魔法

酸化崩壊【さんか-ほうかい】は、固体から強制的に電子を排出し、分子間結合力を奪う魔法。

ノックス・アウトは、空気中の酸素と窒素を強制的に化合させる吸収系統魔法。窒素酸化物（NOx）を出現させる魔法。

ハンマーは、敵の存在を投影図で認識し、見えている面に対して圧力を掛ける加重系統魔法。

生体波動をサーチする知覚系古式魔法は、アメリカ先住民の間に伝わる系統外魔法。スターズの魔法師、アレクサンダー・アークトゥルスが使った魔法。物理的な距離に関係なく、情報的な距離に応じて反応に強弱が表れる。

混沌の幻影〈カオス・ファントム〉は、スターズの魔法師であるアレクサンダー・アークトゥルスが操る魔法。敵を狂気の幻影に引きずり込もうとする、系統外の古式魔法。

アストラル・ディスパージョンは、霊子情報体支持構造を『分解』する魔法。精神体をこの世界（この物質次元および情報次元）に存在できなくする魔法。パラサイト等の霊子情報体を、この世界から完全に駆逐する魔法。

突陰【つきかげ】は、研ぎ澄ませた想子の刃を、肉体の想子情報体「魄」に突き刺す無系統魔法。千葉家の裏の秘剣の一つ。攻撃を受けた「魄」は、「刺された」と錯覚する。技が成功したならば、この「錯覚」は現実に反映される。

水大蛇【みずおろち】は、水でできた「蛇」を操る魔法。「形を与えて力の方向性を強める」テクニックを用いた古式魔法であり、蛇の形を模すことで蛇の動作を再現している。

欺身暗気【ぎしんあんき】は、相手に「攻撃を受けた」という幻覚を与える幻術の一種。相手に衝撃や激痛を与える魔法。九重八雲が操る忍術の一つであり、その中でも奥義に数えられるものの一つである。

生体発火【せいたいはっか】は、生物の身体を発火させる魔法。酸素との急速な化合（酸化）による組織の破壊を引き起こす。パラサイトと化したスターズの魔法師、アレハンドロ・ミマスが得意としている。

ニュクスは、敵の精神を「闇」に閉じ込める魔法。精神サイドから敵の感覚（知覚）を遮断する認識阻害魔法。魔法的な視覚を阻害する、系統外・精神干渉系魔法。精神の知覚機能に干渉し、視覚情報と聴覚情報を遮断する幻覚フィールドを作り出す。魔法的な視力を闇で遮るもので、『精霊の眼』の機能すら阻害する。

デイモスは、媒体なしに相手に恐怖のイメージを直接叩き込む精神干渉系魔法。

イケロスは、獣の幻影で相手の精神にダメージを与える精神干渉系魔法。悪夢の牙に噛まれ心を食いちぎられたという幻覚が、相手の精神を衰弱させる。

凶眼【きょうがん】は、黒羽文弥が使用した、視線を通して相手に忌避感を懐かせる魔法。最大出力で放てば相手にパニックを起こさせ、恐慌状態の中で自殺に追い込むこともできる。

フェザー・ラッシュ（Feather Lash）は、黒羽亜夜子が敵の接近を阻む為の切り札としている攻撃魔法。敵を殺さずに無力化したい場合に使用される。意味は「羽根による鞭打ち」。

ドッペルゲンガーは、術者自身の姿を写した化成体を作り出し、五感や幻術的な攻撃力を持たせる魔法。FEHRのサブリーダーであるルイ・ルーが得意としている。

リアクティブ・アーマーは、「十神」の魔法師が操る、身体に沿って展開する個体装甲魔法。「十神家」が"旧第十研から追放され、「遠上家」となる原因となった魔法。受けた攻撃に対応して強化されていく障壁魔法で、「攻撃に反応する装甲」ということから、「リアクティブ」と名付けられた。

アイシィソーン（icy thorn）は、対象に眠りを強制する精神干渉系魔法。 『コキュートス』の威力制限版魔法で、効果的に敵を拘束することができる。

固有時間加速【こゆうじかんかそく】は、自分自身の時間を加速する能力。超能力寄りの特殊な魔法。呉内杏の異能。

ナイトロゲン・ブレスは、窒素濃度を高めることで相手を酸素欠乏症に導く収束系統魔法。

リパルジョン・ショットは、拳を覆う形で形成した斥力場を、パンチのモーションで射出する加重系統魔法。

リパルジョン・ナックルは、一方向的な斥力場で拳を包む魔法。

電光石火【でんこうせっか】は、神経細胞に関わる活動電位に干渉する人体直接干渉魔法。一色家一門の秘匿魔法。

ペルタは、十文字家の対物障壁魔法。ファランクスの亜種。同一の座標に障壁を連続構築するファランクスに対し、ペルタは異なる座標に障壁を連続構築する。多数のシールドを瞬時に並列展開することもでき、「マルチスポットシールド並列生成魔法」とも表現される。

リバース・アクセルは、運動方向とおおよそ逆方向の加速度を物体に付与する魔法。

生体液震〈オーガン・クエイク〉は、人間の肉体を構成する液体成分に直接波を作り出して全身の器官を揺さぶり、その機能を狂わせる人体直接干渉魔法。殺傷性ランクはCからB。