魔法技能師開発第三研究所【まほう-ぎのうし-かいはつ・だいさん-けんきゅうじょ】は、日本の国立研究機関である魔法技能師開発研究所のひとつ[Ⓝ劣-8-113,13-8]。
2032年に旧神奈川県 厚木市に設立された。2097年時点においても元の看板のまま活発に活動しており、国防軍の魔法師にノウハウの提供を行っている。研究所の運用は三矢家が十師族の仕事として、三日月家と協力して行っている[Ⓝ劣-13-8,17-6・243,21-41・189・292,22-85,メ-10-244,Ⓒ動乱-4-45,㊮GB-劣3-3-21]。
2100年時点においても稼働は続いている[Ⓝメ-5-189]。
概要・特徴
魔法師開発研究所には珍しく開放的な性格を有している[Ⓝ劣-12-353]。 三矢家の屋敷からは、地理的に少し離れている(車で10分ちょっとの距離)[Ⓝ劣-21-189]。閉鎖されずに残った5か所の魔法師開発研究所の中で、最も活発に動いている[Ⓝ劣-21-292]。
研究内容
単独で様々な状況に対応できる魔法師の開発を目的として、複数の魔法を別々の対象に作用させる多種類多重魔法制御技術(魔法の同時多重発動)の研究を推進し、マルチ・キャスト技能の向上に取り組んでいる。魔法師の強化プログラムとしては同時発動・連続発動が可能な魔法数の限界を実験し、どれだけ多様な魔法を同時に発動し制御できるか、その限界を見極め引き上げる手法を採用。多数の魔法を同時発動することができる魔法師を開発してきた(『魔法同時発動の最大化の研究』)[Ⓝ劣-12-353,13-8,17-6,21-292,メ-5-189,10-244,キ-3-92,4-118,Ⓒダブル-3-55,動乱-4-45,キ-5-71,管補]。
その研究成果(多種類多重魔法制御)は旧第十研にも共有され、『ファランクス』にも取り入れられている[Ⓝ劣-12-353,Ⓒダブル-3-55]。
このような性質上、第三研では特定分野の魔法ではなく多種多様な魔法を研究材料として取り扱っている。その研究範囲は洋の東西を問わない[Ⓝメ-10-244]。
国防軍との関係
「三枝家」の移籍
現在十師族の一角である七草家は、元々は第三研で開発されていた最終実験体のひとつ「三枝家」であった[Ⓝ劣-12-290,17-8,メ-5-189,管補]。九島烈が十師族体制を提唱するよりも前の時代に、第三研の研究成果(多種類多重魔法制御)を会得したまま旧第七研に移籍して「七草」に改姓した[Ⓝ劣-12-290・353,17-8,Ⓒダブル-3-55,管補]。
この移籍には次のような経緯がある。七草家の現当主である七草弘一の両親は、魔法資質保有者として第三研にスカウトされ「三枝」の苗字を与えられた。しかし後に生まれた弘一の魔法資質は、第三研の目指す魔法よりも旧第七研の方向性に合致していた。このため両研究所が話し合い、両親ごと旧第七研に移籍した。この移籍については弘一はもとより、両親の意志すら関与していない[㊮画集-3-147,管補]。
ところで、七宝琢磨はこの移籍について「『三』を裏切り『七』の成果(群体制御魔法)を盗み取った」「第三研と第七研の研究成果をつまみ食いしている」と批判した[Ⓝ劣-12-290,Ⓒダブル-2-117・118,管補]。
移籍当時にも似たような批判はあったようで、弘一や両親が望んだことでは無いにも拘わらず第三研の魔法師からは「裏切り者」扱いされ、旧第七研の魔法師からは「狡い」と謂れのない誹謗を受けた。特に「第三研に認められ旧第七研から求められた」弘一は同年代に激しく嫉妬され、数字を与えられなかった少年魔法師からの風当たりは強く、少女魔法師も冷淡な態度を隠さなかった。弘一が四葉真夜と婚約することとなった背景には、弘一が孤立している状況を解消しようという上の方の思惑もあった[㊮画集-3-147,管補]。
