照陰鏡【しょういんきょう】は、黒羽家における「殺気を見る」技術の呼称[Ⓝ暗-1-150]。
陰流の開祖・愛洲移香斎は、剣に先んじる殺気の動きを心に移して敵の剣筋を呼んでいたと伝えられている。敵を倒すことより敵から逃れることを重視した忍者には、この「殺気を見る」ことに特化した技術が伝えられていた[Ⓝ暗-1-150]。
忍者の流派によって様々な呼び名がつけられているが、黒羽家が受け継いだ忍術流派では妲己の正体を暴いた太公望の「照魔鏡」にちなんで『照陰鏡』と呼ばれている[Ⓝ暗-1-150]。
使用者
黒川白羽
黒川白羽はこの技のエキスパートで、「殺気を見る」ことに掛けては黒羽家で一、二を争う[Ⓝ暗-1-150]。
銃の相手を前提とするならば対面する敵の殺気を読むだけでは不十分であり、数百m~1、2kmを隔てたスナイパーの殺気を読めなければ狙撃の餌食になってしまう。白羽はキロ単位の感知が可能であるばかりでなく、自分以外の者に向けられた殺気も捉えることができる。本物の殺意だけをピックアップすることもできる。己が心を無にして人を殺せる達人でない限り、白羽の心眼からは逃れられない[Ⓝ暗-1-150・151]。
白羽はこの技を使用する際、九字を切って意識を整える[Ⓝ暗-1-151]。
黒羽文弥
白羽ほど上手くはないが、黒羽文弥の『照陰鏡』も実用レベルには達している[Ⓝ暗-1-176・177,Ⓒ暗-2-120]。




