鉄扇形態呪符刻印式CADは、吉田幹比古が使用している新型の古式魔法用術式補助具。金属の短冊(呪符)を金属製の骨で扇形に束ねた、呪符(古式魔法)とCAD(現代魔法)のハイブリッドとも言うべき幹比古専用の術式補助具[Ⓝ劣-9-209,15-96,19-312,SS-35,29-124,Ⓝ㊕星呼-213,㊮画集-1-157,管補]。
古式魔法の呪符と詠唱という二段構えの発動プロセスをCADにより再現するため、司波達也のアドバイスを元に幹比古がアイデアを纏め、吉田家出入りの技術者に作らせた[Ⓝ劣-9-208・209]。
古式魔法の形式に則っているが、現代魔法の起動式も格納されている[Ⓝ劣-29-128]。
なお表題の『鉄扇形態呪符刻印式CAD』という名称は、筆者が暫定的に付けたものであり正式名称ではない。作中では「鉄扇もどき(のCAD)」「鉄扇型CAD」「鉄扇型の古式魔法用CAD」「扇形/扇子形の専用デバイス/CAD/法具」などと表現されている[Ⓝ劣-9-208・214,10-114,11-178,15-106,19-312,SS-35,㊮来ADW-55,GB-劣2-2-2,管補]。
外見・仕様
薄く細長い金属の短冊を扇形の骨組みでつないでいる。この一つ一つの短冊は、呪文と呪陣を刻んだ一枚の呪符になっている。短冊と一体成形された金属の骨は、術者の想子を伝えるラインになっている。また扇の要からは刻印魔法に使用される感応性合金でできた銀色のコードが伸びており、これは袖の下で前腕部に巻いている想子信号発振ユニット(想子波発振器。感応石を中核部品とする機関部)につながっている[Ⓝ劣-9-208,SS-35,㊮画集-1-157,来ADW-55]。
魔法発動時の様子
使用時には、指先で骨の一本を押さえて想子を流す[Ⓝ劣-9-214,19-312,29-124,Ⓝ㊕星呼-213]。
格納されている魔法
最も使い易い位置である一番端の短冊(呪符)には、最も使用頻度が高い『雷童子』の術式が格納されている[Ⓝ劣-9-215・216,Ⓒ来-2-50]。
その他には『綿帽子』[Ⓝ劣-9-214,Ⓒ来-2-48]や『迦楼羅炎』[Ⓝ劣-10-114,Ⓒ来-3-111・112]、『風の刃を放つ魔法』[Ⓝ劣-15-96,Ⓒ古-3-96]、『濃い想子を含んだ濃霧を発生させる魔法』[Ⓝ劣-19-312,Ⓒ転校-134]、『風の障壁』[Ⓝ劣-29-124]、現代魔法の『被雷針』[Ⓝ劣-29-128]、『旋風を生み出す精霊魔法』[㊮画集-1-157]、『海の八岐』[Ⓝ㊕星呼-213]などの術式が格納されている。
備考
- 吉田幹比古はこの鉄扇型CADを、2095年から2096年にかけての冬頃に使い始めた[Ⓝ劣-SS-35]。
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- 2096年度九校戦のモノリス・コード本戦においては呪符から想子信号を取り出す部分がレギュレーションに引っ掛かり、使用できなかった[Ⓝ劣-SS-36]。



