コバート・ムーバル・スーツ

「コバート・ムーバル・スーツ」/『劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女』
『劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女』/©2016 佐島 勤/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/劇場版魔法科高校製作委員会

コバート・ムーバル・スーツは、独立魔装大隊が開発した試作戦闘スーツ[Ⓝ㊕星呼-88]
ムーバル・スーツの対探知性能改善を目的とした試作品の一つ[Ⓝ㊕星呼-128・129]
真田繫留が開発を担当している[Ⓝ㊕星呼-88]

◇◇◇

黒いフード付きマントのような見た目の装甲服で、顔の部分のデザインはムーバル・スーツとよく似ているが、ヘルメットの頭頂付近に半透明の結晶のような物が埋め込まれている。全体としては、マントを除けばムーバル・スーツよりすっきりしたものになっている[Ⓝ㊕星呼-128]

フード付きのマントが、ヘルメットと両肩で固定されており、このマントは通電することで全身をすっぽり覆う、流線型を基本とする空気抵抗が小さいフォルムに硬化する。顔の両側から肩に掛けて中空構造を作ることで、頭頂から両肩の外側に向かって滑らかな曲線を描き、目の下で左右合わさり両腕ごと胴体を巻き込むようにして、足の下まで人体の細かな凹凸を消すことができる[Ⓝ㊕星呼-129]

「コバート・ムーバル・スーツ」/『劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女』

『劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女』/©2016 佐島 勤/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/劇場版魔法科高校製作委員会

ポケットは、カード型ストレージのスロットになっている[Ⓝ㊕星呼-165]

ヘルメットのバイザーはスモークになっており、またデータを映し出すことができる[Ⓝ㊕星呼-189・217]

◇◇◇

ムーバル・スーツの形状はお世辞にも空気抵抗が小さいとは言えず、高速飛行時には特に両肩の部分で大きな空気抵抗を受ける。その対策として、高速飛行時には重力制御フィールドを広げることで空気抵抗を減らしているが、これは対魔法探知性能を損なうという欠点もあった。
この問題を解決するため、コバート・ムーバル・スーツでは、上記のような設計となった[Ⓝ㊕星呼-129]

高速飛行時は全身をすっぽり覆う形態で空気抵抗を軽減し、重力制御魔法の効果範囲をマント内部に留めることで、対魔法探知性能を高めるという設計思想になっている[Ⓝ㊕星呼-129]
またこのマントは、対魔法探知だけではなく、電磁波音波を吸収する機能も備えており、スーツの隠密性を更に向上させる[Ⓝ㊕星呼-129]

◇◇◇

デメリットもあって、マントを追加することで動きやすさが大きく阻害され、またフードのせいで視界を著しく損なってしまう。そのため、司波達也のように通常の視界に頼らず戦闘可能な魔法師にしか使用できない。

タイトルとURLをコピーしました