セブンス・プレイグ(The Seventh Plague)は、USNAの廃棄戦略軍事衛星。全長140mに達する巨大衛星で、対地攻撃ミサイルの発射台[Ⓝ㊕星呼-154・155]。
名前の意味は「第七の災い」。旧約聖書の出エジプト記に由来するもので、モーゼの祈りに答えてヤハウェがエジプトにもたらした「十の災い」の七番目、雹の災いである。聖書によれば、雷と火と雹がエジプトに降り注いだという[Ⓝ㊕星呼-154]。
廃棄を決定したものの、1基あたり60,000発の劣化ウラン弾を抱えているこの衛星の処分にはUSNAも苦慮している[Ⓝ㊕星呼-155]。
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2096年3月30日(金)19時に実施された『軌道離脱実験』の対象となった[Ⓝ㊕星呼-29]。
しかし、同時に勃発した南盾島事変の影響のためか、この衛星は地上落下の危機にあった。最終的に司波達也が『ベータ・トライデント』で無害化した[Ⓝ㊕星呼-156・200・222∼225]。
攻撃能力
半径1kmに2000発の劣化ウラン弾を撒き散らす対地ミサイル「ヘイル・オブ・ファイア」30発を内蔵している(劣化ウラン総量60t)[Ⓝ㊕星呼-154]。
当初の構想では、12基の「セブンス・プレイグ」で断続的に「ヘイル・オブ・ファイア」を撃ち込み、相手の継戦意思を奪う兵器であり、その威力は核兵器に代わるものと期待されていた[Ⓝ㊕星呼-154]。
しかし、「半径1kmに2000発」では破壊密度が低すぎるし、打ち上げのコストも掛かりすぎる。こうした判断から、1基完成しただけで配備は中止され、事実上廃棄された[Ⓝ㊕星呼-154]。
仕様
全長は140m[Ⓝ㊕星呼-155]。
ミサイルポッドは、5基で1セットとなったものが6か所に配置されている。これはフレームで強固に固定されている[全テ-202]。
太陽光パネルが取り付けられている[全テ-202]。