなくリーナを演じることとなった。しかしその後同ゲーム内に亜夜子が登場することとなり、このとき内田が亜夜子役に選ばれた。このような経緯から、その後のアニメでも内田が亜夜子を演じることとなった[㊮GB-劣3-6-12,管補]。
- 蒼和伸は、コミカライズ〈古都内乱編〉第1巻の巻末で「お姉ちゃん風をふかせる亜夜子もかわいい」とコメントしている[Ⓒ古-1-153]。















