フォノンメーザーは、超音波の振動数を上げ、量子化して熱線とする振動系統の高等魔法[Ⓝ劣-4-148,SS-167,30-201,Ⓒ九-3-115,㊮GB-劣1-6-3・12・21,全テ-015]。殺傷力は高い[Ⓝ劣-31-201]。
北山雫や堤奏太が得意としている[Ⓝ劣-16-170,㊮GB-劣1-6-3,劣2-2-3]。概要・特徴
- 発動には高い事象干渉力が求められるものの、事象改変の内容は比較的単純で「音波の振動数を極限まで引き上げるだけ」と言って良く、そこまで珍しい魔法ではない[Ⓝ劣-31-198]。
- 高ランクの魔法師ならば障壁魔法で防ぐことができる[Ⓝ劣-16-172,Ⓒ四-2-61]。
- 照射時間が短すぎた場合には、敵の服を焦がすこともできない[Ⓝ劣-16-174,Ⓒ四-2-62]。
- 氷柱を正面から貫通するには、北山雫の『フォノンメーザー』でも一瞬というわけにはいかない[Ⓝ劣-SS-167]。
- ピンポイントの狙撃となるため、魔法の発動を察知されて回避される可能性がある[Ⓝ劣-31-201]。
具体例
北山雫
2095年度九校戦
横浜事変
2095年10月末の横浜事変では、蝗の化成体の群れを撃破しようとして使用した[Ⓝ劣-7-223,Ⓒ横-5-41,㊮GB-劣1-10-14]。
2096年度九校戦
2096年度九校戦の女子アイス・ピラーズ・ブレイク本戦決勝において、司波達也は『フォノンメーザー』の改良版を雫に提供した。2095年度版との違いは、熱線の起点が拳銃形態特化型CADの先端ではなく任意の座標に設定できる点にある[Ⓝ劣-17-47,SS-161・162・167]。
堤奏太
2096年の大晦日
また達也に向けても使用しているが、これは『分解』で無効化された[Ⓝ劣-16-172・174,Ⓒ四-2-]。
落陽丸沈没事件
2097年7月の「落陽丸」沈没事件では、奏太は沿岸警備隊の警備艇「粟国」の小型機関砲に装填されていた弾薬を引火・爆発させた。その際には拳銃形態特化型CADの先端の先30cmの空間から熱線が放たれた。[Ⓝ劣-30-200∼202]。
巳焼島事変
2097年8月の巳焼島事変では無人機3機を撃墜。『フォノンメーザー』は音波の振動数を極限まで引き上げるだけの魔法でありそれほど珍しいものではないのだが、とは言えこの魔法を実戦で運用するためにはこの「極限まで」という部分がネックとなる。たとえば(固定目標などではなく)高機動の無人機を撃ち落としたい場合には、一瞬の照射で十分な熱量を発生させる必要がある。それだけの威力を得るためには「超振動」という表現が大袈裟ではない振動数が必要であり、要求される事象干渉力もそれに見合ったものとなる。これを実際に実戦で実行してみせた奏太に対し、アレハンドロ・ミマスは脅威を覚えている[Ⓝ劣-31-197・198・200,管補]。
その後奏太はミマスをこの魔法で狙撃。ミマスの左腕の肘までの広範囲にⅢ度の火傷を負わせた。この程度で済んだのはミマスが米軍特殊部隊専用のプロテクターを着けていたうえ、スターズ正規隊員としての魔法力を以て『真空シールド』を展開していたためである[Ⓝ劣-31-205∼207,管補]。
備考
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『フォノンメーザー』の起動式はA級魔法師にしか公開されていないが、A級魔法師でなくても起動式を入手することは可能である。なお「A級魔法師にしか公開されていない」というのも厳密には正確ではなく、A級ライセンス試験の課題魔法に選ばれた場合には受験者に対して日本魔法協会を通じて事前に起動式が配布される。守秘義務は課せられるものの起動式はデータであるため、違反してリークしても事実上ばれることはない(なお実際にリークされることはほとんど無い)[Ⓝ劣-4-181,Ⓒ九-3-148,㊮GB-劣1-6-21・26]。










