オゾンサークルは、イギリスの国家公認戦略級魔法師(「使徒」)であるウィリアム・マクロードや、ドイツの「使徒」であるカーラ・シュミット、オーストラリア軍の魔法師であるジャスミン・ウィリアムズらが操る魔法[Ⓝ劣-8-8,20-98,21-2,25-252,30-101,Ⓒ南-2-7]。開発者はウィリアム・マクロード[Ⓝ劣-20-264,21-2,30-101]。
マクロードとカーラが操る戦略級魔法として有名な魔法だが、元々は分裂前の欧州連合(旧EU)で共同研究され開発が始まったオゾンホール対策魔法を原型としている。イギリスで完成した魔法式が分裂前の協定に従って旧EU諸国に公開され、このため広く知られている[Ⓝ劣-8-8,20-98,21-2,Ⓒ南-2-7]。
概要
領域内の空気を変質させる魔法で[Ⓝメ-9-191]、一定領域内の酸素をオゾンガスに変換する[Ⓝ劣-30-101]。
訓練を積んだカウンターテロ部隊でも対応できない程に素早く、また大量にオゾンを生成する。高濃度のオゾンガスに曝された者は急性中毒を起こし、麻痺・痙攣などの症状を呈する[Ⓝ劣-20-97・98,21-2,Ⓒ南-2-4・6]。
魔法の系統については明記されていないが、「酸素をオゾンに変換する」という記述や「空気を変質する」という表現から、吸収系統魔法ではないかと推測する[管推]。特徴
- 遠隔での発動が比較的容易で、応用力が高い[Ⓝ劣-21-2]。
- 地理的条件には左右されない[Ⓝ劣-24-216]。
- オゾンを発生させるだけの魔法ならそれほど難しくはないが、見えていない場所へ相対的位置情報だけを頼りに、高濃度のオゾンを対処の時間を与えないよう一気に発生させる為には強い精神集中が必要となり、術者はその間無防備になる[Ⓝ劣-20-263,Ⓒ南-3-151]。
- 『オゾンサークル』とは極論すれば広範囲の毒ガス攻撃であり、それを運搬手段の準備を要せず一人の魔法師で実行できるところに価値がある。風間玄信はこの点を踏まえ、「奇襲による反撃を受ける恐れから(政府に対して)侵攻を思い止まらせる抑止力にはなるが、兵士に対する抑止力とは恐怖を実感できるものでなければならず、(したがって)魔法師同士の戦闘を躊躇わせる効果は乏しい」「抑止力としては中途半端な威力・戦力」などと評している[Ⓝメ-7-58,管補,管推]。
使用者
ウィリアム・マクロード
ウィリアム・マクロードは、『オゾンサークル』を戦略級レベルで行使できる[Ⓝ劣-8-8,20-98,21-2,Ⓒ南-2-7]。カーラ・シュミット
カーラ・シュミットは、『オゾンサークル』を戦略級レベルで行使できる[Ⓝ劣-8-8,20-98・99,21-2,Ⓒ南-2-7]。ジャスミン・ウィリアムズ
ジャスミン・ウィリアムズはマクロードが調整を直接指導した、『オゾンサークル』に最適化された調整体魔法師。戦略級魔法の定義を満たすだけの規模の『オゾンサークル』は再現できなかったが、発動速度と確実性はマクロードを上回っている。これは机上のデータではなく、ジャスミンは何度も実戦でこの魔法を行使しており、2097年3月28日まで失敗したことは一度も無かった[Ⓝ劣-20-261・264,30-101,Ⓒ南-3-154]。なお、マクロードのレクチャーにより本人ほどの威力ではないが『オゾンサークル』を使える魔法師は多く存在しており、ジャスミンはその一人である[Ⓝ劣-21-2]。
発動履歴
1回目
日時
2097年3月24日(日)[Ⓝ劣-20-61・264]
使用者
ジャスミン・ウィリアムズ[Ⓝ劣-20-98・99,Ⓒ南-2-8]状況
沖縄本島の密閉されていない屋外にて、国防軍の捕獲部隊から逃亡するために使用[Ⓝ劣-20-92・96・97]魔法の対象
国防軍の捕獲部隊付近の空気中の酸素[管推]
使用CAD
記述無し
被害
- ジャスミン・ウィリアムズとジェームズ・J・ジョンソンを追跡していた国防軍の捕獲部隊(訓練を受けたカウンターテロ要員)が全滅。死者は居ないが全員行動不能となった[Ⓝ劣-20-96・97,Ⓒ南-1-179,2-6]
2回目
日時
2097年3月28日(木)[Ⓝ劣-20-186・263]
使用者
ジャスミン・ウィリアムズ[Ⓝ劣-20-263,Ⓒ南-3-148]状況
西果新島に対する破壊工作のために使用(西果新島テロ未遂事件)[Ⓝ劣-20-261∼265,Ⓒ南-3-148∼154]魔法の対象
西果新島の竣工記念パーティ会場内の空気中の酸素[管推]
使用CAD
携帯端末形態汎用型CAD[Ⓒ南-3-153,管推]被害
なし(司波達也の『ゲートキーパー』により発動失敗)[Ⓝ劣-20-263∼265,Ⓒ南-3-154∼157]

