流星群〈ミーティア・ライン〉

スキル
アニメ〈ダブルセブン編Ⅲ〉より. ©2023 佐島勤/KADOKAWA/魔法科高校3製作委員会

流星群〈ミーティア・ライン〉は、四葉家の現当主・四葉真夜が生まれながらに修得している得意魔法。真夜だけが使える極めて特殊な固有魔法[Ⓝ劣-8-225・280,㊮GB-劣1-3-6,劣3-2-16]。「対人戦ならば戦略級魔法を凌駕する」とも言われている真夜の切り札[Ⓝ劣-30-80,メ-3-52,9-140,Ⓒ師-3-91]

の分布に干渉するもので、効果範囲内における光の分布状況を偏らせる収束系統魔法の一種。防御することはほぼ不可能で、真夜をして世界最強の魔法師の一人、「極東の魔王」「夜の女王」と呼ばしめている強力な魔法[Ⓝ劣-4-86,8-225,メ-3-52,9-140,Ⓒ孤-1-123,㊮GB-劣1-3-6,劣3-2-27]

日本名は外見上の特徴から「流星群」と名付けられているが、英語名「Meteor流星 Line軌道」の方が魔法の性質を良く表している[Ⓝ劣-8-225]。また「夜」と表現されることもある[Ⓝ劣-4-86,8-222・223・227,23-100]

現象

室内が闇に包まれるとともに宙に光球が浮かび、まるで「星が煌めく月の無い夜空」のような光景となる。その直後、星(光球)は光の線と化して四方八方から敵を穿つ[Ⓝ劣-8-222・223,23-100,管補]

アニメ〈ダブルセブン編Ⅲ〉より.©2023 佐島勤/KADOKAWA/魔法科高校3製作委員会

アニメ〈ダブルセブン編Ⅲ〉より.©2023 佐島勤/KADOKAWA/魔法科高校3製作委員会

アニメ〈ダブルセブン編Ⅲ〉より.©2023 佐島勤/KADOKAWA/魔法科高校3製作委員会

原理

見かけ上のプロセス

見かけ上のプロセスは以下の通り[Ⓝ劣-8-226,㊮GB-劣3-2-27]

  1. 対象空間が多数の小さな光球が浮かぶ闇に閉ざされる。
  2. 光球が無数の光条と化して攻撃対象を貫く。

表面的にはレーザーのシャワーにより攻撃しているように見えるが、『流星群』の攻撃力との持つエネルギーの間には全く関係が無く、光量すらも無関係である[Ⓝ劣-8-226,Ⓒ孤-1-123,㊮GB-劣3-2-27]

本質的な原理

この魔法の本質はの分布を著しくかつ強制的に偏らせることにあって、光が存在する座標を小さなボール・細いラインとして設定することにある[Ⓝ劣-8-226,メ-9-140,Ⓒ孤-1-123,㊮GB-劣3-2-27]

光の通り道に設定された空間及びその構成要素としての物体は、光が透過する状態にその在り方を改変される。その結果、有機物無機物を問わず、また物体の硬度耐熱性可塑性弾力性を問わず、対象物に光が通り抜けられる穴を強制的に穿つ。透明度の高いガラスであっても光の透過性が100%で無い以上、「光が通り抜けられる状態」に変わる。すなわち、そのようなガラスであっても「穴を穿つ」という事象改変からは逃れられない[Ⓝ劣-8-226,Ⓒ孤-1-123,㊮GB-劣3-2-27,管補]

つまり、光の分布を偏らせ光が通過する細いラインを設定することで、そのライン上に光を妨げる物体が存在できないようにする魔法である。結果的に限定空間内の生物や物体は、収束光で貫かれたような状態になる[Ⓝメ-9-140・141]

ロジック面から見た原理

現象ではなくロジック面から見れば、光の分布を介して対象物の構造情報に干渉し、固体液体圧力によらず直接気化させる。気体に分解するという意味で、分解魔法の一種とも言える[Ⓝ劣-8-226,㊮GB-劣3-2-27]

