術式凍結〈フリーズ・グラム〉は、司波達也が司波深雪のために開発した対抗魔法[Ⓝ劣-22-152]。
『領域干渉』の強化版で、無系統魔法、領域魔法、発動途中の魔法を無効化することができる[Ⓝ劣-22-152]。- 個体を対象にする発動済みの魔法を消し去ることはできない[Ⓝ劣-22-152]。
- 無系統魔法の亜種である『キャスト・ジャミング』は完全に無力化できる[Ⓝ劣-22-151･152]。
- 出力途中の起動式を「凍りつかせる」こともできる[Ⓝ劣-23-254]。
補足・推測
- 「発動済みの個体対象魔法」とは、発動が終わり、魔法式も役割を終えて消え去り、すでに物理現象と化した対物魔法のことを指していると思われる。 物理現象は『領域干渉』では防げないので、無力化できない。
たとえば、氷を魔法で生み出し、魔法で常に操作しながら飛ばしている等の場合は、操作術式を無効化することは可能だと思われるが、生成された氷は消せない。
しかし、単純な加速系統魔法や移動系統魔法で飛ばしただけの場合は、魔法が氷に作用した瞬間に向きや速度が決まり、それ以降は魔法の影響下に無い。魔法が作用し続けているわけではないので、動きを止めることもできないと思われる。
- 領域魔法は、所定の領域に常に作用し続ける魔法であるため、（事象干渉力で上回れば）『領域干渉』で無効化することができる。
