不老の術法【ふろう-の-じゅつほう】は、かつて顧傑が崑崙方院で開発した得意術式であり、古式魔法師グループが崑崙方院を追われる原因となった魔法[Ⓝ劣-17-195,18-2,19-2,Ⓒ師族-2-55]。死ぬまで若さを保つ秘術[Ⓝ劣-17-197,Ⓒ師族-2-56]。
2097年時点で顧傑は97歳だが、その外見が50歳程度にしか見えないのはこの魔法によるものである[Ⓝ劣-17-194,18-2]。
概要・特徴
見掛け上の不老は保証する(見掛け上の老化は止まる)が寿命を引き延ばす効果は無く、長寿を保証するものではない。ましてや不老不死に通じるものではない[Ⓝ劣-17-195・196,19-2,Ⓒ師族-2-54]。
開発の経緯と粛清
かつて大漢の首脳部は、魔法に不老長寿を求めた。これに対して崑崙方院の現代魔法師グループは不可能と回答したが、古式魔法師グループは可能であると請け合った。崑崙方院において現代魔法師グループに後れをとっていた古式魔法師グループにとって、この案件は起死回生を狙う一手であった[Ⓝ劣-17-195,Ⓒ師族-2-55,管補]。
そして最も有望な魔法を開発したのが顧傑だった。彼は2049年に自らを実験台としてこの魔法を試し、2050年には安全性検証の為に9人の弟子に同じ術式を試行。2054年には顧傑の老化が停止していることが確認され、弟子たちも老化の兆候は認められず、不老長寿の魔法は成功したと考えられた(『不老長寿実験』 )[Ⓝ劣-17-195,Ⓒ師族-2-55]。
実際のところ、この術式は老化が止まっているように見える魔法であった。そのうえ適性の無い者にこの魔法を使った場合には、若さを保つ代償は寿命だとでも言うかのように、被術者は3~6か月で突然死を迎えるという落とし穴があった[Ⓝ劣-17-195・197,Ⓒ師族-2-55,管補]。
「適性の無い魔法を使い続けた魔法師はどうなるのか」「強制的に魔法を使わせられ続けた非魔法師はどうなるのか」という問いについて、『不老の術法』は答えの一つを示した(=数か月後の突然死)[Ⓝ劣-17-195・196,Ⓒ師族-2-55,管補]。
権力者たちはこの『不老長寿実験』に血縁者を差し出し、顧傑は実験台となった彼らで『不老の術法』の不完全さを確認することとなった。結論として崑崙方院の古式魔法師グループは粛清されることとなったが、実験の失敗をいち早く知った顧傑は弟子を連れて北米へと逃れた[Ⓝ劣-17-196,Ⓒ師族-2-55]。
その後弟子たちも死んでいったことによって、この魔法に寿命を引き延ばす効果は無いことが分かった[Ⓝ劣-17-196,Ⓒ師族-2-56]。










