神経電流攪乱【しんけいでんりゅうこうらん/ナーブ・インパルス・ジャミング】は、敵の神経インパルスに干渉して五感を狂わせ随意筋を麻痺させる、一色家独自の人体直接干渉魔法[Ⓝ劣-27-151,Ⓝキ-3-109・111・112]。
相手の身体に電磁波を流し込んで運動系神経の働きを狂わせる放出系統魔法で[Ⓝキ-3-111・237]、敵魔法師を生きたまま捕らえるための術式[Ⓝキ-3-112]。
「神経攪乱」と省略して呼ばれることが多い[Ⓝ劣-27-151,Ⓝキ-3-108]。
一色家が切り札としている魔法だが、一色家の直系であっても全員が使えるわけではない[Ⓝ劣-27-151・152]。
一条茜が使用している[Ⓝ劣-27-151∼153,Ⓝキ-2-44,3-108]。特徴
射程距離は短く、確実に作用させるためには、敵から数メートルの距離まで近づく必要がある[Ⓝ劣-27-154]。一条茜
一条茜は、マーシャル・マジック・アーツの試合で『神経攪乱』を使用している[Ⓝキ-3-237]。その規模は小さく、電流・電圧ともに低いが、事象干渉力は強い。電撃魔法でありながら、電流を作り出すことよりも電気を作用させることに重きを置いている[Ⓝキ-3-237]。
これは、魔法的な抵抗力を持つ人体に電撃魔法を作用させる為の、通常の電撃魔法とは事象干渉力の配分を変えた特殊な術式である[Ⓝキ-3-238]。
普段は「一瞬動きを鈍らせる」程度の威力で使っているが、これが上限かどうかは明かされておらず、一撃で倒せる可能性もある[Ⓝキ-3-112・113]。
その他
- 一条美登里は一色家の一族だが、傍系出身であり使えない[Ⓝ劣-27-151]。
- 魔法大全には載っていないが、魔法大学に所蔵されている、魔法師開発研究所について聞き取り調査をまとめた研究書には載っている[Ⓝキ-3-110]。
- 「人体直接干渉魔法」と言っても相手を操り人形にするようなものではないため、日本魔法界における「人体干渉の禁忌」には当たらない[Ⓝキ-3-111・112]。