四葉元造【よつば・げんぞう】は、四葉家の初代当主で、司波深夜と四葉真夜の父。二代目当主である四葉英作の兄。司波達也と司波深雪の祖父であり、黒羽貢・静陽人・椎葉英嗣の伯父にあたる。故人[Ⓝ劣-8-44・265,10-139・158,13-196,16-2・189,Ⓒダ-2-48,古-1-50,四-2-108,師-6-7,㊮GB-追憶-24]。
大漢との復讐戦で戦死した(おそらく2062年秋頃)[Ⓝ劣-8-264・278・279・286,16-2,Ⓒ四-3-60,孤-3-153,管推]。なおキャラクターデザインについては、コミカライズ〈四葉継承編〉およびコミカライズ〈師族会議編〉において少しだけ描かれているが、顔つきなどははっきり見えない[Ⓒ四-3-55,Ⓒ師-2-63・64]。
魔法技能
強力でユニークな精神干渉系魔法の使い手で[Ⓝ劣-8-280,16-74]、『死神の刃』を得意とする[Ⓝ劣-8-284,Ⓝメ-9-132]。
大漢復讐戦
2062年4月、四葉真夜は大漢・崑崙方院に拉致されて“魔法師の製造実験”の被検体に使われ、身体と心に深い傷を負った[Ⓝ劣-8-264・267・268,Ⓒ四-3-54・55]。
黒羽重蔵から真夜救出の一報と状況報告を受けた元造は「どのような選択をしても責めは全て自分が負う」としたうえで、『精神構造干渉魔法』で真夜の経験記憶を全て意味記憶に作り変えるか、(あるいは何もせず)真夜の心が決定的に壊れるのを待つか、どちらかを選ぶよう四葉深夜に命令。元造も思い出を奪うことに無念と罪悪感を覚えているのだが、真夜の心が決定的に壊れてしまうことを懸念してこのような選択を深夜に突き付けた[Ⓝ劣-8-265・268∼271,Ⓒ四-3-55,管補]。いっぽうで元造は(当然のことだが)激しい怒りと悲しみを見せ[Ⓝ劣-8-268・271,管補]、「我々に向けられた蛮行を見過ごしにはできない」「我々は兵器であっても奴隷ではない、まして家畜では断じてない」「これは私怨だがそれだけではなく、魔法師を奴隷とし家畜とする愚かな『国家』に我々の意地を見せてやる」と述べ、崑崙方院および大漢政府を敵とする復讐戦を行うことを一族の当主として決定した[Ⓝ劣-8-271・273・282,Ⓒ師-2-63・64]。
四葉家による復讐は進み、(おそらく同年秋頃に)元造自身も四葉家の魔法師001・002とともに三人で崑崙方院の本部に乗り込み、「未来を奪われた娘の復讐」として研究者・魔法師・権力者らを惨殺。最終的にこの日のターゲットであった崑崙方院の総院長も殺害したが、元造も魔法演算領域のオーバーヒートにより戦死。死に際には二人の愛娘に心で詫びた[Ⓝ劣-8-279・280・283∼286,21-88,23-245,25-37,Ⓒ四-3-60,孤-3-153,管推]。備考
- 四葉家はそれほど長い伝統を持つ名家ではなく、一族としての形を持ったのは元造がリーダーとして立ってからのことである[Ⓝ劣-16-112]。
- 九島烈は元造と親しくしており、その縁で四葉深夜と四葉真夜の私的な教師をしていたことがある[Ⓝ劣-14-81,Ⓒ古-1-50]。
- 司波達也は元造について「四葉の悪名を世界に轟かせることになったあの一件の中心人物」と述べている[Ⓝ劣-14-81]。
- 元造の死因と推定される魔法演算領域のオーバーヒートは、四葉家の重臣にとって無視できないものである[Ⓝ劣-25-37]。
- 大漢復讐戦において、葉山忠教は後方参謀として元造をサポートし、潜入手段の手配や効果的な攻撃目標の選定を行った[Ⓝ劣-30-137・138]。
- 元造と共に崑崙方院本部に乗り込んだ二人が死んだところで四葉一族の死者は29人となったが、対して(おそらくこの突入前時点での)敵の死者は魔法師を含めて約3,500人だった。これについて元造は「割が合わない」「たった120倍の敵を屠った程度で釣り合いが取れるほど四葉の魔法師は安くない」と考えている[Ⓝ劣-8-282・283,管補,管推]。


