電光石火【でんこうせっか】は、神経細胞に関わる活動電位に干渉する人体直接干渉魔法。一色家一門の秘匿魔法[Ⓝキ-2-168,3-241]。
感覚器で生じた活動電位の神経伝達プロセスをショートカットし、外界の刺激によって感覚器で生じた電気信号を脳に直接伝える[Ⓝキ-2-168,3-241]。あるいは逆に、脳から筋細胞へ指令を伝える運動神経系をショートカットし、脳の命令を直接筋肉に伝える[Ⓝキ-2-168,3-241]。
通常、感覚器が何らかの刺激を受けると、活動電位は感覚神経を経由して中枢神経(主に脳)へと伝達されることで知覚される(魔法学的にはさらにもう1段階、脳から精神に情報が送信される)。こうした流れによって「知覚」は成立している[Ⓝキ-2-]。
この流れをショートカットすると知覚速度が高まり[Ⓝキ-2-168]、普通なら知覚が追い付かない筈の速度領域でも行動することができる[Ⓝキ-2-163]。
また脳の命令を直接筋細胞に伝えることで、何をするのか決定するのと同時に身体を動かすことができる[Ⓝキ-2-168]。
(この二つの組み合わせにより)知覚してから行動に至るまでに要する時間を減らすことができる[Ⓝキ-2-168,3-241管補]。
あえて「異能」と表現されていることもある[Ⓝキ-3-241]ため、今後超能力に分類されることもあるかもしれない[管推]。