遠話〈ディスタントーキング〉は、遠く離れた場所にいる相手に声を伝える魔法[Ⓝ劣-22-111,㊮GB-劣2-2-5,管補,管推]。
各術者の『遠話』
シルヴィア・マーキュリー・ファースト
シルヴィア・マーキュリー・ファーストの場合には、自分の声を
空気振動の
情報として
認識・コピーし、相手の
外耳道の中で再現する。外耳道の空気だけを振動させるので、他人の耳を気にせずメッセージを届けることができる。この
魔法には隠密性もあるらしい
[Ⓝ劣-10-96・97,22-111,Ⓒ来-3-77,動-5-68,㊮SB-星呼-17,管補,管推]。

コミカライズ〈来訪者編〉第3巻より.©2017 TSUTOMU SATO, ©2017 Majiko!/SQUARE ENIX
シルヴィアはこの魔法と『遠隔聴』の魔法を同時に運営することで『音声伝達』による通信士・管制スタッフの役割を担うことができる[Ⓝ劣-22-110・111]。

コミカライズ〈動乱の序章編〉第5巻より.ⒸTSUTOMU SATO/MEI HIGUCHI 2025
九重八雲
九重八雲は隔離空間にいる
司波達也に対して、
空気を振動させる術(発動プロセスが異なるだけで中身はシルヴィアの『遠話』と同じ)を使って声を届けている
[Ⓝ劣-14-28,Ⓒ古-1-5]。

コミカライズ〈古都内乱編〉第1巻より.ⒸTSUTOMU SATO/YUZUKI N’ 2019
陳祥山
西果新島テロ未遂事件の折、
陳祥山は遠隔地に声を届けるものと思しき
魔法を使っている(詳細は不明)
[Ⓝ劣-20-53・226・227,Ⓒ南-1-53,3-90・91,管補]。

コミカライズ〈南海騒擾編〉第1巻より.ⒸTSUTOMU SATO/NOBU AONAGI 2021
司波達也
司波達也は、シルヴィアの『遠話』を
『フラッシュ・キャスト』で再現し、相手の顔前や耳元の
空気を
振動系統魔法で揺らすことで相手に声を伝えることができる。ただし
干渉力が弱いために相手の耳の中で声を再現する程の精密なコントロールはできない。またこのとき達也は
虚空に向かって実際に声を発しているが、これは魔法で一から音声を合成するよりも実際に空気を震わせている音を複製する方が簡単だからである
[Ⓝ劣-22-289,31-87,Ⓝ㊕星呼-211,Ⓒ星呼-2-131,㊮SB-星呼-17,管補]。
2096年3月の南盾島事変において、達也はこの魔法でアンジェリーナ=クドウ=シールズに声を届けた。達也がこの魔法を使ったのは、『ヘビィ・メタル・バースト』で生じた強烈な電磁波による電波障害のせいで通信ができないため、らしい。ただし干渉力の問題で声を出す位置が定まらず、ヘルメット内部で妙に反響するような感じになった[Ⓝ㊕星呼-211・212,㊮SB-星呼-17,管補]。

コミカライズ『星を呼ぶ少女』第2巻より.Ⓒ2016 佐島勤/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/劇場版魔法科高校製作委員会,ⒸTSUTOMU SATO/Pinakes 2018
この直後に司波深雪に声を届けた際には、すぐ近くにいる吉田幹比古には声は聞こえていない[Ⓝ㊕星呼-215]。このことから達也の『遠話』は、声の発動位置を精確にコントロールすることはできないものの指向性を与えることができるか、もしくは幹比古に聞こえない程度に音量を絞ることができる等の可能性が考えられるだろう[管推]。

コミカライズ『星を呼ぶ少女』第2巻より.Ⓒ2016 佐島勤/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/劇場版魔法科高校製作委員会,ⒸTSUTOMU SATO/Pinakes 2018
2097年4月の南総収容所襲撃事件においては、相手の顔の前の空気を振動させることで『遠話』を実行している[Ⓝ劣-22-289]。
同年7月にも、USNAの原潜空母「バージニア」艦内にいるリーナに向けて同じ魔法を使用している[Ⓝ劣-31-87]。
これらの技術も『遠話』の範疇に含まれるかもしれない[管想]。
黒羽亜夜子
黒羽亜夜子は、(目の前にいる)
空澤兆佐に対して「
外耳道に直接声を届ける
魔法」を使って会話している場面がある
[Ⓝ夜闇-3-191]。この魔法についてそれ以上の詳細は説明されておらず、もしかすると
『極致拡散』のプロセス逆転などによるものかもしれないが、『遠話』との違いが良く分からないし、また「目の前にいる」ので『遠話』という表現も不適切かもしれない。しかし原理は同じかもしれないので、念のためここに記しておく
[管補]。
唐橘役
唐橘役は、
音波増幅の
『遠隔聴』により音声を取得・フィルタリングしたのち、これを隣にいる
火狩浄偉に共有している
[Ⓝキ-7-270]。これも上記の亜夜子と同様、隣にいる相手に音声を伝えることを『遠話』として良いかどうか分からないが、魔法の原理は同じかもしれないのでここに記しておく
[管補]。