迦楼羅炎【かるら-えん】は、吉田幹比古が操る対妖魔術式。系統外の古式魔法で、不動明王が背後に纏っている炎の術式[Ⓝ劣-10-114,11-299,Ⓒ来-3-111・112,7-88・89,㊮画集-1-159,来ADW-95,GB-劣2-3-12・21]。
この世のものならざるモノ(情報体)に外的(外圧的)なダメージを与えることを目的とした「炎」の独立情報体(精霊)を任意の座標に向かって射出する、降魔の精霊魔法[Ⓝ劣-10-114,11-299,15-109,Ⓒ来-3-113,㊮画集-1-159,GB-劣2-3-21,管補,管推]。原理
通常の精霊魔法では、現象と切り離され情報体次元を浮遊する独立情報体(精霊)に干渉し、その独立情報体が記録している現象を具現化する。『迦楼羅炎』も基本原理は同じなのだが、特異なのは物質体次元に現象として具現化するのではなく、非物質次元に情報として具現化するという点にある[Ⓝ劣-10-116,管補]。
情報の書き換えそのものを目的とする魔法は珍しくも目新しくもないが、『迦楼羅炎』は「現象には情報が伴い、現象に伴う情報は情報体次元に記録される」という魔法理論の土台を為すシステムを利用して、「現象に伴う情報のみを発生させることで物質体次元に干渉せず情報体次元だけに干渉する」というものだった。これにより物質体次元で生じていない「燃焼」が、情報体次元で「そこにあるものが燃える」という情報の書き換えを引き起こした。「魔法のシステムはこういうもの」という概念を逆転させたような魔法と言える[Ⓝ劣-10-116,管補]。
「燃焼」の概念を持ちながら「何かを燃やす現象」として具現化せず、現象と切り離された情報体として投射された魔法式(精霊)は、実際にパラサイトにダメージを与えた[Ⓝ劣-10-114,㊮GB-劣2-3-21,管補]。
備考
- 吉田幹比古の鉄扇形態呪符刻印式CADには、『迦楼羅炎』が記された短冊が格納されている[Ⓝ劣-10-114,Ⓒ来-3-111]。
- 『迦楼羅炎斬』は、『迦楼羅炎』を対人用にアレンジした精神干渉系魔法である[㊮画集-1-159]。