以上のような経緯から、七草家の魔法師にとってはどんな高等魔法であっても二重、三重程度の多重発動は困難の内に入らないし、マルチ・キャストの発動速度も非常に速い[Ⓝ劣-12-353,メ-5-189,Ⓒダブル-3-55,管補]。
「三」の魔法師
- 三矢元は、最大9つの魔法式を常時待機させ最大9種類の魔法を同時に行使する魔法技術 『スピードローダー』を使用している[Ⓝ劣-17-284,Ⓒ師族-3-71]。
- 三矢詩奈は、強さや温度を細かく切り替えながら同時に複数の角度から風を吹かせるというドライヤーの魔法をさりげなく使ってみせたが、裏部亜季はその絶技に呆れている[Ⓝキ-4-118]。また2099年度の九校戦では『スピードローダー』も使用してみせた[Ⓝキ-4-126]。
- 七草弘一は、四系統八種の各種魔法を一つずつ発動直前の状態で保持し、状況に応じて使用する魔法を自由に選択する魔法技術『八重唱』を使用している[Ⓝ劣-17-284,Ⓒ師族-3-71]。
- 七草香澄と七草泉美は、『乗積魔法』で『窒息乱流』を操りつつ、さらに『熱乱流』のアレンジ魔法を同時発動してみせた[Ⓝ劣-12-353,Ⓒダブル-3-54・55]。
- 七草真由美は『領域干渉』と『情報強化』の2種類の対抗魔法を高速で発動してみせた。これは七草家が第三研で手に入れた魔法技能の成果である[Ⓝメ-5-189]。
家系・キャラクター
十師族の三矢家や師補十八家の三日月家、数字落ちとなった三咲家・三宅家、および途中で旧第七研に移籍した三枝家(七草家)などは、第三研の作品である[Ⓝ劣-12-290,17-6・8,メ-1-125,10-244,Ⓒダブル-2-117・118,3-55]。- 三矢元:三矢家の現当主[Ⓝ劣-17-6]。第三研の研究成果を閲覧できる立場にあり、そのため様々な魔法の知識に通じている[Ⓝメ-10-244]。
- 三矢元治:元の長男(第2子)。三矢家の次期当主[Ⓝ劣-21-188・286,22-2]。
- 三矢元弘:元の次男(第3子)[Ⓝ劣-21-188,メ-10-242]。
- 三矢元章:元の三男(第6子)。警察省に警部として務めている[Ⓝ劣-21-188・189,メ-10-234・242]。
- 三矢詩奈:元の四女(第7子)。第一高校の2098年度生徒会長[Ⓝ劣-21-188・189,キ-1-161]。
- 弘一の父と母:第三研にスカウトされた魔法資質保有者。「三枝」の苗字を与えられた[㊮画集-3-147]。
- 七草弘一:七草家の現当主。四葉真夜の元婚約者。両親が第三研に所属したのちに生まれた[Ⓝ劣-8-286,17-8,㊮画集-3-147]。
- 七草智一:弘一の長男[Ⓝ劣-18-43]。七草家の次期当主[出典?]。
- 七草孝次郎:弘一の次男[Ⓝ劣-19-134]。
- 七草真由美:弘一の長女。第一高校の2094年度生徒会長[Ⓝ劣-1-6]。
- 七草香澄:弘一の次女。第一高校の2097年度風紀委員長[Ⓝ劣–,キ-3-88]。
- 七草泉美:弘一の三女。第一高校の2097年度生徒会長[Ⓝ劣-32-259]。
- 岬寛:進人類戦線の元リーダー。数字落ちとなった岬家(三咲家)の人間[Ⓝメ-2-2・113・226,Ⓐ劣2-13-B,㊮GB-劣2-5-5・28,管推]。







