スキル

リアクティブ・アーマー

リアクティブ・アーマーは、「十神」の魔法師が操る、身体に沿って展開する個体装甲魔法。「十神家」が"旧第十研から追放され、「遠上家」となる原因となった魔法。受けた攻撃に対応して強化されていく障壁魔法で、「攻撃に反応する装甲」ということから、「リアクティブ」と名付けられた。

アイシィソーン

アイシィソーン(icy thorn)は、対象に眠りを強制する精神干渉系魔法。 『コキュートス』の威力制限版魔法で、効果的に敵を拘束することができる。

固有時間加速

固有時間加速【こゆうじかんかそく】は、自分自身の時間を加速する能力。超能力寄りの特殊な魔法。呉内杏の異能。

ナイトロゲン・ブレス

ナイトロゲン・ブレスは、窒素濃度を高めることで相手を酸素欠乏症に導く収束系統魔法。

リパルジョン・ショット

リパルジョン・ショットは、拳を覆う形で形成した斥力場を、パンチのモーションで射出する加重系統魔法。

リパルジョン・ナックル

リパルジョン・ナックルは、一方向的な斥力場で拳を包む魔法。

電光石火

電光石火【でんこうせっか】は、神経細胞に関わる活動電位に干渉する人体直接干渉魔法。一色家一門の秘匿魔法。

ペルタ

ペルタは、十文字家の対物障壁魔法。ファランクスの亜種。同一の座標に障壁を連続構築するファランクスに対し、ペルタは異なる座標に障壁を連続構築する。多数のシールドを瞬時に並列展開することもでき、「マルチスポットシールド並列生成魔法」とも表現される。

リバース・アクセル

リバース・アクセルは、運動方向とおおよそ逆方向の加速度を物体に付与する魔法。

生体液震〈オーガン・クエイク〉

生体液震〈オーガン・クエイク〉は、人間の肉体を構成する液体成分に直接波を作り出して全身の器官を揺さぶり、その機能を狂わせる人体直接干渉魔法。殺傷性ランクはCからB。

超能力

超能力【ちょうのうりょく】は、1999年に初めて確認された異能。念ずるだけで事象を改変することができ、発動速度が非常に速い。魔法は意識して無意識を働かせなければ使えない一方で、超能力は無意識に使うことができるものと思われる。

術式解散〈グラム・ディスパージョン〉

術式解散〈グラム・ディスパージョン〉は、起動式や魔法式などといった想子情報体の構造それ自体を直接『分解』する対抗魔法。魔法の天敵とも言える、魔法無効化の情報体分解魔法。

術式解体〈グラム・デモリッション〉

術式解体〈グラム・デモリッション〉は、エイドスに貼り付いた魔法式を、サイオンの圧縮弾で強引に吹き飛ばす技術。

コキュートス

コキュートスは、絶対的な強制力で精神を凍結する系統外・精神干渉系魔法。精神そのものに作用する、精神という事象を改変する魔法。精神活動を永続的に停止させる魔法。

射程伸長術式

射程伸長術式【しゃていしんちょうじゅつしき】は、銃弾等の物体の飛距離を伸ばす仮想領域魔法。司波達也が沖縄海戦で『質量爆散』を行使する際に利用した術式。

雲散霧消〈ミスト・ディスパージョン〉

雲散霧消〈ミスト・ディスパージョン〉は、物質を分子レベルに『分解』する魔法。司波達也が得意とする魔法。殺傷性ランクはA相当。構造情報に対する直接干渉であり、最高難度の魔法に属する。

質量爆散〈マテリアル・バースト〉

質量爆散〈マテリアル・バースト〉は、司波達也が操る戦略級魔法。究極の分解魔法。質量をエネルギーに直接『分解』する魔法。

アラビアンナイト

アラビアンナイトは、FAIR〈フェア〉所属の犯罪魔法師コンビ「ジェイナス」の魔法に対して与えられた名称。精神現象であるか物理現象であるかを問わない、「開く」「閉じる」という概念に当てはまる広範な現象に干渉する魔法で、「Open Sesame(開けゴマ)」「Shut Sesame(閉じろゴマ)」のキーワードで発動する。

精霊の眼〈エレメンタル・サイト〉

精霊の眼〈エレメンタル・サイト〉は、イデアの「景色(形色)」を視る能力。存在認識の視力。イデアにアクセスし、イデア内の個々の存在(エイドス)を意識して見分ける(認識する)能力。全ての物理的情報と魔法的情報を、五感で体験する以上の確かさで使用者にもたらす力。 厳密には魔法(知覚系魔法)ではなく異能であり、事によると『分解』以上に耳目を集めるもので、機密指定されてもおかしくはない技能である。

再成

再成【さいせい】は、情報体(エイドス)を再構成する能力。エイドス復元魔法。全ての物質と情報体を、24時間以内に限り復元する力。死なない限り蘇る、蘇らせる力。

分解

分解【ぶんかい】は、情報体(エイドス)をバラバラに分解する能力。構造情報(想子情報体)を直接分解する魔法。構造情報に対する直接干渉魔法。全ての物質と情報体を壊す力。

魔法

エイドスを認識し、一時的に書き換える技術。「世界」に存在する「事象」の「情報」を写し取り保存して、誤認させる技術。この世の現象に付随して存在する「情報」を改変し、情報の改変を通じて現実の事象を改変する技術。こういった技術のことを、魔法という。超能力の認知と、魔法を科学として捉えた現代魔法の開発を経て、迷信から科学へ発展し、伝説や御伽噺の産物ではなく現実の技術となっていった。