特徴

  • 室内やトンネル内のような閉鎖された空間で特に高い威力を発揮する[Ⓝ劣-8-225・226,Ⓒ孤-1-123,㊮GB-劣3-2-27]
  • が偏って存在する線」自体が定義されているので、反射・屈折・遮断などの魔法で防御することはできない。一方向から光を照射するものではないので、障壁魔法でも防御できない。全方位障壁魔法を展開しても、光子・・の移動とは関係なく・・・・・・・・・「光を100%通すライン」が作り出されるので穴を穿たれる。つまり、物理現象に干渉する魔法による防御は不可能である[Ⓝ劣-8-226・227,㊮GB-劣3-2-27,管補]
  • また、対抗魔法で防御することもほとんど不可能である。光という物理現象を媒介としている為、純粋に心霊的な防御手段である『領域干渉』で発動を阻止することは困難を極める。「光の分布」という単一要素に対する干渉力四葉真夜を上回っていなければ発動は止められないが、「光」という事象に対して特に強い干渉力を有し、「光の分布」に干渉する魔法収束系光子分布操作)を生来の魔法として有している真夜に対して同じ要素で対抗するのは無謀と言える(あまりにも高すぎるハードル)[Ⓝ劣-8-227,メ-9-140,Ⓒ孤-1-124,㊮全テ-26,GB-劣3-2-27,管補]
  • 一旦発動したならば、改めて『領域干渉』で対抗しようとしても、「光の分布が偏っている」という書き換えられた現象が既に事象としてそこにある(ゆえに防げない)。このように対物理現象防御であっても対魔法防御であっても、そしてその二つを同時に発動する『ファランクス』であっても、『流星群』を防御することはできない。このような理由から真夜は魔法師同士の戦闘において無敵とされ、「世界最強の魔法師」の一人と見做みなされている[Ⓝ劣-8-227,18-34,30-80,Ⓒ師-3-90・91,孤-1-124,管補]

司波達也に対しては相性が悪い

『分解』とは魔法的に相性が悪い

司波達也『分解』は『流星群』に対して相性が良く、これを無効化することができる。四葉真夜は「本気で戦えば高い確率で私が負ける」と述べている[Ⓝ劣-4-86,8-225,18-33・34,㊮GB-劣1-3-6]。実際、2095年11月に達也は真夜の「夜」を打ち破った[Ⓝ劣-8-222]

『流星群』は構成要素としての物体を含む限定空間の構造情報に対して間接的に干渉する魔法である為、構造情報に直接干渉する『分解』には決定的に相性が悪い。を介して空間構造に干渉し作り上げられた「夜」の結界は、空間構造に対する直接的な干渉で簡単に砕け散ってしまう[Ⓝ劣-8-227,Ⓒ孤-1-124,㊮GB-劣3-2-27]

司波達也とは能力的に相性が悪い

2095年11月、司波達也四葉真夜の『流星群』を打ち破ったが、「血臭が室内に漂う」という表現がなされていること、またその直後に「血の臭いが残っていない」という記述がなされていることから、達也は傷を負ったが『再成』で復元したのだろうと考えられる[Ⓝ劣-8-222・223,管推]

その傍証として、原作第18巻〈師族会議・中〉において、「『流星群』を受けて無事でいられる魔法師は皆無に近い。それは達也も例外ではなかった」「『分解』よりも『流星群』が先に完成したら、達也も無傷では済まない」という記述がなされている[Ⓝ劣-18-33・34,Ⓒ師-3-91]。このことから、やはりこの2095年11月当時には達也も負傷していたのだろう[管推]

またこの当時、真夜は「私の魔法はあの子の異能に対して相性が悪い」と述べている[Ⓝ劣-8-225]。「『分解』に対して」ではなく「『異能』に対して」と表現されている点に着目し、「この『異能』は『分解』だけでなく『再成』のことも指している」と捉えれば、「傷を負わせることはできてもすぐ直ってしまう」という意味で「司波達也と相性が悪い」のだろう[管推]。実際に原作第18巻、およびコミカライズ〈師族会議編〉第3巻では「達也が真夜に勝てるのは『再成』があるからであって、達也と同じ異能を持たない限り真夜には勝てないだろう」と綴られている[Ⓝ劣-18-34,Ⓒ師-3-91]

まとめ

以上をまとめると、『流星群』は『分解』に対して魔法的に相性が悪いうえに、『再成』異能まで持っている司波達也に対しては、決定的に相性が悪いということになるだろう[管推]

備考

  • 七草家の研究者は、司波深雪『コキュートス』の威力は『流星群』に匹敵すると予測している[Ⓝ劣-17-39]
  • 四葉真夜は、癇癪を起こすと『流星群』で物に当たることがあるらしい[Ⓝ劣-23-100,Ⓒ孤-1-118∼122,管補]
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