群体制御魔法

【注意】
2024年度春アニメ
『魔法科高校の劣等生〈ダブルセブン編〉〈スティープルチェース編〉〈古都内乱編〉』
のネタバレが含まれるかもしれません。

群体制御魔法【ぐんたいせいぎょまほう】は、個々に独立した多数の(少なくとも100以上の)物体、あるいは現象を、あたかも一つの生き物の如く同時に操る魔法[Ⓝ劣-12-345,14-238]
ここでいう「群体」とは、生物学的な個体集団を指す専門用語ではなく、法則的な結び付きを持たないものの集合体を意味する[Ⓝ劣-12-345]

「群れ」の数を増やすほど、魔法力は分散し、干渉力は低下する[Ⓝ劣-12-418,管補]

対集団戦闘を念頭に置いて開発された魔法で、有事の首都防衛を兼ねた魔法師開発の研究施設として設立された旧第七研において生み出された[Ⓝ劣-12-290・345,13-8・26,14-238]

使用例

複数の『圧縮空気弾』の同時操作

七草香澄七草泉美との模擬戦で、七宝琢磨は7つの『圧縮空気弾』 エア・ブリット を群体制御で操作した。発動時の配置は正六角形の頂点とその中心で、まず中心点の弾丸を撃ち出し、直後に残り6つを射出した。七宝家嫡男である琢磨にとって、7発の空気弾を連携させて射出する程度のことは造作も無いことである[Ⓝ劣-12-345]

また2096年度九校戦では、16個の空気弾を群体制御で操っている[Ⓝ劣-SS-235]

複数の『空気の円盤』の同時操作

2096年度九校戦で、七宝琢磨は8枚の空気の円盤を群体制御で操った[Ⓝ劣-SS-235]

『ミリオン・エッジ』

七宝家の切り札である『ミリオン・エッジ』は、CADを使用せずに、硬化された百万の紙片を群体制御で操る魔法である[Ⓝ劣-12-352・385]

十三束鋼との模擬戦で、七宝琢磨は無数の紙片を複数の群れに分けたり、途中でひとつにまとめたりするなど、さまざまな操作を群体制御で行った[Ⓝ劣-12-418,管補]

『ストーン・シャワー』

2096年度九校戦で、七宝琢磨は小石を群体制御で操る『ストーン・シャワー』を使用した[Ⓝ劣-13-261,SS-237]

この魔法の発動時には、多数の石礫に魔法式コピーされていった[Ⓝ劣-SS-237]
この描写から、「多数の魔法式の複製技術」が群体制御魔法の重要な要素になっている可能性が考えられる[管推]

液体に形を与えて弾にする技術

液体に形を与えて弾にする技術は、周公瑾との戦闘時に名倉三郎が使用した、群体制御のアレンジ魔法[Ⓝ劣-14-237・240]

群体制御魔法は基本的に、弾となるものをあらかじめ用意して、それを操る術式である[Ⓝ劣-14-239]
媒体を常に持っていないといけない、また媒体が嵩張るなどの点から、名倉は「実戦的でない」と考え、群体制御をどんな時にも使えるようアレンジした。結果として、同時に制御できる対象物の数は100に満たなくなってしまった[Ⓝ劣-14-240,管補]

ドライ・ブリザード/ドライアイスの弾丸を生み出す魔法

何百というドライアイスの弾丸をただ降らせるのではなく、まとに集中する技術は、群体制御の応用である[Ⓝ劣-12-345]

※前者は『ドライ・ブリザード』(2095年度九校戦服部刑部少丞範蔵が使用した魔法)、後者は『ドライアイスの弾丸を撃ち出す魔法』(同九校戦で七草真由美が使用した魔法)を指しているものと思われる[管推]

備考

  • 七宝家は、群体制御魔法の開発に基礎理論段階から携わっていた[Ⓝ劣-12-290・345]

 

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