転【てん】は、独立魔装大隊の柳連大尉が得意とする戦法。相手の運動ベクトルを先読みし、体術と魔法の連動によりそれを誘導、増幅、あるいは反転させる魔法技術[Ⓝ劣-4-384,7-178,Ⓒ九校-5-88,㊮GB-劣1-7-15・25,管補]。
名称の由来は、この技術を端的に表した言葉、「型を転じて印と成す」から[㊮GB-劣1-7-25]。
概要・特徴
手指を使って表現する印契を武術の「型」の中に取り込んで、「型」の組み合わせで魔法を発動する技術(「型」による結印技術)を用いたもので、「敵を攻撃する」「敵の攻撃を防御する」「敵の攻撃にカウンターを繰り出す」などの動作そのものが魔法を発動する「印」となっている[Ⓝ劣-7-178,㊮GB-劣1-7-25,管補]。
魔法を高速発動することができる反面、その動作が魔法と関連付けられた「型」から少しでもずれると不発に終わってしまうというシビアさもある[㊮GB-劣1-7-25,管補]。
現象
作中では〈九校戦編〉において、無頭竜東日本総支部のジェネレーター・17号を吹き飛ばすのに用いられた。柳連に向かって高速で突進していた17号は、柳が前へ差し出した右手から逃れることが出来ず吸い寄せられるようにその掌へ頭から突っ込んで行ったところ、柳の身体に触れることなく跳ね返され地面に叩きつけられた[Ⓝ劣-4-383・384,管補]。
アニメ〈九校戦Ⅹ〉では、軸足である左脚、腰、相手を攻撃する右手と、身体が発する力が伝達・増幅される順に魔法が発動する様子が描かれている[㊮GB-劣1-7-25,管補]。
備考
- 『転』は“裏の武術”(魔法を併用する武術)である裏陰流の技であって、“表の武術”たる新陰流の極意とも言える『転』との関係は全く無いらしい[Ⓝ劣-4-384,㊮GB-劣1-7-25,全テ-73]。
- 柳連は自身の『転』について、「俺のは真似事に過ぎず、本物の『転』ならば魔法は要らん」とも述べている[Ⓝ劣-4-384,㊮全テ-73]。
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独立魔装大隊の山中幸典は〈九校戦編〉において、司波達也の『フラッシュ・キャスト』について「ウチの隊に、今の術式(音波増幅魔法)を彼以上の速度で発動できる者がおるか? 同じ系統の技術を持つ柳が、辛うじて匹敵するくらいだと思うが」と述べているが、これは上述の『「型」による結印技術』を指しているものと思われる[Ⓝ劣-4-321,管補,管推]。
ここから『「型」による結印技術』とは、魔法と関連付けられた「型」をなぞるだけで(記憶領域からの起動式の読み出しすら必要とせず)魔法式の構築を直接行う技術であると思われる。また「魔法と関連付けられた型」という表現から、(洗脳技術の応用である)『フラッシュ・キャスト』との共通点という意味で、自己暗示を利用したものである可能性も想像される[㊮GB-劣1-7-25,管想,管推]。
なお自己暗示により魔法を発動することができる例としては、〈孤立編〉において七草真由美が呪文を唱えることで魔法式を構築している場面が挙げられるだろう[Ⓝ劣-23-254]。






