イーゴリ・アンドレイビッチ・ベゾブラゾフは、ソビエト科学アカデミーに所属する魔法科学者[Ⓝ劣-8-212,21-63]。
新ソビエト連邦の国家公認戦略級魔法師で、十三使徒の一人[Ⓝ劣-8-8・212,21-61]。戦略級魔法は『トゥマーン・ボンバ』[Ⓝ劣-8-8・212]。
「イグナイター」の異名をとる[Ⓝ劣-8-212]。
2097年5月16日、ディオーネ―計画への参加を表明した[Ⓝ劣-23-110∼112]。
ベゾブラゾフの素顔は軍事機密扱いで秘匿されていたが、この時初めて世間に明らかになった[Ⓝ劣-23-114・115・139・140]。
2097年8月4日、巳焼島事変にて死亡した[Ⓝ劣-31-255]。
ただし新ソ連当局はその事実を否定している[Ⓝ劣-31-279]。
生没年 | ~2097年8月4日(40歳代)[Ⓝ劣-31-254・255] |
体型 | 不明 |
二つ名 | イグナイター/指揮者 |
家系 | 試験管ベビー(シリーズ名不明) |
家族 | アンナ・アンドレエヴナ ベロニカ・アンドレエヴナ 他5体の「アンドレエヴナ」[Ⓝ劣-21-64] ダリヤ・アンドレエヴナ・イヴァノヴァ(?) |
所属 | ソビエト科学アカデミー(博士)[Ⓝ劣-21-61] |
技能 | トゥマーン・ボンバ など |
装備 | 「アルガン」 |
魔法開発 | トゥマーン・ボンバ |
CV | ― |
体格・容姿
外見は40代後半[Ⓝ劣-24-289]。
性格・嗜好
プライドが高い。そのため、初めての任務失敗の原因となり、反撃してきたばかりか、あまつさえ自身の魔法(の一部)を盗んだ達也に対して、強い屈辱と憤りを覚えている[Ⓝ劣-25-250・255,27-90,28-168,31-49・51・243]。
達也にも「プライドが高そう」と思われている[Ⓝ劣-31-242]。
学者貴族的な面がある[Ⓝ劣-25-249]。
一般人や技術者などについては「下々の者」と見なしており、関心を持っていない[Ⓝ劣-25-249]。
「奏者」のことは、物として扱っている[Ⓝ劣-25-257]。
魔法・戦闘技能
極めて強い魔法力を持っている[Ⓝ劣-31-256]。
『トゥマーン・ボンバ』は、威力こそアンジー・シリウスの『ヘビィ・メタル・バースト』に一歩譲るものの、破壊半径は十三使徒随一と言われている[Ⓝ劣-8-212・213]。「指揮者」ベゾブラゾフは、自我を奪われ、生体機械「奏者」と化したアンドレエヴナらを外部端末として使い、『トゥマーン・ボンバ』という魔法を奏でる(精神の強制リンク)[Ⓝ劣-24-265・266]。
なお、ベゾブラゾフは『トゥマーン・ボンバ』を単独でも発動できる。アンドレエヴナは、補助装置兼安全装置として使われているに過ぎない[Ⓝ劣-24-271・273・291]。
『トゥマーン・ボンバ』は、大型CAD・「アルガン」を使って発動される[Ⓝ劣-24-267・271]。
これはアカデミーの極東本部だけでなく専用列車にも搭載されていて、ベゾブラゾフは必要に応じてこの列車で国内を移動し、戦略級魔法を発動している[Ⓝ劣-24-267・271・273]。
普通の魔法技能も優れているらしく、リーナはエンタープライズ会談の際に、ベゾブラゾフの魔法を見て「予想以上の実力」と評している[Ⓝ劣-23-142]。
地位・影響力
新ソビエト連邦科学アカデミーにおける魔法研究の第一人者[Ⓝ劣-21-2・61]。新ソ連随一の現代魔法学の権威[Ⓝ劣-23-140]。
公的な地位は科学者だが、国内における発言力は国防大臣に匹敵すると言われている[Ⓝ劣-21-2・61]。
その権威は達也に負けた後も損なわれておらず、軍を動かすだけの影響力を有している[Ⓝ劣-31-111]。
生い立ち
ベゾブラゾフは試験管ベビーで、人工授精で作られた無数の受精卵の中から選ばれた最高の成功例である。遺伝子操作は行われていない[Ⓝ劣-24-265]。
ベゾブラゾフの元になった受精卵は生化学的にコピーされ、アンナやベロニカなど7人のクローン「アンドレエヴナ」が生まれた[Ⓝ劣-24-265]。
データ
『トゥマーン・ボンバ』使用記録
使用日時(日本時間) | 攻撃場所 | 被害者(被害詳細) | ページ |
2089年 | ベーリング海峡 | ウィリアム=シリウス(死亡) | Ⓝ劣-25-250 |
2097年04月06日 午後 | 佐渡沖海上 | 一条剛毅(重症) | Ⓝ劣-21-81・82 |
2097年04月13日 日中 | 宗谷海峡海上 | なし | Ⓝ劣-21-247∼251 |
2097年06月09日 05時06分 | 伊豆上空 | 桜井水波(重症) | Ⓝ劣-24-274∼286,25-28 |
2097年06月20日 11時57分 | 八王子上空 | なし | Ⓝ劣-25-253・256∼261 |
2097年07月04日 07時55分 | ウスリースク地上 | 大亜連合軍侵攻部隊(5,000∼10,000人?) | Ⓝ劣-27-91・92・95 |
2097年07月08日 14時ごろ | 佐渡沖海上 | 国防海軍(小型艦8隻) | Ⓝ劣-27-229・230・233 |
2097年08月04日 09時41分 | 巳焼島上空 | なし | Ⓝ劣-31-248∼250 |
関わった事件・イベント
- アークティック・ヒドゥン・ウォー(2089年)
- 佐渡沖戦闘(2097年4月6日)
- 宗谷海峡事変(2097年4月13日)
- ディオーネ―計画
- 伊豆への攻撃(2097年6月9日)
- 八王子への攻撃(2097年6月20日)
- 大ソ戦争
- 佐渡沖戦闘(2097年7月8日)
- 巳焼島襲撃事件(2097年7月8日)
- 巳焼島事変(2097年8月4日)