『誓約〈オース〉』の補足

魔法考察
コミカライズ〈横浜騒乱編〉第5巻より.Ⓒ2015 TSUTOMU SATO,Ⓒ2015 Gin Amou/SQUARE ENIX

wiki記事誓約〈オース〉のラストの補足部分の詳述です。

根拠が薄くwikiの趣旨に合わないと判断し、wikiではなくブログ記事として残しておきます。

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司波達也無意識領域の一部を使って司波深雪の周囲を常時(熟睡中も含め、掛け値無しに24時間)『精霊の眼』エレメンタル・サイトで監視している。
これについて原作6巻では「(達也は深雪を)監視するように魔法を掛けられている」と記述されている。
また7巻ラストの深雪と四葉真夜の会話の中では、「叔母様、ご懸念には及びません。兄の力は、常にわたしを守護しておりますので」「ああ、そうだったわね。貴女の方から鎖を解くことはできても、達也さんの方から誓約せいやくを破棄することはできないのですものね」というやりとりがある。
さらに19巻には「深雪に危機が迫れば(達也は)どんな深い眠りにあっても即座に覚醒する。それは百パーセント確実に作動するシステムである」旨が記述されている[Ⓝ劣-6-89,7-318,19-97,管補]

これらの記述から、「達也が常時深雪を監視しているのは『誓約』の魔法によるものではないか」という考えが自然と脳裏に浮かんだ。

まず6巻の記述から、「深雪を常時監視する魔法」が達也に掛けられていることは明らかである。

次に19巻の「百パーセント確実に作動するシステム」という記述について、「熟睡していても必ず覚醒する」など、いくら達也でもあり得ないだろうと思う。
そのうえで「システム」という表現がなされていることから、やはり達也にはそのような「システム」が仕掛けられているのだろうと思われる。
6巻の記述と紐付けて考えれば、この「システム」とは「常時監視の魔法的システム」を意味するのだろうと想像できる。

そして7巻において、深雪が「兄の守護の力」について述べ、それを受けて真夜は「達也は誓約せいやくを破棄できない」とルビ付きで返している。
このやりとりを素直に受け止めれば、「達也には深雪を守護するよう『誓約』を掛けられている」のだろうと想像できる。あるいは、達也が自分で自分に『誓約』をかけているのかもしれない。これが6巻と19巻で語られている「常時監視の魔法的システム」なのかもしれない。

根拠としてはかなり薄いのであくまでも「仮定に仮定を重ねた推測」としか言えないが、この推測が仮に正しいとすれば、その場合は『誓約オース』の解呪時に、この「守護の監視魔法の『誓約』」はあえて解呪しなかったのだろう(達也はそれだけは絶対にしないはず)。

また、19巻の会話の続きで深雪は「今すぐわたしに割いているリソースを開放してください」と言い、達也は「俺の感情的な・・・・問題でできない」と返している[Ⓝ劣-19-97・98]。そして、この周辺の表現からは「達也が深雪から『眼』を離すことは理屈的には実行できるのだが、感情的にできないだけ」と読み取れる。ここから、もしも達也の守護の監視魔法が『誓約オース』によるものだという推測が正しい場合には、その一時的解除の「鍵」は達也自身が持っているものと考えられる。
さらに、深雪が達也に「リソースを解放する」よう頼んでいることから、深雪はこの守護魔法に干渉できないのであろうことも想像がつく。これは「達也自身が自らに守護の監視魔法を強制している」ことの裏付けにもなるだろう。

最後に、7巻の真夜の「誓約せいやく」というルビ付きの言い回しについて。

ここまでの内容を踏まえてさらに深読みすると、7巻の真夜の「誓約(せいやく)」というルビ付きのセリフは、達也自ら自身に掛けた監視・守護の『誓約オース』の魔法を指すと同時に、「妹を守る」という(魔法的な意味ではなく、兄としてのちかという意味での)「誓約せいやく」も指す、というダブルミーニングになっているのかもしれない。

いつか答えが見つかるといいなぁ……

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