『メイジアン・カンパニー』3巻感想文③ 失恋〈ロスト・ラブ〉 – CASE:光井ほのか –

『続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー』3巻 感想
失恋〈ロスト・ラブ〉

あとがきで言及されていますが、今作の構成は、個人的には最高です。

賛否両論あるでしょうが、普段スポットライトがあたらないキャラクターがピックアップされるのは、いちファンとして超嬉しい。

「新秩序」のその後も気になってたし、かなり嬉しいものでした。

七宝琢磨

228P
琢磨の銀幕デビューキタ!!!
五十嵐鷹輔の後任の部活連会頭は琢磨なのか、どうなのか。
ここがずっと気になっているので、琢磨の登場は非常に嬉しいです。
(結果として、まだ判明しませんでしたが……orz)

232P
魔法師の為の弁護士事務所……
知らないうちに立派になって……

248P
借りを意識させる手管……そういうの全くこれっぽっちもできないんですよね……

250P
酉位と恋のバトル開始! いいぞもっとやれ!

小和村真紀

230P
真紀さん久々ですね。
「新秩序〈ニュー・オーダー〉」とやらの構築、きっちり進めていたんですね。

248P
「新秩序」に達也も一枚噛んでいることが判明!
たしかに、「メイジアンの職業選択の幅を広げたい」という達也の考えとは、一致する部分がかなり多そうです。

千川満

229P
正直、このキャラクターがまた登場するとは予想だにしていませんでした。

232P
事情通であることが判明しましたが、ここに来てこのキャラの性格が描写されるとも予想だにしていませんでした。

233P
それより何より、下の名前が明かされるとは完全に想像の埒外でした。

光井ほのか

243・253∼256P
長すぎる恋はきっと、だんだん変質していくものなんでしょう。
熱だけは失われていく一方で、「好き」を諦めたくない心だけは強くなるとか。
ほのかのように「私の『好き』は恋愛の『好き』じゃない」と考えてしまうとか。

少なくとも高校時代のほのかの「好き」の中に、恋愛的な「好き」という要素が一欠片も無かったかと言えば、さすがにそんなことはないと思うんですよね。「従属願望の好き」が主体であっても、そこに全く「恋愛的な好き」が付随していなかったのかと言えば、かなり怪しい。

成長とともに、「恋愛」の定義は変化していくものだと思います(定義自体曖昧ですが)。
ほのかも成長して、定義が変わっていった結果、恋愛的でない「好き」が残ったのではないだろうか、などと想像しました。

とは言え他人の心なんて分かるはずもないので、想像にすぎませんけれども。

255P
あー、うん、あるある。「何時の間にか恋じゃなくなっていた」。あるよー。

255P
「恋心に自信を無くした段階で負け」というのは、解無しでしょうね。この種の勝ち負けは自分で定義するものでしょうから。
これを拗らせると「私が負けを認めない限りは負けではない」となってしまうので、少し危険な論法なんですが、今回は「負け」と定義したので問題ないでしょう。

256・257P
なるほど。振って欲しくてウザい女を演じていたんですね。
そこへ「振ってくださいとお願いしたら」というストレート。
5年前にも3年前にも、もう振ってるんだけどなぁ……。笑
ま、モテる男の定めということで、それくらいはいいんじゃないでしょうか。

261P
ほのかや雫程度では、とうてい悪女などと呼べないのでは?

その他

235P
「肩幅の広い男の方が異性に好まれる傾向にある」ということなので、克人さんはきっとモテモテ。

239P
電子ペンを「電筆」と呼ぶの、最高すぎですね。世に広まってほしい。

246P
「『火』のエレメンツはインナーマッスルが発達し外側の筋肉が付きにくい」という特徴は、ひょろっとした体型をしている火狩浄偉を想起させますね。やっぱエレメンツなんでしょうか。
また「『光』の男性は髭や体毛が濃い」なら、ほのかパパはもじゃもじゃなのでしょうか? ほのかパパがエレメンツかどうかは不明ですが、そうだとするとちょっとイメージが変わりました(クールとかスタイリッシュなイメージだった)。

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