「ステルスダイバー」

「ステルスダイバー」は、一人乗りの紡錘形カプセル[Ⓝメ-6-138]飛行魔法によって限定的な航空能力を持たせた、降下潜入作戦用の機体[Ⓝメ-6-138・187・238・239]

USNA軍の敵地潜入ミッション用秘密兵器であり、2100年時点ではまだ秘匿されている[Ⓝメ-6-139,管補]

概要

外観・形状

  • 全長約4.5m、最大幅約1.8m、最大高さ約1.8mの、前後がすぼんでいる紡錘形[Ⓝメ-6-138・151]
  • 表面は滑らかな曲面で、(色は)全く艶の無い漆黒[Ⓝメ-6-151,管補]
  • 機体内部は完全に密閉されており、窓は無い[Ⓝメ-6-152]
  • 熱を排出するエンジンも無く、(したがって)吸気口や排気ノズルなどは無い[Ⓝメ-6-151・187,管補]
  • レーダー波を反射しやすい翼も持っておらず、(当然)主翼も尾翼も無い[Ⓝメ-6-151・187,管補]
  • 実物を目にした九島光宣は「以外にコンパクト」とコメントし、司波達也は「潜入用の機体なので小型化は理に適っている」と応じている[Ⓝメ-6-151]

能力・特徴

挙動・機動性

  • ロケット機のような性能で、挙動は人間魚雷ならぬ個人用ロケットに似ている[Ⓝメ-6-139]
  • 空中での機動性はおまけ・・・程度しか無い[Ⓝメ-6-138]

高加速離陸機能

  • 脱出用の高加速離陸機能を備えており[Ⓝメ-6-138]、その際にはミサイルというよりレールガンの弾体のような勢いで空へと翔け上がる[Ⓝメ-6-239]

ステルス性能

  • ステルス性は機体形状よりも素材に依存しているらしく[Ⓝメ-6-151]、探知されにくい材質を使っているために着陸後の隠匿も行いやすいらしい[Ⓝメ-6-187,管補,管推]
  • 流体摩擦によって圧縮された空気の発熱は生じるものの)自発的にを排出することは無いので、探知されても隕石や噴石と誤認される可能性が高い[Ⓝメ-6-151・152]

飛行魔法

  • 飛行魔法システムについて、九島光宣は「反応は悪くなさそうだが機体を振り回すには心許こころもとなく、あくまでも短時間の運用を想定しておくのが良さそう」と述べている。司波達也によれば、これはカタログどおりのスペックらしい[Ⓝメ-6-152,管補]

その他

  • 「ステルスダイバー」同士では近距離通信やデータリンクを行うことができる[Ⓝメ-6-239]

装備・設備

居室

  • 機体の内部を覗いた九島光宣は「意外と広い」と漏らし、司波達也は「人間魚雷に例えるのは適当ではない」「初期の有人ロケットの、再突入カプセルの個人用バージョンといったところ」と述べた[Ⓝメ-6-152]
  • 降下要員は腹這いに乗り込むのではなく、リクライニングの角度が大きなシートに半ば仰向けに寝るような体勢で座る仕様になっている[Ⓝメ-6-152]
  • シートの後ろには小さな貨物スペースがある[Ⓝメ-6-184]

観測機器

  • 窓はおろか光学カメラすら付いておらず、外部の観測はレーダーと磁気センサーで全て賄う[Ⓝメ-6-152]

ハッチ

  • 通常の戦闘機ならばキャノピーと呼ばれる天蓋部が開閉するようになっていて、乗員はここから乗り降りする。なおこの部分の材質は外壁と同じであり、(戦闘機のような)窓としての機能は全く無いため、キャノピーではなく「ハッチ」と呼ばれている。このハッチを閉じると、機体は密閉・・される[Ⓝメ-6-184,管補]

備考

  • 2100年、司波達也チベット潜入のためにSR-92「スプライト」に搭乗させてほしい旨をベンジャミン・カノープスに依頼。カノープスはその交換条件として、「スプライト」からの降下は「ステルスダイバー」で行い、その実戦データをUSNA軍に提供することを提示(実用実験)。達也はこれを了承した[Ⓝメ-6-138∼140・240・241]
  • 2100年8月25日、達也と九島光宣は「スプライト」のウェポンベイに積載された2機の「ステルスダイバー」にそれぞれ乗り込み、対地ミサイルと同じ要領で高高度から射出されチベットに潜入した[Ⓝメ-6-128・129・137∼140・184∼187]
  • 大亜連合軍は「スプライト」には気付いていたが、「ステルスダイバー」には気付かなかった。これは機体の性能によるものでもあるが、達也と光宣の飛行魔法の腕が良かった(探知される元になる余分な想子波を出さずに必要最小限の出力でコントロールした=魔法の行使を隠す技術)ためでもある[Ⓝメ-6-187,管補]
  • ミッションを終えて「ステルスダイバー」で脱出した達也と光宣は、USNA連邦海軍潜水空母「バージニア」によって回収された。艦内では艦長のマイケル・カーティスやクルーらからその乗り心地や着陸後の機体の隠匿方法などについて熱心な質問を受けた。特に(バージニアの)フライトデッキ要員とは「ステルスダイバー」の具体的な運用方法について細かく意見を交わした。このことから、「ステルスダイバー」は潜水空母で運用することが検討されているものと思われる[Ⓝメ-6-240,管補]
タイトルとURLをコピーしました