爆裂

スキル
アニメ〈横浜騒乱編Ⅶ〉より.©2013 佐島 勤/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/魔法科高校製作委員会

爆裂(ばくれつ)は、対象物内部の液体を瞬時に爆発的に気化させ、その膨張力を破壊力として利用する発散系統魔法。兵士や機械の区別無く葬り去る、人体破壊・機械破壊の戦闘用魔法。殺傷性ランクはA。一条家が切り札としている魔法で、一条家の二つ名にもなっている代名詞ともいえる秘術。一条将輝が得意としている[Ⓝ劣-4-8・163・298,7-163・234,21-75・76,Ⓝメ-10-140,Ⓝキ-3-265,Ⓝ㊕画集2-146・147,㊮全テ-25,GB-劣1-7-1,10-21]

旧第一研のテーマである『対人戦闘を想定した生体に直接干渉する魔法の開発・研究』から派生的に生まれたものだが、敵の体液を気化することを狙う純粋な軍事目的で開発された魔法であって、機械も破壊するのは想定外の副産物である[Ⓝ劣-4-163,13-8,19-257,管補]

対象物の内部に液体が存在しなければ、この魔法は効力を発揮しない[Ⓝ劣-7-234・235]

なお将輝の戦略級魔法である『海爆』オーシャン・ブラストは、『チェイン・キャスト』を利用した海上用の超広域『爆裂』の魔法である[Ⓝ劣-27-114・233]

現象

生物に対して行使した場合

生物ならば全身の体液(血漿)が気化し、その圧力筋肉皮膚が弾け飛んで身体が破裂。鮮血(正確には血液内の固形成分である赤血球)がまき散らされ、真紅と深紅の花を咲かせる[Ⓝ劣-4-8・163,7-163,15-212・299,㊮GB-劣1-10-21]

『爆裂』を受けた者は、余程戦場に慣れた者でも正視に耐えない程の凄惨な死に様を曝す。これにより相手の士気を挫くことができるという利点もある[Ⓝ劣-19-177]

心臓内の血液のみを気化された呂偉辰はその圧力で胸が裂け、血飛沫ちしぶきを上げ肉片を飛び散らせて倒れた[Ⓝメ-10-140]

佐渡侵攻事件において新ソ連の兵隊が一条将輝の『爆裂』を受けた際には、目や耳や口から血が噴き出し、また野戦服が一瞬風船のように膨らみ、袖口や襟元から赤い霧が吹きだした[Ⓝ㊕画集2-146]

機械に対して行使した場合

内燃機関動力の機械ならば、燃料気化して爆散する。燃料電池でも結果は同じ。可燃性の燃料を搭載していなくても、バッテリー・油圧液・冷却液・潤滑液など液体を搭載していない機械はおよそ存在しないため、ほぼあらゆる機械が破壊され停止する[Ⓝ劣-4-8・163]

エタノール車に対して行使した際には、気化したエタノール燃料が容器の破裂で生じた火花に引火した[Ⓝ劣-19-171]

水素エンジンを搭載した水陸両用車に対して行使した際には、発火する前に気体水素燃料拡散したらしく爆発は怒らなかった[Ⓝ劣-19-201]

軍事ドローン全固体電池を動力源としているため、『爆裂』では大きな効果が望めない[Ⓝメ-9-228]

備考

  • 一条将輝は、2092年8月11日に起こった佐渡侵攻事件において一条家の義勇軍に参加。『爆裂』の行使で全身を返り血に染めながら戦った。これが将輝の異名「クリムゾン・プリンス」の由来となっている[Ⓝ劣-4-162,7-163,Ⓝ㊕画集2-147・150・151,㊮全テ-25,GB-劣1-7-1,10-21,劣3-4-22]
  • 殺傷性ランクAの魔法なので、当然ながら九校戦モノリス・コードにおけるレギュレーションに引っ掛かる[Ⓝ劣-4-163]
  • 水蒸気爆発を利用した攻撃に使うこともできるため、モノリス・コードの渓谷ステージのような環境は『爆裂』の使い手にとっては大量の爆薬が用意されているようなものである。市街地でも、水が流れている水道管が存在している(よって“爆薬”には不自由しない)。海上ともなれば、それは無限の爆薬庫のようなものである。司波達也は「『爆裂』を前にして水の中に入るのは爆弾の山に突っ込むのと同じ」と評している[Ⓝ劣-4-298,15-295,21-75,管補]
  • 2095年度九校戦において、達也は「いくら将輝でも地下水を汲み上げて『爆薬』にはできないだろう」と述べている[Ⓝ劣-4-298]
  • 横浜事変において将輝が『爆裂』で直立戦車を破壊したところ、大亜連合軍はすぐに偽りの幽鬼で部隊を編成して投入。幻影に液体は存在しないので、将輝の得意魔法は封じられた[Ⓝ劣-7-235]
  • 固体であるを直接破壊することはできないが、一部でも融かせば水蒸気爆発を起こして一気に破壊あるいは倒壊させることができる。将輝は2096年度九校戦において、この戦術によりアイス・ピラーズ・ブレイク本戦で優勝した[Ⓝキ-3-265]
  • 2096年秋の時点では、将輝は『爆裂』の範囲を調節することにより相手を殺さずに・・・・無力化するテクニックを身につけている(『部分爆裂』[Ⓝ劣-15-212]
    たとえば伝統派古式魔法師らとの戦いでは、将輝は片足だけをぜさせた。これにより足の血管という血管が破裂し、筋肉皮膚がずたずたになって白い骨までのぞいているという凄惨な光景が生まれた[Ⓝ劣-15-212・213]
  • 『爆裂』は海戦で真価を発揮する魔法だが、どんなに優れた魔法師でも海水全てを魔法の対象とすることはできない。実際に海水を爆発させるためには、海の一部を意識の中で切り取って対象にする(対象物の一部分のみを指定する)必要がある(=『情報体の部分変化技術』)。「海は何処までも続いている」という実感・・認識)ら抜け出し、海水に対する『爆裂』を実戦で使用できる魔法師は意外に限られている[Ⓝ劣-21-75,Ⓝメ-2-207]
  • 将輝ほどではないが、一条茜も一応『爆裂』を使うことができる[Ⓝキ-3-265]
  • 『叫喚地獄』は、魔法の威力を抑える代わりに対象を物から領域に拡大したという意味で『爆裂』の劣化版とされている[Ⓝ劣-7-246,㊮GB-劣1-10-23]
  • 〈古都内乱編〉で登場した燃料の気球化の魔法を使えば、いたずらに死傷者を出すことなく機甲兵器を無力化することができる。戦場での運用を考えれば間違いなく『爆裂』よりも使い勝手の良い魔法だと言える[Ⓝ劣-15-287,㊮GB-劣3-6-25]
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